Jin Nakamura log

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せつなさはまあいい…が、かなしいのはだめだ。と思っていたが、ただ最近そのせつなさも許容できる気力にさえ自信がなくなる瞬間がないでもない。四十而不惑とは論語より。その齢をとうに越えさらに何を迷っているのかと我が身を疑うが「五十 而知天命」と子曰くとも。この場合の「天命」とは「人間の力を超えた運命」ということらしい。それくらいになったら、それをわきまえろと言っている。ま、結局なるようにしかならんてことね。やはりそこに落ち着くか…。

ココロで絵を描く…(この表現が適切かどうかはわからんが)そんなタイプの作家を何人か知っている。それらはけして感情が極端にむき出しになってるというわけではない。むしろココロとカラダのバランスがうまくとれてるって感じかな。自分はどうだろうか、せつなさを受け止めながら人のチカラを越えた不思議も呑み込んで、それでカラカラ笑えるような絵を描けたら幸せだろうな。

今日、睡蓮鉢に水を張る。メダカを買いにいこう。

新緑

平年より10℃も低い地域もある県内の気温ですが、軽井沢追分油やの現在はこんな感じ。鮮やかな新緑に囲まれいます。サイト用写真の撮影の一コマ。今週はJTBの取材もあり。

仲春の句

今日などはかなり肌寒い一日でしたが、それでも仕事場のまわりは生々しい新緑に包まれてます。
というわけで季節はまさに晩春ですが投稿し忘れてた仲秋の句などを。
「すっぴんのガム噛むキミの春列車」
4月のアタマに京都から兵庫県を山陰本線で抜けて鳥取〜島根(出雲)にと初めて中国地方の日本海側を旅した時の一風景。長野から5回乗り換え、内ローカル線に2回。向かいの席に座り合わせた、たぶんジモティ女子高校生。犯罪ギリリギリな感じの(笑)観察の末つくっちゃた一句。かわいらしさと知性をあわせもって…しかもすっぴんで…って、状況を説明しょうとすればするほどなんかそんとき感じた爽やかさからどんどん遠ざかって、いやらしいオッサンっぽくなるのは何故? 
「春雨の音の届かぬ博物館」
この博物館は東博のことです。特に大きな企画展示ではなく、あえて人気の少ない常設展示の日に訪れてみました。実際にはその日は都内は春の大雪だったんですけど、静かに時間(歴史)が止まったような館内で昔人が今に残したブツをなにげに眺めていると、なんとなくこの世のさまざまな不思議を素直に受け入れい気分になるのでした。
「春光の反射かわして水のなか」
春になると毎年陶製の大きな睡蓮鉢に水を張ってヒメダカを放ちます。ヤツらの動きをみてると飽きないのだけれど光が反射して目にはさやかに見えねども…って感じです。川面でもそうですよね。キラキラ太陽光がまぶしく反射して水の中の世界が見えにくい。それをかわしてなんとなく垣間見える異世界がまたいとをかし…だったりするのです。

GW特別企画5日目

5日間もお店番をしてるってことです。ほとんど見ず知らずの人が入ってきます。ギャラリーというお店だからあたりまえです。いわゆるコミュニケーション能力はあるほうだと思うんですが、人が入ってくると、なんか自分でもおかしいほどドギマギしちゃいます。もちろん来てくれてうれしいんですけど。勇気をだして(笑)声かけたりするとけっこう皆さんアートをネタに楽しく話してくれたりして…やはりベースがあるっていいなと思ったりしてます。ギャラリーの経営など全く経験がないわけですし、作り手としての仕事も同時に抱えてるわけでしばらくは試行錯誤が続くでしょうが、いずれ答えのない世界。いつもの通りやって考えればいいじゃない…てことで皆さんあたたかく見守ってくださいね。

で、今回の特別企画は残すところあと1日です。ちょっとドギマギしてるナカムラに出合いたい方はお出かけくださいませ。

本日は油やプロジェクト本館エントランスにて「猫町珈琲店」主催の猫のレコードジャケットDJイベントが開催されとてもにぎやか。GW緊急企画も残すところあと二日。連休明けはグランドオープンの7月まで第3期工事に入りテナントの営業は一旦休止となります。なのでこの機会に是非油やを体感ください、おまちしてます!

ART PROJECT 沙庭_2

で、こんな感じです。

なかなかよい雰囲気ではないかと…。本日も雨の中ぼつぼつとみなさんお立ち寄りいただきました。気が向いたら[bodhisattva-如意]公開制作しております。Artist shopコーナーもじゅうじつ! 明日からは自家焙煎によるこだわりのカフェ猫町珈琲店もOpenです。5/6まで(11:30〜17:00)。是非おでかけくだい。

ART PROJECT 沙庭

信濃追分文化磁場◎油や[GW緊急企画]ART PROJECT 沙庭 OPENING EXHIBITION 「UNIWA」 5/1(火)〜5/6(日)open 11:30〜close 17:002012夏、軽井沢追分宿に新しい文化発信拠点としてグランドオープンをひかえた信濃追分文化磁場「油や」(旧油屋旅館)に開廊いたしますアートスペース・ART PROJECT 沙庭。今回新緑の季節、ゴールデンウィークにあわせまして特別企画・オープニングエキシビションとしてアートユニット[UNIWA](ゆにわ)をご紹介いたします。是非ご高覧くださいませ。
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[UNIWA](ゆにわ)…「ひとつのわ」2012年、ナカムラジン+玻那によって結成されたアートユニット。協同制作のほかアート性の高いアパレル系オリジナルブランドの立ち上げをめざす。
ナカムラジン◎美術家・グラフィックデザイナー。2004年より禅寺を舞台にしたアートフェス「境内アート」を手がける。2012年からは「油やプロジェクト」アートディレクターとして軽井沢の新しい文化発信拠点の創造をめざす。ART PROJECT 沙庭主宰。アートフェア東京2012参加。個人版元版画シリーズ「平成絵空事百珍」制作中。
玻那◎金沢美術工芸大学時代からのアーティストネームmogを改名。宇宙ねこシリーズの人形制作と平面作品の制作を続けながら、日々人を癒すためマッサージ師としての顔も持つ異色の作家。個展bucato cafe(神戸・2008年から毎年)、「境内アート選抜展2012」えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)etc.

アートフェア東京

アートフェア東京いよいよ明日からです。

29日は朝から搬入作業。夕方からレセプション。3/30,31,4/1の3日間が一般公開となります。是非お出かけくださいませ。僕は会場に全日おります。

今回はせっかくですのでFace Bookなどめずらしく活用してご報告してみようかなと、ちゃんとできるかな…。

では会場でお会いしましょう!