Date: 10月 24th, 2019
Cate: art, event, exhibition

なんとなく古伊万里、びみょーに古九谷。

おなじみのコピーではじまる美術家・ナカムラジンの古典でポップな面白色絵と印判陶磁器。
約2年に一度、恒例裏渋谷円山町路地裏不思議店irodoriyaさんでの個展です。

2019 11/2(土)~ 11/10(日)
OPEN/pm1時〜7時*最終日pm5時半まで。会期中休/水,木
https://ameblo.jp/irodoriyama
東京都渋谷区円山町14-11ニューライオンズ渋谷102 TEL/FAX:03-3462-2321

Date: 8月 12th, 2019
Cate: art, exhibition

偶像寓意花鳥圖譜 at GINZA

ナカムラジン展「偶像寓意花鳥図譜」
2019年8月20日(火)〜8月31日(土)日曜休廊 11:00am→6:30pm (最終日4:00pm close)
ギャラリー・オカベ 〒104-0061東京都中央区銀座4-4-5 Tel 03(3561)1740
GALLERY OKABE 4-4-5 Ginza,Chuo-ku,Tokyo Japan

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Date: 5月 5th, 2019
Cate: culture

言祝ぎ

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高校野球のお兄さんがいつまでたっても年上に見えていたのはさすがに遥か昔のこととなったが、ここ数日何か違和感があるなーと思っていたのは新天皇がすでに自分よりも年下であったことに気づいたせいかもしれない。生来の役割とはいえ、國の象徴として生きる唯一無二の存在たる宿命と覚悟はその人よりも年長になった自分にもまったくもって想像は難しい。

平成から令和への改元の騒がしさもそのうち冷めるだろうが、実は自分の中ではここ数年ささやかな〝天皇ブーム〟が続いている。

まさに初代元号「大化」以来白村江の戦いから壬申の乱を経て、飛鳥の地を舞台にした天智・天武・そして女帝持統…と続く古代史を彩る歴代天皇の真実の姿を追い求める歴史家や作家がことのほか多いことを知り、昨年秋にはとうとう彼の地「飛鳥」まで足を運んでしまった。

飛鳥…そして奈良は田舎である…が、ただの田舎ではない。屋根のない博物館とはよく言ったもので、まさに遺跡の街なのだ。つい数十年前までは石舞台の上で野良仕事の合間に昼寝くらい平気でしてただろう。季節外れの世界遺産法隆寺はおどろくほど閑散としてるし、たとえば止利仏師由来の我が国最古の鋳銅仏「飛鳥大仏」などはその由緒伝来と反比例するほどにフツーに扱われていてお姿写真も撮り放題。小さなお堂に参集した善男善女からアイドルのようにスマホを向けられてもなお平然と瞑想しておられる。とにかくのんびりとしたものだ。千年都であり続けた京都もいいが、やはり千年ほっとかれた奈良はまた格別な魅力がある…と予々思っている。

話はそれたがとにもかくにも元号は変わった。初めての日本古典由来ということで往時範とした大唐国の末裔中国では「いや元をたどれば…」的牽制があったと聞く。元号の出自を自らの文明由来とするも、そしてそれは正しいとしてもすでに当該国はその文化も制度も手放して久しい。文化とは不思議な縁で繋がるものだ。先の大戦での敗戦国ではそれが残ったし、一方戦勝国では共産主義が皇帝を一民間人たらしめた。もう何年も前に、背番号を与えられた愛新覚羅溥儀の古びた映像を観た時、そのことの正否の事情は想像できなかったがイデオロギーの残酷さのようなものだけは理解できた。

日本のエンペラーはよく歌を詠む。心浮き立つときも、また不幸な歴史や受け入れがたい現実に直面しても歌を詠んでその地に残す…ことをしているらしい。「言祝ぎ」…言(こと)によって祝ぐ(ほぐ)。 言葉には呪力があって、将来の幸福を口にすれば いつか実現するという。なんの権力(チカラ)も持たないひとが何の確証もない方法で、この國のどこかでぼくらの幸せを祈っている不思議の國ニッポン。

*写真解説(いづれも奈良県明日香村にて)/左上:石舞台古墳でボランティアで解説してくれるおばちゃんの持っていた明治〜大正期の石舞台の古写真/右上:鞍作鳥(止利仏師)作の本尊像「釈迦如来像(飛鳥大仏)」/下:聖徳太子誕生の地とされる橘寺より蘇我氏居住跡甘樫丘方面を望む明日香村風景

Date: 4月 4th, 2019
Cate: art, culture, event, exhibition, religion

右隻

 

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「仏果山海圖屏風」。制作開始から都合4年が過ぎようとしている。4月月20日、第16回「境内アート」にはギリなんとか。さすがに表装までは間に合わなかったが原画の完成は目指しています。玄照寺第二十三世住職葦澤義文氏の讃もいただきました。是非お出かけいただきご覧下さい。

 

 

 

Date: 12月 20th, 2018
Cate: culture, landscape, log, religion

大人の修学旅行

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昨日新聞の取材を受けて…しかもとても丁寧に取材していただいいて結局自分の作家歴ざっと30年分を語ることになる。ちょっとしたギャラリートークなどでざっくり紹介する機会もなくもないが、仕事場にて当時の資料などを引き出しながらお話をするなどということはまずないので懐かしくもあり恥ずかしくもあり。
歴史は大切だが、たかだか30年程度の回想など普段であればさほど意識することはまずないし、たとえ機会があっても、またその時点でもということであっても「回顧展」などというタイトルで存命中に展覧会はしたくないなと思ったりもするが、今この瞬間が大切なんだよ!と意気がってみても、過去は意識せずとも我がタナゴコロの内に自然とにじみで出て、生み出されるナニかの背景に通奏低音のようにどこかで自分の個性を支配しているのは間違いない。
この度の取材のような場合、その根拠がわかってるものについてはもちろんちゃんと説明ができるのだが、今回仏画を描き始めた経緯を説明するにあたり、「そもそもなんで15才で仏像にハマったのですか?」という質問に答えがつまってしまった。前世で作ってたんじゃないですか…とか、女の子に一目惚れすんのと一緒ですよ…とか、およそロジカルな説明とはほど遠い言い訳をしつつも、改めて問われるとやっぱりわからない。仏像好きのお爺ちゃんの影響ですとか、おウチの隣りが東大寺でしたとかいうならねえ…。
いずれにしても理由はわからないけれど自分の人生の中で欠かせないモノであることは確からしい。

というわけで(唐突だが)大人の遊学旅行行ってきた。
まずは生駒郡斑鳩町法隆寺。

Date: 11月 28th, 2018
Cate: art, exhibition

偶像寓意花鳥図譜

ナカムラジン展[偶像寓意花鳥図譜]
会期:12月5日(水)〜11日(火) *最終日は午後6時閉場  会場:銀座三越 7階 ギャラリー
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ヒトもケモノも鳥たちも、どこか見覚えのある一見古風なキャラクターたちは、時空を超えた花鳥図という新しい物語の中で奇妙な融和と邂逅を果たします。多様な表現で制作活動を続けるナカムラジンが近年取り組む偶像寓意花鳥図譜。そこに隠された寓意を読み解きながら、その独特な作品世界をお楽しみください。

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Date: 7月 18th, 2018
Cate: art, event, exhibition

N-ART2018

一応高原、浅間山麓ジモティは日中「暑い…」をチカラなく繰り返しているが、全国の酷暑地の方々には申し訳ないくらいの、せいぜいいって30℃前後、とくに寝苦しい夜もなし。ただなまじそんなだから冷房設備のないウチも少なくなし。なので僕も日々正午を過ぎると窓全開の仕事場で上半身裸体、古代エジプト人か裸の大将のようないでたちで絵筆をにぎっている今日この頃。

なぜそうまでして絵筆を走らせてるかというと、今年もやってまいりますMid OBON直前のN-ART。長野の旬のアート事情を紹介して8年目。8/4(土)は長野の真夏の祭事「びんずる祭り」のさなか恒例の“愛をもってアートを斬る”本江教授による辛口ギャラリートークも開催。引き続きオープニングパーティーもありますので、びんずる素見しながらぜひお出かけください。

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第8回 N-ART展 2018  8/3(金)〜8/14(火)ガレリア表参道

8/4(土)14:00〜ギャラリートーク/本江邦夫(美術史家・多摩美術史大学教授)

出展作家◎小山利枝子/ナカムラジン/鈴村優/池田潤/疋田義明

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Date: 3月 6th, 2018
Cate: book, log

一休その後

とりあえずNHK出版「オトナの一休さん」でさらっとアウトラインをつかんだ後、水上勉「一休」を時間をかけて読了。古い文語体の一休資料がかなり抜粋されていてなかなかに読み辛かったが、とりあえず水上氏は一休さんが大好きだけれど出来るだけその思慕の感情に流されず可能なかぎり偏らないな考察をしようとしたことはわかった。
ほとんど知らなかった中世の暗黒時代を生きた一休宗純の人となりの多少は垣間みれたけれど自分の中ではなんとも未消化なままなので安易な言葉は避けたいが、ただこんな人が部下や弟子だったらちょっとめんどくさいかなー…友だちだったらギリOKかな、師匠だったらあきれながらも面白そうだからついていくかな…てな感想が今のところ、、、と書いてみて、こういう破天荒だが逸材を活かすウツワが我が身にはまだまだ足りぬような気がしてきた。社会的共同体のような組織には長くとどまれず、多分尊敬される上司にもなれんな。

ま、それはそれとして写真中未読の日本詩人選27「一休」富士正晴。これは絶対面白い! ただし読み解ければ。

一節を引こう。
(漢詩:一休宗純/富士正晴氏による読み下し文+その解釈)

懐古

愛念愛思苦胸次  愛念愛思胸次を苦しむ
詩文忘却無一字  詩文忘却一字無し
唯有悟道無道心  唯悟道有って道心無し
今日猶愁沈生死  今日猶愁う生死に沈まんことを

エロスは胸を苦しめる
詩文は忘却 すっからかん
ロゴスあれどもパトスなし
まだまだ気になる生き死にが

一休はかなりの詩人でもあるのです。そして実は私、漢詩大好き。自分で作ってみたい!
漢詩の読み方の本は売ってるけど作り方の本はなかなか売ってないのだ〜。

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Date: 3月 4th, 2018
Cate: art, exhibition, gallery

楽しいうつわ展

今年最初の展覧会です。

3月21日(水・祝)〜27(火)日本橋高島屋7F  ギャラリー暮らしの工芸(企画・器スタジオTRY)

「楽しいうつわ展」昨年に続き2回目の開催です。もともとアート表現の一つのメディアとして古伊万里・古九谷の圖像世界に着想を得て始めた事です。「なんとなく古伊万里・ビミョーに古九谷」などという奇をてらった(でも実際そんな感じ)キャッチフレーズをつけたこともありました。何より器の表面をこれでもかってほどソレらしき圖像で埋め尽くすのに時間がかかっちゃうし、常時制作してるわけではないのでなかなかたくさんは作れないので年に1、2度の発表となりますが新作印判圖像も増やして頑張りたいと思います。

18304

Date: 2月 22nd, 2018
Cate: art

軸装

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描き表装というのがあるらしいのでやってみた。本来表具師さんの仕事になる絵の周囲の布地の部分まで描いてしまう。自由に布地をデザインできるし、その部分は実は同じ画面上なので本画上のモチーフが布地にはみ出してるような、いわゆるだまし絵のように描けるので面白い。
ということで本日は一度目の裏打ちが完了したところで軸先を選びに表具師さんちへ。相変わらず仕事がキレイ!仕事場もキレイ!!見習いたいものだ〜。