Jin Nakamura log

再び

描き始める(といってもすでにすすめていたのではあるが)。ちょっと気を抜くと絵の上がモノだらけになってデスクトップに埋没して行く始末。きちんと整理して絵の上には絵の具皿と筆以外は置かないという誓い…。鉛筆の線画だけでもいっかなーって感じだが、獅子塗り始めちゃったんでまた途方もない作業をまた繰り返すことに。でもこれを越えてかないと次ぎ(の絵)に進めない気がして…どうにも回り道がすきな性分。今回はなぜかダンボールに描いてます。

7/21(土)よりの油やグランドオープンにあわせたART PROJECT 沙庭のOPENING EXHINITIONの内容をお伝えします。

神林學「人体」◎主な展示会場:油や本館1F・ART PROJECT 沙庭

佐藤比南子「気配を包む」◎主な展示会場:油や新館1F・蝙蝠(奥の部屋)と本館東側の屋外*フェルトを使用したインスタレーションです。

いずれの展示も7/21(土)〜8/26(日)の土日のみが基本ですが夏のトップシーズンなど臨時に営業する場合がありますので、当サイトか油やプロジェクトサイト、Face Book等でご確認ください。

untitled2012,6,15

すべてが必然と受け入れる気持ちも、あるがままにと自分を許していく想いも、人としての思考停止を意味するものではないのだろうな。迷いながら成長していく自由を与えられているのなら、身の回りに漂う不可視なヒントを感じながらすべて自分で決めていけばいい。そしてたぶんうまくいく。その結果が必然なんだと。

たしか似たようなことをボブディランが言ってたな…。わざわざ本からその一行を抜きだして部屋のどこかに貼っておいたはずなのに探してみたが見当たらない。やはりヒントはいつも身のまわりにあったんだ。ふと気付いてみたり、また忘れてしまったり…。何年も後にこうしてまたあらためて腑に落ちてみたり。いったい何をやっているのやら…。

願いと祈りのちがいがまだまだあいまいな自分にはかなり負荷のかかる宿題となるが、ま、それもいたしかたなし。

カラダに力がみなぎってるときはなかなかこうした想いにとどきにくいのかも。たとえば適当に不自由があったり、イタミを抱えていたりい、枯れていったりするのも悪くはないのかな…などと。

そういえば親鸞なども「南無阿弥陀仏」が真に正しい言葉なのか最後までわからなかったんじゃないだろうか。それでも信じ抜く覚悟のようなものは感じる。ただそうでないものにとって結局言葉やアイテムにたよるのはリスクがありそうだ(でも仏画は描くけどね)。だからやはり自分のココロに誠実に寄り添うってことなのねー。

美場テラソ2012前期

アーティストワークショップ美場テラソ今年度前期は以下のようにスケジュール決定いたしました。またまた2012年も答えのないアートな世界楽しんじゃいましょ!
7/28(土)抽象画に挑戦…(講師:小山利枝子/洋画家)
デカルコマニー、ドリッピング、スクラッチなど誰にでも容易に出来る様々な技法で、絵の具が偶然創りだす美しい効果を味わいながら、点・線・色面といった基本の造形要素を意識して自由に抽象画を描いてみましょう。
花をモチーフにしたアクリル画を主に制作。1955長野市生まれ。1979東京芸術大学美術学部絵画科(油画)卒業。2004文化庁買い上げ優秀美術作品。2006文化庁海外研修制度でオランダ滞在。個展グループ展多数。高樹のぶ子、浅田次郎。等の表紙絵・装画多数、長野県民文化会館運営協議会委員、長野県信濃美術館協議会委員
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9/15(土)リトグラフ講座…(講師:梅田明雄/梅田版画工房摺り師)
水と油の反発を利用して刷るリトグラフ。版画の技法の中では、ちょっと難しい技法ですが、今回はアルミ板を使って、シンプルな方法で、その原理を学びながらリトグラフを楽しんじゃいましょう。
高校時代にドーミエの展覧会でリトグラフに出合う。名古屋芸大在学中に東谷武美氏からリトグラフを学ぶ。卒業後世界的に見ても稀な大画面を刷ることができるプレス機を 備えた千曲市の森工房で経験積んだ後、独立して現在に至る。
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10/27(土)帽子をつくってみよう…(講師:木島道子/帽子作家)
帽子にもいろいろな種類がありますが、今回は比較的手軽に作ることが出来るベレー帽にチャレンジ。ミシンの経験がある方にはベレー帽をベースに下キャスケット作ることが出来ます。
オートクチュールの帽子技術を学んだあと、帽子ブランド coeur をスタートする。現在は coeur femme,coeur parfait でレディースの帽子をデザイン、制作している。(株)ジュイエ代表
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11/3(土)紙に油絵!?…(講師:いいじまようこ/画家)
美術の教科書でも見た人もいるかも?
高橋由一の「鮭」は紙に油絵具で描かれています。
小さなパネルに水張りした紙に、油絵を描いてみませんか?
東京都渋谷区生まれ。東京芸術大学 美術学部油画科卒業。東京芸術大学大学院 美術研究科絵画科専攻(技法材料研究室)修了。卒業後、デザイン事務所U-BOATにてパンフレット・ポスターのデザイン、イラストを手がける。2001年よりART活動を再開。

サイト公開

油やプロジェクトサイトが本日公開されました!

aburaya-project.comです。

コンテンツはまだ暫定的な部分ありますが、とりあえず動き出してみよう…というところ。以後CMS(ブログ機能)設置の作業に入るとのことなので更新は若干お待ちを。

ところで妖精ををみたことありますか?…思わぬ展開からそんな本、手にとっちゃった…。

おそらく1週間以内くらいにサイトオープンの兆し。出来るところからですけどね。おかげさまで本館・新館ともすべてのスペースにテナントさん入っていただくことになりました。いずれも信濃追分文化磁場にふさわしいソフトばかりです。お楽しみに!

1236℃

下が目標温度。上が現在温度。そしてあんなこともしてるんですけどこんなこともしてるんです。というわけで15時間かけてマグカップなど焼成中。で、1236℃前後といえば地球上ではマグマの温度くらいか…ちなみに先日話題になった太陽の表面温度は6000℃だそうな、あったけー。

skytree

こんな仕事もしてたりして。THE SKY TREE SHOP公式商品・信州諏訪の地酒「真澄」の純米酒です。

蔵元からサンプルもらったんだけどもったいなくて呑めない…当然地元では買えないのでこんど押上まで行って買ってこようかな。

谷中猫門

ちょっと前の写真ですが…。2006年に制作した谷中・FURONEKO Art House の猫門はこの6年で適度に熟成し、木香薔薇もいい感じにからまって馴染んでおります。左が現在(裏からみた図)右が2006年完成直後。ちなみにオーナ風呂猫さんは7/21グランドオープン油やプロジェクトにも参画されており、猫町珈琲店とギャラリー猫町・軽井沢をテナントとして出店いたします。

晩春の句

「少年の花びら集めてなんとする」
たぶん4〜5年前に目撃した光景。少年は中学生で2人仲良く。桜通りの道ばたで大量に舞い落ちた桜の花びらをただただひたすら集めていました。車で通りすがりの5秒くらいの風景だったので、通り過ぎた後目撃した風景と少年たちの秘め事ストーリーを勝手に妄想してしまいました。おネエキャラの二人の少年たちが瞳をキラキラさせながら、「アハハハ…」なんていいながら、花びらにうずもれてみたり、かけあってみたり…なんて。ゴメンネ少年たち…。
「春野ゆく名もなき花などないものを」
大学時代につきあってた女の子が花の名前と星座の名前をとてもよく知っていて、なんかそういうのっていいなーと思っていたのです。自分はどちらかというと花と言えばたとえばヒマワリとチューリップ、星座ならせいぜいオリオン座…なんて類いだったので。でもそれってちょっとさびしいものですよね。フォーク・クルセダーズの名曲「戦争は知らない」の出だしが「♪野に咲く花の名前は知らない、だけど野に咲く花が好き…」で、けっこう好きだったけど、ホントにすきなモノ(ヒトでも)の名前はちゃんと知ってるよねってこの曲を聴くたびに思ったりもしました。
「バス停にナマ足4本春うらら」
これも車での通りすがりの風景。この時は2秒かな、桜舞散るバス停にて一瞬目に入ったミニスカの二人の女の子(なのでナマ足は4本)、春だな〜と思ったわけですよ。ゆるされるでしょ、オッチャンのこのくらいの視線。