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境内アート2012

当サイトでの告知を正式にしてなかったですが、12/1より境内アート2012(4月21日/sat・22日/sun◎長野県小布施町)の募集が開始されています。今回も先着順となっておりますので早めのお申し込みを!今回は昨年好評だった境内剣道場を壁面を活用できるかたちで16ブースご用意いたします。平面作品を壁面展示されたい方などぜひご利用ください。禅寺境内で当初20名のアーティストで始めたフェアも会を重ねて9回目、現在毎年150名近い作家のみなさまのご参加をいただいております。来春4月、北信濃桜満開の頃、どのようなアーティスト・作品に出合えるか今から楽しみです。もちろん今回も来場者・作家の皆さんの投票による「境内アート選抜展」(おぶせミュージアム)も開催いたします。お楽しみに!*ステージパフォーマンスやおいしいお食事やカフェなどでのご参加も大歓迎です。*まちとしょテラソ企画「一箱古本市」+参道での骨董市も同時開催。

2曲

iTunes Storeをうろうろしてたら結局この2曲にたどりついた。「ひとつだけ 」(矢野顕子+Guest Artist: 忌野清志郎)+「中央線」 (矢野顕子+Guest Artist: 小田和正)どちらも最初から探していた曲ではなかったがなつかしくなってつい…。そういえば清志郎氏がまだおかっぱだったころ初期のRCサクセションの名曲「ぼくの好きな先生」は学校のなかで浮いてる“僕と美術の先生”のことを歌ったもので、歌詞のとおりの世界がリアルに自分のまわりにもあって好きな歌の1つだった。当時だいたい学校という閉じた社会で問題を起こすのは美術か体育の先生だったような。美術はエロ系、体育は暴力系?…といった具合で。どちらも度を越すと問題有りだが昔はそんなエッチっぽい先生とかコワ〜イ筋ものの先生とか必ずいて、ま、生徒にしてみれば多少迷惑な部分もあるのだがそうした胡散臭さも含めて妙な魅力を醸し出す人間的な先生に興味津々であったりしたものだ。

中央線」の歌詞のような女の子とつきあったりしたら大変だろうなとも思いつつ、こちらも問題先生同様ついつい地雷踏んじゃうというかそういう危なっかしいものに手を出したくなる愚かな衝動はわからなくもない…ていうかよくわかる。歌を聴きながら80年代に撮られた映画「時代屋の女房」を思い出した。ある日古道具屋にネコが居着くみたいに住みついた不思議な女性と亭主の恋物語。店の売り物だった「涙壷」を20代半ばの夏目雅子が自分の左目におしあててみるシーンは印象的で美しかった。アイドルとか女性の写真集というものを買うことはまずないが彼女の写真集を見つけたときつい目がくらんでうっかり購入してしまった。その数年後に彼女は急逝する。まったくこの世に永遠などというものはないことを思い知るわけだ。

この後は珍しくもなし冬景色

昨日からの湿った空気は気づかないまま未明から雪にかわっていたようで…。すっかり畑仕舞いがすんで整地されたレタス畑が白くおおわれ、これからはこんな風景も珍しくもなくなる。

starting line

下地+下絵がやっとできた。ここまではまずまずなんだが問題はこれからだな…。生来のイイ加減さを悔い改める時がきたということになるか、はたまた結局「こんなんでイイんじゃね…」ってなっちゃうか、やってみなくちゃわからない。いずれにしてもあまり萎縮せず描いてみたいけど。さて、来年出展が決まっている「アートフェア東京」(2011,3/29:内覧会、30〜4/1:一般公開)事務局よりの関係書類一式がギャラリーから届く。本来の制作とは別にこの年末年始あたりにクリアしなければならない諸々の事務的処理も同時進行で続きそうだ。今日は1日中霧の底のような天候で朝からまったく気温が上がらなかった。霧の風景もたまには幻想的でいいけど、さすがに終日だと少々気も滅入る。でもがんばってダルマさんみたに着膨れしてお散歩はしたけど。

下地

[bodhisattva-如意]のパネル下地+背景色のシルクスクリーン工程に立ち会う(制作:モアブ・エディション)。背景に関しては筆あとのない均質な面をつくりたくて今回の依頼となった。6回ほど塗り重ねてもらってるが、パネルの木質感が思ったより白地の裏側に感じ取られ想像したような無機質感には至らなかったが、それはそれで面白みはあるので良しとする。無機質感への挑戦は次回への持ち越し課題となる。何事もアタマで考えてるようには進まないものだ。

books+exhibition

Eテレテキスト「仏像拝観手引き」…東京藝大の文化財保存学(同大学院保存修復彫刻研究室)の一木造り・寄せ木造り・脱活乾漆像の模刻制作過程が写真解説されてるの発見、即買。国立のしかも一応我が国芸術教育の最高学府の研究機関なのだからあたりまえのことかもだが、その恵まれすぎた研究・制作環境は羨ましい限り。国宝級の仏にさわったりできる特権とか与えられてるのだろうか…いいな。さて師をもたぬアウトローな造り手としては定朝以来の正当系譜をめざすか、下野遊行の円空・木喰的スタイルを探るか…ま、たぶんそのどちらでもないんだろうが最終的にはなんとか仏師としての仕事を残したいところ。

アミダサマ」沼田まほかる・著…初めて読む作家。タイトルにチトひっかかったてのもある。著者の主婦・僧侶を経てってplofileにも興味有り。一応カテゴリーはホラー・サスペンスということらしい。

明日から先日本焼き焼成した酒器の上絵付け作業に入る。

「第8回 クロッキー展」参加・ギャラリー 悠玄(東京・銀座)12/5(月)~ 12/10(土)11:00~19:00(最終日17:00まで)◎「クリスマスポケットアート展」参加・えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)12月7日(水)~12月17日(土)◎「ART POTLUCK 2011/クリスマスギフト展」参加・元麻布ギャラリー佐久平(長野・佐久)12/8(木)~ 12/23(金)11:00~19:00(最終日・クロージングパーティー17:00〜)◎「アヴァンギャルドクロッキー展」参加・えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)12月20日(火)~12月26日(月)…ってダイジョブか?…

細胞膜

2週間近くたったのでそろそろインフルエンザの抗体ができあがる頃か。こうして僕らは故意にせよ、またカラダの自然な仕組みせよ、外的圧力から我が身を守るため、より強固な免疫抗体を自らの細胞膜のなかにつくっては自分の世界を完結にしてその中で豊かに、楽になろうとする。自分と外界を分けるこの細胞膜があるかぎり…だからそれは生物としての生存条件なのだけれど…本当の安心にはたどりつけないというのか。Buddhaのいうところの「一切皆苦」…生きていること自体が苦しい…とはそう言うかとかとも思うけど、「膜」の中に閉じこもって悦に入ってる幸福感を個性というか?とも思うけど。でもそれじゃそもそも生きてられないじゃん!てことになっちゃうし、その前にまずはこの課題山積の冬場にインフルエンザにかかるのは困るし…。ま、とにかくこうして“生物”としての自分に気づくときあらためて生きるってタイヘンなことしてるのね…て思わなくもない。「仏教が好き」(河合隼雄×中沢新一)は自分にとってバイブル(仏教だからお経か?)になりそうな1冊。
昨日の雪はいつのまにか冷たい雨にかわって降りつづけている。
いいうたみつけた…ハスキーボイスって好きね。レゲエのリズムも好き!

寒波

師走に入っていきなりこの冬一番の寒波ですね。夕方の国道18号追分付近の気温は零下(−1℃)。なんとか印判と下絵付けを3日で終了し夜から本焼き開始。15時間かけて焼成します。