Jin Nakamura log

Posts in the music category

HAPPY

最初の一文は成長期の子どもでもなければまあ普通に納得できるだろうが、二文節目がスゴイな。智慧も無く学びも無いまま生き抜くにはこの世は過酷すぎる。しかもそれが永遠となればなお。“幸せ”についてはぼんやりと理解した…確かにそんな気はする。「行為が実を結ぶかどうかは、自分ではどうなるものではなく、生きているうちにわかるとも限らない…正しいと信じることを行いなさい」…希望は願い通りにならないことはよく知っているが、それでもすでに正しい方向に導かれていることも感じている。そしてやはりkeep on!

このこの声せつないねぇ。

♪どうせいつか終わる旅を僕といっしょに歌おう♪

catchphrase

「愛と怒りの仏…愛染明王」。なかなかこんなふうにキャッチフレーズもってる仏さんていらっしゃらないんじゃないでしょうかね。度を超えて愛しすぎると怒りをかうのか…ちゃんと愛さないと怒られるのか…。いずれにしてもこの“怒り”の方向ってのはよくわかんないけどヒトの世の常…愛の裏返しの憎悪みたいな生々しいもんじゃないんでしょね。明王系なので憤怒の形相は定番だけど、この尊格そんな恐ろしげな表情にもかかわらず衆人愛敬を旨とし「愛欲を清らかな菩提心に浄化する」利益ありと。六臂のうち第二手には弓矢を持ってますから、なんかキューピッドに見えなくもない。また第三手左手のみはあえて空拳。その他の手にはすべて何かしらの法具を所持してるのにひとつだけあいてる。できればその手でコツンとやられるよりは優しくナデナデしてもらいたいものですな。ま、せいぜいおこられないようにしときましょ。

+

さてキャッチフレーズといえば昭和あたりのアイドルのソレ。こんなところで取り上げるまでもなく検索すりゃ山ほど出てくんですが、ちょっとだけツッコミがいがありそうなの紹介。

「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」以前TVで、いまだに誰のものでもりません…てつっこまれてて笑えた(失礼ですね)/ちあきなおみ「苗字がなくて名前がふたつ」そんなんでいいの?同じく、ちあきなおみ「魅惑のハスキーボイン」ボイン…て…、なんかなつかしー響きだな…/ピーター「アポロが月から連れてきた少年」宇宙人だったのね/南沙織「南の島からきたシンシア」これは有名/吉田拓郎「荒れ果てた荒野に、太いホースで水をまく」たくろうさんのもあったんだ…ナニ育てようとしてんですかね、ちなみに太いと圧力弱いからお水ドボドボ…/若林加奈「45%妖精」だれか知らんけど、残りの55%はナニ?/ザ・ブルーハーツ「俺たちを縛りつけて一人ぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します」これはキャッチというよりメッセージね/小柳ルミ子「みんなの恋人」フツーすぎ/アグネス・チャン「香港から来た真珠」そういえばそんなんだったような。で、最近ハマってた天地真理さんは言わずと知れた「白雪姫」ですよ。

+

ところで件のアマチさん、だいぶヘビロテで聴き込んできましたがやっぱ歌うまいよこの人。中ボーの頃は「けっ!歌謡曲なって聴いてられませんよ…」てスタンスでもっぱら洋楽・プログレ系に表向き親しんでおりましたのでね、カワイイおネエさんだなとは思いつつちゃんと聴いたことはありませんでしたが、改めて聴き込んでみるとこのファルセットは素敵です。なんかいっさいトゲがないというかさ、ふんわか?

もちろん(て言っていいかわかんないけど)歌謡曲だから歌詞になんてほとんど意味ないのよ。でも聴かせちゃうパーソナリティーはすごいな。そういう意味じゃスキャットもプログレも中ボーには意味不明の洋楽も所詮いっしょだったのかもね。ただ同時に聴いてたフォークソング(拓郎さんとか)はメロディーがシンプルだっただけに言葉の意味も少しだけ噛み締めながら聴いてたかも。

何れにしてもホンの一瞬だけカミに愛されちゃってる感ありのアイドルってなんかすごいな、だからツキモノが落ちたときマイクおいてフツーの女の子とかオバサンになるわけよ。平安時代あたりの「今様」の歌い女あたりからそのへんて変わってないんだろうな。

夕景二題

遠く八ヶ岳に落ち行く夕日をじっと見ていてい気がつたんだけど、右目と左目で眩しさがちがう。瞳(瞳孔)の開閉機能が左右で差があるってことなんだろな。青空に浮かぶぶれた三日月を横切る飛行機雲は線路のように二重に見えるし(乱視です)ア〜やだやだ…。

そんな加齢に伴うネガティブ感情はさておき、きれいな夕景を眺めているとつい思い出す歌詞「明るい朝の光より 夕焼け雲の色が好き…」ユーツベで四角さんの「春の風が吹い てたら」みっけたので。こちらはいい感じで加齢されているようですね。ついでにこっちもめっちゃ古いけど天地真理のファルセットバーッジョンもなかなかイイ感じ。画像ないけどリンクだけ。

夕景といったらもひとつ。拓郎さんつながりで「落陽」でしょうか。こちらはどこで覚えてきたもんだか現在我が家の小僧3号19才がなぜかハマってます。もちろんオヤジもだいすき!

施しモノ

最近いろんなホドコシモノをいただく…ていうか、いただいていたことに気づく。それはホントにモノである場合もあるし、示唆のようなものである場合もあるし、そもそもヒトからもらってんのどうかさえもわからないようなモノまで(アリガタゃ〜)。

今回いただいたのはあきらかにブツ、だがもらった相手「北上古盤堂」店主F氏はすでに油や回廊内最奥座敷に十分すぎるほど馴染み、夜な夜な仕事と称しレアモノレコードプレーヤーでドーナツ盤に針を落とし、人ケのない本館奥からくぐもった懐かしい音を響かせ、そんなわけで醸す風情はなにやら怪しく、ま、いってみればどことなく妖怪?…ぽい(ゴメンナサイ)ので、あまりヒトからもらったような気がしなんだけど…。(ちょっとフォローしときますと油や回廊に巣くい参集する輩はたぶん本人が気づくと気づくまいと皆さんそんなです…って自分も入ってっかなーもしかして…)

で、もらったブツはSANTANA・Amigosのusedレコード。もちろんジャケットデザインは横尾忠則。ちなみに元音楽雑誌編集プロデューサーの古盤堂さん、床抜けんじゃないかなってくらい尋常じゃない収蔵群です。で早くも中高年の人気スポットよ。

BADLANDS

リトグラフレクチャーの折り、梅田版画工房に流れてたCD、BRUCE SPRINGSTEEN。ジンさんこんなの好きじゃない?ってなんでわかった?実はこのアーティストのメロディだけ覚えている、ある曲の曲名をずっと探していたんだ。GREATEST HITSを2度聴いて見つけた「BADLANDS」。

僕こうみえて3年間の教育公務員経験有り。学校ってもう少しクリエイティブな場所かなって少しだけ期待感もって臨んだんだけどやっぱムリだったな。残念ながらあの社会は管理と統率がないとなかなか前に進んでいかないんだよ。異常だけど600人の生徒の美術のセンセイだったころ毎朝この曲「BADLANDS」を車のCDで聴きながら気合いをいれて学校に通ってた。

USロックはあまり聴かない…がこの曲はけっこう好き。この戦闘モードにスイッチが入る感じが「今日も1日クソガキどもを相手にするぞ!」って気持ちを奮い立たせるために当時の自分には必要だったんだ。いまは懐かしさと軽い高揚感で聴けるけど。

そういえばこのアーティストの母国はいつもいつでもどこかでだれかと戦ってるな。自由と正義の名の下に…そしてアイム No.1。「BADLANDS」はやはり母国のことだろうか。「BORN IN THE U.S.A」もそんな気配。いずれにしてもこの大国の乾いた風の感じ、前世が異邦人の僕にもやはり理解しがたいものがあるんだなきっと。我が国はとにかくしっとりしてるのですよ。

しかしライブのBADLANDSはやっぱええねェ。

僕の右手

その時にしかうたえない感性ってあるなぁ…うまさじゃなくて。

LINDA

リンダリンダ/GIBIER du MARIがYouTubeにあったので埋め込み。オドリがちょっとオモシロイ…

見逃してたけど「リンダリンダリンダ」借りてこよっかなー たしか韓国の女の子が主役なんだよね。

2曲

iTunes Storeをうろうろしてたら結局この2曲にたどりついた。「ひとつだけ 」(矢野顕子+Guest Artist: 忌野清志郎)+「中央線」 (矢野顕子+Guest Artist: 小田和正)どちらも最初から探していた曲ではなかったがなつかしくなってつい…。そういえば清志郎氏がまだおかっぱだったころ初期のRCサクセションの名曲「ぼくの好きな先生」は学校のなかで浮いてる“僕と美術の先生”のことを歌ったもので、歌詞のとおりの世界がリアルに自分のまわりにもあって好きな歌の1つだった。当時だいたい学校という閉じた社会で問題を起こすのは美術か体育の先生だったような。美術はエロ系、体育は暴力系?…といった具合で。どちらも度を越すと問題有りだが昔はそんなエッチっぽい先生とかコワ〜イ筋ものの先生とか必ずいて、ま、生徒にしてみれば多少迷惑な部分もあるのだがそうした胡散臭さも含めて妙な魅力を醸し出す人間的な先生に興味津々であったりしたものだ。

中央線」の歌詞のような女の子とつきあったりしたら大変だろうなとも思いつつ、こちらも問題先生同様ついつい地雷踏んじゃうというかそういう危なっかしいものに手を出したくなる愚かな衝動はわからなくもない…ていうかよくわかる。歌を聴きながら80年代に撮られた映画「時代屋の女房」を思い出した。ある日古道具屋にネコが居着くみたいに住みついた不思議な女性と亭主の恋物語。店の売り物だった「涙壷」を20代半ばの夏目雅子が自分の左目におしあててみるシーンは印象的で美しかった。アイドルとか女性の写真集というものを買うことはまずないが彼女の写真集を見つけたときつい目がくらんでうっかり購入してしまった。その数年後に彼女は急逝する。まったくこの世に永遠などというものはないことを思い知るわけだ。

Fight!

前から気になってたんだけどYouTubeの動画アップするの、やりかた教えてもらったんでやってみる。昨日からの引き続き“哀しみの戦い”つながりで…こんな曲。iPodに入れたいけどiTunes storeでは短い編集版しかないし、CDになったりしてるのかな…。

西国紀行_5

西の旅報告もそろそろ終わりに近づいてまいりました。さて京都ではフランスで活動してる友人のジャズグループ“ky”の仲野麻紀+Yann pittardに会いに。彼らが招聘されている京都精華大学でおこなわれるレクチャー講義に潜入。この大学はたしか日本で初めて「マンガ学部」が設置されたことで知られてるんじゃないかな。30年ぶりくらいに叡山電鉄(森見の小説によく登場する)に乗って精華大学前駅で降りるとそこはもう大学構内。久しぶりに大学というプチ治外法権な雰囲気を感じつつ怪しげなオッサン2名と同い年だけどオネエさま1名はさっそく腹ごしらえのため前途ある若者たちに交じって学食へ直行し1杯200円也の素カレーをかっ込んで午後一のレクチャー会場へ急ぐ。この度のメイン講師はMoussa Hema。アフリカ、マリのバラフォン奏者である。見た目と構造はいわゆる木琴であるが反響部分に瓢箪が使われていて、さらにその中にクモに巣を作らせ音をあえて濁らせていて興味深い。レクチャー後に構内で場所を移してkyメンバーらとミニコンサートを開いてくれた。やはり打楽器はココロ躍る。短い時間だったが素敵な演奏をありがとう!帰り際に購入したMoussa HemaのCDにサインをお願いしたのだがフランス語圏のひとには英語のアルファベット発音がほとんど通じず苦労した。JINは酒の名前だと言えばよかったか…。