晩春の句
- By jin
- In culture
- With 2 Comments
- Tagged with 俳句
- On 25 5月 | '2012
「少年の花びら集めてなんとする」
たぶん4〜5年前に目撃した光景。少年は中学生で2人仲良く。桜通りの道ばたで大量に舞い落ちた桜の花びらをただただひたすら集めていました。車で通りすがりの5秒くらいの風景だったので、通り過ぎた後目撃した風景と少年たちの秘め事ストーリーを勝手に妄想してしまいました。おネエキャラの二人の少年たちが瞳をキラキラさせながら、「アハハハ…」なんていいながら、花びらにうずもれてみたり、かけあってみたり…なんて。ゴメンネ少年たち…。
「春野ゆく名もなき花などないものを」
大学時代につきあってた女の子が花の名前と星座の名前をとてもよく知っていて、なんかそういうのっていいなーと思っていたのです。自分はどちらかというと花と言えばたとえばヒマワリとチューリップ、星座ならせいぜいオリオン座…なんて類いだったので。でもそれってちょっとさびしいものですよね。フォーク・クルセダーズの名曲「戦争は知らない」の出だしが「♪野に咲く花の名前は知らない、だけど野に咲く花が好き…」で、けっこう好きだったけど、ホントにすきなモノ(ヒトでも)の名前はちゃんと知ってるよねってこの曲を聴くたびに思ったりもしました。
「バス停にナマ足4本春うらら」
これも車での通りすがりの風景。この時は2秒かな、桜舞散るバス停にて一瞬目に入ったミニスカの二人の女の子(なのでナマ足は4本)、春だな〜と思ったわけですよ。ゆるされるでしょ、オッチャンのこのくらいの視線。
hidekikondo
2012年5月30日 at 10:36 PM |
通りすがる一瞬だからから広がる景色ってありますよね。
にわか雨 透けるブラウス ペダルこぎ
jin
2012年6月6日 at 11:49 PM |
そこはかとなくせくしぃな感じ、いいと思います!