Jin Nakamura log

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Je pense, donc je suis

描きかけの絵をなんとなく眺めてたら…吾想う故に、吾あり…なんでそんな言葉が浮かんできたんだろ。

目の前に起こりうることはすべて幻であったとしてもそれを想う自分だけは真実、そこに存在する…「そりゃいますよワタシはココに。アナタはいるのですか?ソコに。ホントに??…いやマジで???」みたいなことでしょ。こんなことまじめに考えるのってピンクのカラスが存在しないことを証明しようとする行為ほどにアホらしい…ような気がするのだが何故唐突に浮かんできたのだ? “でかると”ってだれよ。

自分の描いた(ている)目前の絵が幻かどうかはとりあえず保留にするとして、描いている絵を眺めていると絵がこうなりたい…って言うとか、木を彫っているとココを彫って…って言ってくるとか、そういう瞬間て確かにあるにはあるが、それもそれを表現できる技術があってこそと言えやしないか。芸事だからね、啓示を受けるのよいけれど研鑽も積みなさいってことですよ。

ちなみに言われた通りにできなくて、なんでこんなんなっちゃたの〜てなこともアリなんだな〜。だからこそずっと他のことなにもしないで描いてたいんだけど、あんなこともやっちゃってるし、こんなことも始めちゃったし、あー肩痛てぇし…って言い訳してる自分だけはやはり…真実。

*明日からお盆期間中特別企画でこの絵、沙庭にもってって公開制作ーって今のところ思いつきです。やるかもしれないけどやらないかもしれない、けどちょっとはその気…かも…ってどっちなんだい!。

予告

ART PROJECT SANIWA EXHIBITION vol.3
吉村正美×たかはしびわ展 
9/1(土)〜9/30(日)
今回はこんなセレクトです。いかが?
こんな絵、部屋にあったらぜったい楽しいと思います!

高地回遊

八幡屋ファームに行く前に。友人の映像作家・MACHIDA氏企画のTOPOSプロジェクト-高地回遊をちらっと。とはいっても飯綱高原の主だった各会場は折しものきなみ火曜日定休ということで今回は唯一開館していたペンション・アンデルセンに赴き、こちらも友人で日頃お世話になってるリトグラフ刷り師・梅田明雄氏(今回は作家として参加)の展示を拝見。寝室の一室を展示会場にしている。最近はアートフェアなんかもこんな雰囲気がよくあるよね。作品は文字がテーマということのようだ。

蝙蝠

屋号なんです。コウモリ…漢字で書くと「蝙蝠」。字面が「福」と似通ってることから東の大陸方面ではその絵柄自体も吉祥紋として扱われてまして、僕が好んでつくる“エセ古伊万里”シリーズなどにもしばしば登場しています。それを屋号にいただいて「食とアート」をテーマに育てていこうと目論んでるのが、油や要の場所「蝙蝠」。とはいっても今回とりあえず成し遂げたことは古いタタミをはいで床を古材で貼り直し、照明を変えて、志を示すべく蝙蝠柄の暖簾を掲げるまで。今後はできれば月に一度のお食事会や地元食材のマルシェなどボチボチ展開していく計画。油やで一番時間をかけて成長していく場所になるでしょう。ご期待ください。*8月末の週末にお野菜料理の会費制お食事会を開催予定です。詳細が決まりましたら告知します。

周知の諸兄も多いかと思われますが、信濃追分文化磁場「油や」は7/21におかげさまでGRAND OPENしております。オープン準備等で多忙を極め…などという言い訳も通用しないほどにそろそろ10日も過ぎようとし、いいかげんにblogも更新せねばと、オリンピック男子サッカー1次リーグ最終戦を1時間後にひかえ久々に新規投稿。(この後油やVIPルームパブリックビューイングにて観戦予定)取り急ぎまずは記録しておいた館内photoを公開しておきます。明日からはまたボチボチと書いていきますね。

邂逅

合間をみながらしつこく描いてる目の前の霊獣を眺めながら…ふと、この絵は千年もつのだろうか…などと途方もないこと考えた。そんな価値のあるものを描いているのか…そんな年月だれかに愛でられ続けてもらえるのだろうか…自分がいなくなっても家族くらいは捨てずに持っていてくれるかな…でも子孫だっていつまでつづくかなんて誰にもわからないし。奢れるものは(べつに奢ってもいないが)久しからずって言うし。以上別に気弱になって考えたんじゃない。もし来世ってのがあったら…最近チトこんなスピリチャル系多くて恐縮だが一説によると50代は神秘主義のお年頃らしいのでユルシテ…そうもし生まれ変わっちゃったりしたらさ、しかもその時に自分の絵とかが残ってたりしたらさ、記憶はないかもだがそれでも巡り会えるわけでしょ。それってスゴクねってなんとなく。かの東山魁夷画伯が唐招提寺御影堂に奉納した障壁画などは確実に千年は残るでしょ…ていうか我が国が存在する限り残すよね。そしたら画伯の生まれ変わりのヒトはたぶん前世での自分の偉業に出合うわけだ。いいなー。ま、そんな選ばれし邂逅でなくても、骨董屋の片隅にホコリかぶってたの見つけちゃった的な感じでもいいから、なんとか残っていてそして出合いたいもんだなーなんてしみじみ。ただなー今描いてるのダンボールだしな支持体がまず千年ムリね。輪廻も100年スパンくらいならなんとかなるか…。

佐藤比南子のインスタレーション制作は着々と進行し、油や新館1F蝙蝠奥の部屋はほぼ完成の様子。引き続き北庭に取りかかるが折しもの梅雨空。雨の合間を見て草刈りなどしつつじわじわと進めています。明日は獲れたてキャベツを差し入れに持っていこう。

直前いろいろ

いよいよ油や開業が直前に迫ってきました!7/21(土)GRAND OPENの書類一式300通以上を封入、関係各位に発送し、先日は館内にて記者会見(なんかスゴソーでしょ)。秘密の口福スペース蝙蝠のメインテーブルなどをすったもんだしながら制作しつつあたふたした日々なのです。昨日は沙庭企画のインスタレーション作家・佐藤比南子氏来館。本日から泊まり込みで制作に入り、ますます緊張感がたかまりつつありますね。*詳細はサイトをご覧ください。

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さて、そんな中。私事ですが(ま、当ブログそのものがワタクシゴトですけど)しばらく前からなんとなく…どーなんだろ…とか思いつつ始めてたFB。現在諸事情で私、閲覧・カキコミ出来ない状態です。要するに迷惑メール対策のため途中でメルアド変えてその後パスワード忘れてたことに気付き一旦ログアウトしたら入っていけなくなっちゃったってマヌケな始末。なので友達リクエストはじめ各お誘い等のアプローチに一切対応できませんのでゴメンナサイ。そのうち気が向いたらまた新しいFBアカウント取るかもですが、いつになることやら。FBは反応があって面白くはあるもののなんとなく自分に合うのかどうか???のままお試し期間で使用中でしたが、こんなこともあって自然の流れでしばしまたblogオンリーな感じになりそうです。なお、油やプロジェクト内では住み込み妖怪「油小僧」がパーソナルキャラになった多重人格FBの一人格として登場するかもです。そちらではまたよろしくということで。

再び

描き始める(といってもすでにすすめていたのではあるが)。ちょっと気を抜くと絵の上がモノだらけになってデスクトップに埋没して行く始末。きちんと整理して絵の上には絵の具皿と筆以外は置かないという誓い…。鉛筆の線画だけでもいっかなーって感じだが、獅子塗り始めちゃったんでまた途方もない作業をまた繰り返すことに。でもこれを越えてかないと次ぎ(の絵)に進めない気がして…どうにも回り道がすきな性分。今回はなぜかダンボールに描いてます。

7/21(土)よりの油やグランドオープンにあわせたART PROJECT 沙庭のOPENING EXHINITIONの内容をお伝えします。

神林學「人体」◎主な展示会場:油や本館1F・ART PROJECT 沙庭

佐藤比南子「気配を包む」◎主な展示会場:油や新館1F・蝙蝠(奥の部屋)と本館東側の屋外*フェルトを使用したインスタレーションです。

いずれの展示も7/21(土)〜8/26(日)の土日のみが基本ですが夏のトップシーズンなど臨時に営業する場合がありますので、当サイトか油やプロジェクトサイト、Face Book等でご確認ください。