Jin Nakamura log

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油やプロジェクトART PROJECT沙庭は明日展示替えとなり、いよいよ9月からは「たかはしびわ+吉村正美展」が始まります。よい意味で(2度書きますが、よい意味で…)ヘンタイ的な芸風なお二人。僕は好きです、乞うご期待!で、少々早い情報ですがその次、10月の企画「Lithograph-Black & White 5-Artists 2012」の準備がすでに始まっております。

僕個人としても大変お世話になっていますリトフラフの刷り師・梅田さんにこの度全面協力をいただき実現した企画。イメージサイズ・描画方法・用紙・刷り色等を統一規格とし、同条件の中でガチで参加作家の個性的な表現と描画力を際立たせるちょっとスリリングな競演企画というわけです。

参加作家は小山利枝子+いいじまようこ-玻那+ビオンディ・チョッパー+ホントは、たかはしびわとくるところだったのだけれどびわ氏は諸事情により2013年参加といことになり、いちおう保険でとっといた企画者本人のナカムラジンが急遽まさかの5人目のピースとして参加というイレギュラーな事態。今回はプロデューサーとして高みの見物と目論んでいたのにどないしましょ(汗)…。

すでに3人の女性アーティストは梅田版画工房にてレクチャーをすませ、それぞれの手元には格闘用の刷版も届き各自制作に着手…という段取り。残る二人チョッパーくんと僕が本日工房に赴き試作。自分で決めたこととはいえイメージサイズ:62×73cmのアルミ版は実際に手にしてみるといやはや大きく描きがいがあるなんてものじゃないですな。これを自分の手を汚さずひとにやらせて、興がのればエラそーにダメだしのひとつも…なんて不遜な計画を秘かにねっていたわけですから、当然プレッシャーもひとしおです。ま、そんな裏事情も含めて楽しんでいただけたら企画者としては本望でしょうか(作家としては……ですが)。

ちなみに本日の試作。写真下左がチョッパー氏、右がjin3。いずれも描画直後、製版前の状態です。

人生の喜びの半分?

釣りをやらない…といったら「オマエは人生の喜びの半分を知らない」と、釣り好きの知人に言われたことがある。よけいなお世話だが全く知らないというのもしゃくなので、そっち方面に明るい友人の版画家・近藤氏が油や参上方々趣味の釣りを我が地元渓流スポット湯川でやるという情報を得てこの際お付き合いさせていただくことに。

前日am1:00過ぎまで仕事をし、未明4:30起床というなめたスケジュールで集合場所・佐久IC近くの7-11にてK氏と合流。日釣券1200円也を購入し現場へ。

で、全くの初心者の僕は油や出勤の11:00前までの都合5時間ほど近藤氏の手ほどきを受けながらルアー釣りに挑むも、釣りの神様は微笑もせず、ちょっとばかり期待してたビギナーズラックの片鱗も見ない結末となった。しかし経験豊かなK氏でさえもめずらしくこの日はボウズということだったのであながち僕の腕に問題があるとも言いがたいかもだ(ということにしとく)。

とはいえ早朝の渓流はさすがに気持ちよく、ぱんつなど濡らしながらじゃぶじゃぶ川をさかのぼりマイナスイオンなども浴びつつそれはそれでよい時間を過ごした。ついでに初秋の気配の軽井沢、ブタクサの花粉もたっぷり浴びてそっちはチト辛かったが…。

近藤さんありがとうございました! 

ルアーを3つも放流してしまいましてゴメンナサイ。

あれってホント生きたサカナみたいね。

再開

ふだん華がない3人組なのだからこんな時こそ活躍しろよと、たよりにしていた帰省中の長男+次男は夏のバカンス中を言い訳に2〜3本を申し訳程度に斧を振るうにとどまり、自宅待機の三男は早々やってきた秋の花粉症を理由に戦線離脱。仕方がないので昨年の秋、肩を痛めて以来もうマウスと面相筆より重たい物は持つまいと秘かに誓ったのだが、冬場暖をとれずに手がかじかんで本当にマウスも面相筆も持てなくなったら困るので、致し方なく久しぶりに薪割り再開。かなり太めの針葉樹をだましだまし5〜6本。なんとか割れたものの多少の違和感がなくもいないが、何かしてもしなくても痛いことにはかわりないので、ま、いっか。

kids workshop2

ヤツらって…やっぱりヘン。このままオトナになったらすてきなのに。

脇田美術館・夏休み ワークショップ最終日。本濃研太クンお疲れさまでした。諏訪から戻ったのが終了間際、でもなんとか間に合ってよかった〜。

子供A:「1日目いたのになんで今日はやらなかったん?」オッチャンJ:「…なこと言われても…」どうも同類と思われてるらしい。モノつくるの大好き〜という意味ではまったく同レベルだが、オッチャンこれでも一応社会人だしな…いろいろあんのよ。

kids workshop

2010,2011と講師をさせてもらった軽井沢脇田美術館・夏休み ワークショップ 2012~軽井沢につどうキッズ・アーティストたち〜、今回はボランティアスタッフとして顔出し…といってもART PROJECT沙庭をオープンさせなきゃなので午前中のみのお手伝い。今回の講師は沙庭次回9月の企画作家の一人、版画家の吉村正美さんです。版画家なのに講座内容はなぜかモビール…ま、いっか。それにしても子どもってなんで意味もなく走る? ちなみに明日は本濃研太クンのダンボールワーク。AM8:00からの諏訪での取材撮影のあととんぼ返りで午後ちょっこと顔出す予定。

Triennale

9:00amに思い立ち、夕方の会議6:30pm帰参可能だろうと計算し、急遽新潟県十日町市へ上信越道を北上。

過去4回まだ一度も行ったことなかった「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」里山アートツアー。十日町松代エリアはホント美しい里山が広がる場所。アートなんかなくても充分ステキな風景だし、世界中から集められた創造物は見ようによってはかえってジャマ…かな(ま、自分でもオファーがあれば喜んでツクルだろうな、作家ってそういう性だからさ)。でもアートがなければ多分ほとんどの人はココを訪れることはなかっただろうし、ココの美しさを顧みなかったかもしれないし、そういう意味では反面的には必要だったのかもね。町おこしの手法としてはとても成功してる雰囲気です。

帰りは長野新潟県境エリアをぐるっと一周する感じで時間的余裕を持って関越道南下コースを選択したのだがこれが大失敗。帰省ラッシュってまだ続いてたのね〜。下り線上信越道との分岐藤岡JCTに後一歩のところ(考えてみたらココ上り線の一部)で渋滞にはまり、その分ぴったり1時間会議遅刻。ゴメンナサイ!

Last-bon-day

3日連続の公開制作。絵の具の説明をしたり、ブツの話になったりで相変わらずサクサク進むわけではないけれど、それなりに楽しんでもらう人もいたみたいでよかったかな。一応これで一区切りとしますが、今後はもしかしたら公開制作という名目の仕事持ち込みは土日などアリかもです。マジで10月の2人展間に合わないかもなので。

というわけでお盆最終日。今日もたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます!やはりお店って続けてなんぼ、そこに人がいてこそってことなのね…でも身が一つだしなー、どないしましょ。

Mid-bon-day

お盆の中日、なんとなく告知しておいた公開制作(単に仕事を店番に持ち込んだだけ…)。写真はチト露出アンダーな感じに撮れちゃいましたがも少し明るい感じでやってます。人がいても思ったほどやりづらくはなかったです。かえってつっこんでもらった方が気が楽というかね…まわりのギャラリー:「なかなか進みませんねぇ」僕:「…」そりゃそうですよ10分ハーフで20分休憩…みたいな。興味のある人はそれなりに楽しんでもらってるみたいなんで明日も調子に乗ってやろうかな。今日油やの北庭の泉にメダカが放たれました。

Je pense, donc je suis

描きかけの絵をなんとなく眺めてたら…吾想う故に、吾あり…なんでそんな言葉が浮かんできたんだろ。

目の前に起こりうることはすべて幻であったとしてもそれを想う自分だけは真実、そこに存在する…「そりゃいますよワタシはココに。アナタはいるのですか?ソコに。ホントに??…いやマジで???」みたいなことでしょ。こんなことまじめに考えるのってピンクのカラスが存在しないことを証明しようとする行為ほどにアホらしい…ような気がするのだが何故唐突に浮かんできたのだ? “でかると”ってだれよ。

自分の描いた(ている)目前の絵が幻かどうかはとりあえず保留にするとして、描いている絵を眺めていると絵がこうなりたい…って言うとか、木を彫っているとココを彫って…って言ってくるとか、そういう瞬間て確かにあるにはあるが、それもそれを表現できる技術があってこそと言えやしないか。芸事だからね、啓示を受けるのよいけれど研鑽も積みなさいってことですよ。

ちなみに言われた通りにできなくて、なんでこんなんなっちゃたの〜てなこともアリなんだな〜。だからこそずっと他のことなにもしないで描いてたいんだけど、あんなこともやっちゃってるし、こんなことも始めちゃったし、あー肩痛てぇし…って言い訳してる自分だけはやはり…真実。

*明日からお盆期間中特別企画でこの絵、沙庭にもってって公開制作ーって今のところ思いつきです。やるかもしれないけどやらないかもしれない、けどちょっとはその気…かも…ってどっちなんだい!。

予告

ART PROJECT SANIWA EXHIBITION vol.3
吉村正美×たかはしびわ展 
9/1(土)〜9/30(日)
今回はこんなセレクトです。いかが?
こんな絵、部屋にあったらぜったい楽しいと思います!