「卯月産月浅間展覧会」於銀座
- By jin
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- On 11 4月 | '2013
油や「ART PROJECT 沙庭」サイト制作中です。まだ仮オープンでデザインレイアウトは今後の編集作業如何では大きく変わる可能性ありですが、とりあえず公開しちゃう。
油や「ART PROJECT 沙庭」サイト制作中です。まだ仮オープンでデザインレイアウトは今後の編集作業如何では大きく変わる可能性ありですが、とりあえず公開しちゃう。
越ちひろ展に。
どうだった?なんて聞いてはいけない。
「まあ…よかったよ…」なんて言うしかないではないか。
そんなことより、そこに彼女のタマシイの全てがあるのならそれでよいのだよ。
僕の感想などどうでもいいから自分で行って確かめてごらん。
+
共時性ということがある。シンクロニシティーとも言うな。昨日漠然とバランスのことを考えていた。自分で言うのもなんだが結構バランスのとれた人間だと思ってる。そしてそれは凡庸を意味するものなのかと、もっと破綻したほうがいいんじゃないかと…など思わなくもない…が、まてよ。それってなんか中間地点に立ってるって意味ではないなと気づくのだ。
「2」という数字が好きなんだよ、たぶん昔から。二つのモノを内在させることが我が身のバランス。欲張りなんだなきっと。昨日のブログを何げなく書いた後、気になってたんだが両性具有はヒトとして生物学的には無理にしろ、モノを生み出す者として、そしてその覚悟として性的両面性は必要なのかもねと。そうは言ってもたとえば髭ヅラの母性なんてもキモチわりぃからほどほどにしとっけどさ。ま、要は心意気の問題ですよ。
+で、共時性ということがある。
明恵は夢の中で得た「二つの柑子」。それは華厳と真言、母性と父性、仏眼と釈迦、心と体、合理と非合理…コスモロジーとイデオロギーってのもあったけ。それらの二元的対立の中で心身を鍛えたと。…今日めくった「明恵 夢を生きる」の数ページより。
+シンクロニシティーとも言うな…
「両面を持って存在すること。女性的であり、男性的。強くて弱い。暴力的で、狂気に満ちていて、優しく、儚く確かな存在。華やかでダークで、生であり死であること…」今日の越ちひろ展、リーフレットに記されていた彼女の想い。
…まったくどいつもこいつも欲張りなヤツらばかりだ…(もちろん自分もね)
10月、ART PROJECT 沙庭+梅田版画工房 協動企画 Lithograph 5 artists 2013で彼女の作品に出会えます(2014にはsolo exhibitionをオファー)。その前に4月20/21日、境内アートにてライブペイントも。ほとばしる絵の具の飛沫など浴びにいかが。
で、やっぱりその前に行っておいで…17日まで。
2人展だったんだろね?…DMをデザインしてるときから「アレ?」って。芸風もちがうしさ、少女と仏画だしな、しいていえば共通点はヒトガタ?…てそれもおおまかすぎるだろ。で、搬入時に今回の相方に聞いてみたところ(いまさらそれもどうかと思ったが)判明した理由は…そうだ企画者がじつはいたんだった。TOPOSディレクターM氏、忘れてた。数年前に場とアート表現をコンセプトに始まったTOPOSプロジェクト。その中のコラボ企画の一つとしてヤツが組んでいたのだが予定していた会場がなくなっちゃって企画は自然消滅。でもせっかくだから別んとこでやる?(この段階から僕らの自主企画)ってなってミラボオ、だったわけです。
てなわけで相も変わらずすべては忘却の彼方へ。でもまあいいんです、きっかけなんてなんでもさ。相方は震災以来再びちゃんと絵を描くことと向き合えそうな気配にたどりついたみたいだし、僕も3ヶ月もかかったけど菩薩を1枚なんとか仕上げることができたわけで。そうやって歩き始めた理由は忘れちゃっても、今歩んでる事実はココにある。過去も未来も無く今がある幸せってあるよね。刹那的って大切なことですよ。
会期中会場に足を運んでいただいた皆さまありがとうございました。先週搬入時かるく放射能鬱を罹患したと持ってましたがやはり調子にのりすぎた飲み疲れによる肝機能低下と判明して(自己判断)よかったです。さてこれからどうしましょう…とりあえず描き始めた弥勒を仕上げ、薪を割り、油やプロジェクトもいよいよ暖気運転終了、沙庭も来期に向けていろいろたくわえないとだし、境内アートもいよいよ10周年に向けて募集開始。そうそう、明日と来週はVIVAテラソも続くのです、とかとかね。お〜だいじょぶか…
bodhisattva 如意 2012/photo:Torico Printmaking Studio/Naoto Kimura
現在油や回廊ART PROJECT 沙庭で開催中の2人展、たかはしびわクンの作品が渡仏することに!。
当ギャラリー重要機密取扱注意作品として登録済みの「たかはしびわエロぺんシリーズ」の一つ、作品名「はじめてのかなしみ」(2012/アクリル、骨、プラスチックのハート、縫い糸、パンてぃ、サムホール木枠)。コアなファンもいらっしゃるこのシリーズではありあますが諸事情によりふだんはバックヤードの倉庫に秘かに陳列し、どうしてもという要望があるときのみ閲覧可能という状態であったにもかかわらず、現在ジャパンツアー中、友人のジャズギター奏者KyのYann Pittardはめざとく見つけ本国に持って帰ると言い張る。やっぱいいよなーフランス…エロくてアートが国家プロジェクト(すげぇ妄想だけど…)。ま、とにかく売れたってことですよ。ささやかなことかもだけど作品が一つこうして人の手に渡っていくということが作家や企画者にとってどれほど自信と励みなっていくことか。あ、作品は写真中央作者とコレクターにはさまれたアカイぱんてぃ(ちなみに妻とジャスコで購入されたとか…)。
Bon Voyage!
10/16〜の2人展(神楽坂・E・spase Mirabeau)のDM撮影用作品が未完である(汗)…どうしよ。途中で撮っちゃおうか、今回相方のいいじまさんのもまだ変わるかもっていってたし。菩薩の光背、金箔にしときゃ早かったんだけどついあの胎蔵界曼荼羅の大日如来みたいなマーブリング仕様(なんてんだろ専門様式用語?)にしたくなっちゃってさ。ここだけでたぶん一週間ほど留まってるな。急遽参加の10月沙庭企画「Lithograph-Black & White 5-Artists 2012」の描画もまだ手つかずだし…(汗×3)。構想は済んでるんで描き始めれば早い…だろう、早いと思う…たぶんはやい…。ただ以来作家各自かなり苦戦してるもよう。やはりイメージサイズでかすぎた? とはいえ皆さん超えられない壁ではないでしょう、楽しみー。
さて上記企画展中10/13(土)に、なんとなく企画してみたものの思いのほか内容がオモシロそうなので関係各位と協議の末、急遽アーティストトークを開催することにいたしました。詳細はまた後日告知しますが夕方から。お料理会(パーティー)や制作映像もご覧いただけるような企画も計画中なのでぜひみなさんお出かけを!
油やプロジェクト「蝙蝠」9月のメインイベント「野菜ってこんなにに美味しかったんだ!」お食事会。歓喜のうちに無事終了…の話題は数日後に。というわけで以上企画までの数日間の軌跡をtime-lag diaryでしばし小出しに。
まず愛すべきヘンタイ(あくまでも芸風です、本人の人格とは無関係ね…かな…)コンビたかはし+ヨシムラの企画展開催中。さすがに両者ともチカラがありますね。沙庭の風景もまたガラッと変わってステキです。やはり本気モードのアーティストの仕事はね、いろんなジャンルのクリエイティブな仕事がありますが、ふしぎなスゴミというか見応えがあります。たくさんの人にみてもらいたいなー。企画者としてはそう切に願うものでありますよ。
*びわ氏のエロペンギンシリーズ2作お預かりしてます。1枚はさりげなく展示。千住博氏の滝シリーズにインスパイアされて(ということにしときましょ)の逸品。どこがエロかはご自分の眼で。もう1作は厳重取扱注意作品にて僕が会場にいるときのみご希望があれば閲覧可能。
*どうです二人の作家の後ろ姿のヘンタイっぷり。
油やプロジェクト–ART PROJECT沙庭は明日展示替えとなり、いよいよ9月からは「たかはしびわ+吉村正美展」が始まります。よい意味で(2度書きますが、よい意味で…)ヘンタイ的な芸風なお二人。僕は好きです、乞うご期待!で、少々早い情報ですがその次、10月の企画「Lithograph-Black & White 5-Artists 2012」の準備がすでに始まっております。
僕個人としても大変お世話になっていますリトフラフの刷り師・梅田さんにこの度全面協力をいただき実現した企画。イメージサイズ・描画方法・用紙・刷り色等を統一規格とし、同条件の中でガチで参加作家の個性的な表現と描画力を際立たせるちょっとスリリングな競演企画というわけです。
参加作家は小山利枝子+いいじまようこ-玻那+ビオンディ・チョッパー+ホントは、たかはしびわとくるところだったのだけれどびわ氏は諸事情により2013年参加といことになり、いちおう保険でとっといた企画者本人のナカムラジンが急遽まさかの5人目のピースとして参加というイレギュラーな事態。今回はプロデューサーとして高みの見物と目論んでいたのにどないしましょ(汗)…。
すでに3人の女性アーティストは梅田版画工房にてレクチャーをすませ、それぞれの手元には格闘用の刷版も届き各自制作に着手…という段取り。残る二人チョッパーくんと僕が本日工房に赴き試作。自分で決めたこととはいえイメージサイズ:62×73cmのアルミ版は実際に手にしてみるといやはや大きく描きがいがあるなんてものじゃないですな。これを自分の手を汚さずひとにやらせて、興がのればエラそーにダメだしのひとつも…なんて不遜な計画を秘かにねっていたわけですから、当然プレッシャーもひとしおです。ま、そんな裏事情も含めて楽しんでいただけたら企画者としては本望でしょうか(作家としては……ですが)。
ちなみに本日の試作。写真下左がチョッパー氏、右がjin3。いずれも描画直後、製版前の状態です。