Jin Nakamura log

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summer workshop

軽井沢脇田美術館恒例の夏のワークショップ。8/2なんとか天気ももって楽しい1日を過ごすことができました。昨年は内容的に初めての試みだったのでちょっとドキドキでしたが2年もともなればこちらも多少の余裕もうまれてくるものです。なので今年は内容も少しだけgrade up! ちゃんと自立する本を作りました。…でもやはりワークショップはエネルギ−使います。疲れた〜。お手伝いいただいたボランティアスタッフ、美術館の方々ありがとうございました、で、お疲れさまでした!

recentry…

7/30:イレギュラー講師を務める劇団風の子国際児童演劇研究所27期生卒業公演(武蔵野芸術劇場)のため上京。授業の中で制作した和綴じの「妖怪図鑑」おもしろかった。“思春鬼”というオニはたしかにいそうだね。

7/31:「アートフェア東京」へ。けっこう知人に遭遇。家族連れなどが普通に楽しんでる光景に興味有り。やはりバザール感がよいのかな。美術館て作品に値段ついてないもんね。せめて購入価格だけでも提示公開すればいいのに。アートって買ってもいいんだよって感じ伝わるでしょ。/工芸エリアは諸事情もあるだろうからまあ百歩ゆずるとして骨董エリアはなくてもよいのでは…/開廊5年目以下のチャレンジブースが勢いがあってよろしかったような気がします。

8/1:翌日の軽井沢脇田美術館でのワークショップ準備のため一旦帰郷。東京は思いの他過ごしやすかったわけで、当然避暑地は初秋のように涼しく…いやもはや寒く、気候の変化についていくのがやっと。

3連休

先週末は昨年参加したアートイベント「三原谷の風まつり」の開催地・兵庫県豊岡市桑野本より地元の主要町民4名様御一行がはるばるこの浅間山麓へ。再会を喜び合い軽井沢追分などを散策した後急遽そのまま酷暑の長野市へ移動。せっかくなので国宝善光寺に参詣。折よくお上人様の「お数珠頂戴」にめぐりあわせ案内人も含め不純なオッチャンら6名石畳の参道にひれ伏しケガレを浄化(されたつもり)。さらに山門特別公開に乗じて普段は許されない楼上にのぼり文殊菩薩に会い、輪王寺宮筆の「善光寺」の通称「鳩字の額」脇から長野市を遠望などしてジモティながらいっしょに旅人気分満喫。その後僕らは別行動にて小布施町へ移動。美場テラソ+境内アート会議などを経て後、長野市一の歓楽街・権堂にて再びオッチャンらと合流、今年度企画に向けて(今年も参加するのだ!)さらに親睦を深める。翌日再び軽井沢に移動し17日から企画がスタートした軽井沢TOPOSオープニングパーティーに参加。なんかめまぐるしい3連休であった。

workshop for kids

夏休み ワークショップ 2011~軽井沢につどうキッズ・アーティストたち/軽井沢脇田美術館。昨年に続き今年もやります。「ぼくのわたしの物語…1枚の紙が絵本になる」の第二弾。昨日は一日かけて教材研究というか試作づくり。本日は美術館にて打ち合せ。小布施の美場テラソでは企画側にまわり作家各位には多々ご無理をお願いすることばかりなので、たまには自分でもやらないと…ということでもあります。今年は自立できるくらいの本になればいいなあ。/8月2日(火)10:00~16:00(定員25名/まだ若干余裕があるようです)詳細は脇田美術館まで。ちなみにあさって16日は美場テラソ講座/ロウ画という技法で絵を描いてみよう!…(講師:山中克子/ろう(パラフィン)画家)です。山中さんも昨年に続き脇田美術館でも今回講座がありです。

仕事場

米林雄一展〜宇宙につながる彫刻」(2011,9/23〜10/11おぶせミュージアム・中島千波館)取材のため小布施町にあるアトリエへ。だいぶ以前になるが「境内アート」で一度だけ制作した冊子メディア「藝祭縁起」でも作り手の“仕事場”に注目して編集したことを思い出す。生まれいづるブツはもちろん魅力的なのだけれど、それが生み出された環境の方に多分に興味がある。作家の脳みそといういか胃袋というか…そんなナマナマしいものをのぞいちゃうようなものだからさ。散らばっている道具や材料の破片、意味不明なメモやドローイング…それらは作家にしかわからない(もしかしたら本人にもわからない)潜在意識のカケラ…そして未消化なナニカ。作品とは別モノの魅力にあふれている。いずれまたそんな特集を組みたいものだ。*写真は小布施町にある先生のギャラリー兼アトリエにて。手術用の払い下げ照明器具や彫刻家ならではのチェーンブロック等が存在感を放つ。

夏の界隈

開催中の個展「海幸山幸ぐらふぃかる。」、地元長野で久しぶりということもあってか2日のオープニングパーティーは、お暑い中ホントたくさんの方々に来場いただき有り難いかぎり。この場をかりて御礼申し上げます。

さて会場のFLAT FILEは定額山善光寺門前界隈、表参道をはさんで西側の路地にある。南北に走る小道には夕方になると向かいの味噌蔵の土壁を伝ってまったりとした涼風が吹き抜ける。この界隈は最近30代くらいの若い世代がこうしたアートスペースや本屋、カフェなど古い建物などをリノベーションしながら門前という古風な土地柄のなかで新しい文化を醸し始めている。特に「電子書籍」が話題の昨今にあって個人書店が同時期に3件もオープンした。活字・紙モノ大好き、デジタル(使うけど)そんなに好きじゃない…人間にとってはうれしいニュース。そのうちの1件「ひふみよ」。古書+カフェ。1Fの古書をもちこんで2Fのお座敷カフェでお茶できます。夏(梅雨開けしてないけど…)の午後アッシュアールのオーナーIさんに連れられて。彼女はオーガニックビール、僕は車なので氷たっぷりのジンジャーエール。涼は扇風機、エアコンなし。昔の夏ってこんな感じだったかも…。そうそう実は「ひふみよ」さん、境内アートにも「一箱古本市」で出展されてたんですね。その節はどうもでした!

個展開始

FLAT FILE個展「海幸山幸ぐらふぃかる。」始まっています。本日7/2,14:00〜お気軽オープニングやってます。お出かけください。

Penguin戯画

友人の画家たかはしびわ氏個展「こんな時にペンギン戯画」(スペース春や)最終日1日前で顔を出す。いつもながら阿呆な個性満載の擬人化された海鳥たちは文句無しに楽しい。小学生が1年越しでおこづかいをためてF0_45,000¥也を買っていったという逸話にはおどろいたし、なんか嬉しくも思う。さすがびわ氏、若すぎるファンをつかむのがウマイ!なぜか会場にはピンクの光を放つペンギンネオンが。しかもけっこうデカイ…まったく作家というのは何を考えているかわからぬもの。

茶陶

8月17日〜の「現代作家茶碗特集」(日本橋三越)のための上絵付け作業が佳境。珍しく早めの準備は事前に制作する図録準備のため。今回は先に制作した上絵転写シールなど一部使ってみた。