Jin Nakamura log

志賀高原ロマン美術館での美術館初個展も昨日無事千秋楽を迎えることができました。本来であれば夏の開催予定でありましたが春先の緊急事態宣言の影響で2ヶ月順送りの開催となりました。当初予定ではオリンピック開催とも重なりインバウンドの観覧者なども期待していましたが、世の中が思いもよらぬ事態に展開し一時期は音楽・演劇なども含め芸術的な活動が大きく制約をうけることとなり、私の展覧会も必ずしも晴れやかな気分だけでのオープニングとはならなかったわけですが結果的には2020年のこの時期に開催できたことは意味深いものとなったと感じています。
いっときは不用不急と誤解を受けたコンサートやお芝居、展覧会などの表現活動は結局ヒトはが希望を持って生きるためにゴハンと同じくらいとても必要なモノであった気づくまでにそれほど長い時間がかからなかったように思います。
もちろん今もって一定の行動の制限や注意喚起は続いていますが、そんな中であってもわざわざこの展覧会を目指して来ていただいた方々が多数いらしたとのこと、最終日は特に館の一日の入館者数が過去最多になったことなどスタッフの方からお聞きするにつけホントに有り難い気持ちでいっぱいです。そしてこんな私が生み出したモノたちではありますが、それらに触れていただき少しでも何かしらでも一瞬でも気持ちが上向きになっていただけたなら良かったなーと思うのです。
単純な自己表現を少しだけ超えて、自分にとってもそんな表現の受け渡しの意味のようなものに気づき始めた2ヶ月でした。
本展を企画していただいたロマン美術館学芸員の鈴木さん、サポートいただいた山ノ内町関係者のみなさま、そしてこのような時期に志賀高原の麓まで展覧会に足を運んでくれた方々にあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました!!

引き続き間髪入れず恐縮ですが告知です。
今度はギャラリーという空間ですが今回北信濃まで来られなかった方々、都心でやります。ご都合つきましたら是非。

ナカムラジン◎偶像寓意花鳥博覧美術展[Neo-Japanesque]
12月2日(水)〜12月8日(火) [最終日午後6時終了]
銀座三越 本館7階 ギャラリー
ユーラシアの東隅に浮かぶパラボラ型の島国に、遠く西風とともにやってくる思想と圖像の混沌は小さく美しく結晶化する。作家はそんな風土にシンパシーをもちながら多様な作品は生まれてきます。Neo-Japanesque…今様和風…縄文から令和まで、時空を超えた小さな博覧会をお楽しみください。
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/…/shopnews0128.html

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