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LINDA

リンダリンダ/GIBIER du MARIがYouTubeにあったので埋め込み。オドリがちょっとオモシロイ…

見逃してたけど「リンダリンダリンダ」借りてこよっかなー たしか韓国の女の子が主役なんだよね。

books

今朝の仕事場の室温は−2℃…それがそのまま本日屋外の最高気温となった。ホントはやく暖かくなってほしいものだ。最近の本:「両性具有の美」/白州正子、「親鸞(上・下)」/五木寛之、「中陰の花」・「アミターバ 無量光明」/玄侑宗久。最近のiTunes stor download:「リンダリンダ」/夏木マリ、「あの鐘を鳴らすのはあなた」「タイガー&ドラゴン」クレイジーケンバンド…それ以外にも他人に言えないヒミツの曲もダウンロードしたりしてる。それはそうと、ふと振り返ると意識したわけではないが、この1〜2年お坊さんの本、結構読んでる。別になにかのっぴきならないオモタイ理由があったわけではない。そういえば仏画(のようなモノ)を描き始めたことについても、何か大変なことがあったのでは…と訝るムキもあったが、これも別にそういうことではない。描こうと思った“きっかけ”に出合えたことはそれ自体個人的には大変なコトだったのだとは思うが、それもたぶん昨日までぜんぜん乗れなかった自転車にある日突然ふとした拍子に乗れてしまった…というような感覚にすぎないので心配には及ばない。

さてお坊さんの本だが、空海に始まり西行、日蓮ときて最近のブームに乗っかって親鸞…という流れ。次はシブいところで一遍上人(信州に縁があった人らしく、昨年映画製作のため善光寺にて主演のウド鈴木氏らのロケがあった)あたりをと思っている。当然それらは膨大な歴史的資料を元に作者の感性を織り交ぜて構築されたエピソードであるから話半分にと思って読み始めるのだが、それにしても興味深いのは、いずれもまだ何も成し遂げられずにいる彼らの生々しい未熟さが描かれていく場面。かの歴史的な賢者たちもみんな若き日に悩みと不安の渦中にもがいていたというあたりまえの事実に触れる時、宗派・宗旨を超えて何かしら感じるものはあるものだね。いずれにしても当時ほとんどが新興宗教だったはずの鎌倉仏教は興味深い。

余談だが、「親鸞」は越後流浪以後の話が続編「親鸞・激動編」として刊行されているので図書館でリクエスト。“鸞”の字が書けず、カードに「親らん・激動編」と子どもみたいに書き「スミマセン…漢字書けなくて…」とちょっと恥ずかしげに図書館のおネエさんに提出しのだが、きわめて事務的に受け取って処理。このおネエさんは以前「鴨川モルホーありますか?」とリクエストしたときも「ホルモーですね…」とはやり事務的に顔色ひとつ変えずに訂正して対応してくれたものだ。

仲冬・新年の句

今回は以下三句です。

「オリオンの臼にしか見えぬしじまかな」

「藝道の餓鬼となるかよ冬五十路」

「初の字というリセットの都合良し」

句会の皆さんのはかなりイイ感じのがあるのでホントは紹介したいですけどね〜。了解もとってないのでとりあえず自分のだけ。*写真は最近変えたケータイiPhoneで撮った浅間です。月に1度くらい同位置で定点観察しようかなと思ってます。1年後12枚並べてみたら面白いでしょ。

会場風景

取り急ぎ会場風景などを。二人展てけっこう雰囲気合わせるのムツカシイんだけど、芸風がまったくちがうのに、不思議となんとなくいい感じなような気がします…ある意味テキトーな二人なのでイイカゲンになったのだと思いますね。ヒトガタが対峙する風景…お楽しみください。

ザギンの雪

つい先日は初雪の東京に。そして今回は初めて銀座で雪をみた。なんか様々な予感がザワザワと綯い交ぜになった印象深い日となる。風情のない牡丹雪は地面に触れるとすぐにシャーベット状になり翌日の零下の街は氷の世界。都心の雪は振り幅が大きすぎてやっかいなことこの上無し。ま、昼には乾いちゃうんだけどね。さてそんな中「天地化身」オープニングに足を運んでいただいた皆さまありがとうございました。2/4まで2週間開催中です。ぼくはまた後半会場に顔を出します。会場風景も追々紹介していきますね。

それはそうと今朝の浅間山麓、仕事場の室温が10℃を越えるのに薪ストーブを炊いて2時間かかった。

Viva本濃

ハイハイ今回もやってまいりましたvivaテラソ!ダンボールを素材にした異色の彫刻家・本濃研太氏登場です。にしてもみんなヨ〜やるわ〜なんか魔除け的気配漂わせてる作品もチラホラ。玄関などに飾るとよいのではないでしょうか。詳細記録は近々テラソサイトでアップされますので、取り急ぎさわりをご紹介。ぼくも今回は本気モードでいっしょに作っちゃいました…(気が向いたらまたあとで紹介します)*やはり今回も出来上がったお面を携えて電車にて帰宅組のツワモノさん、いらっしゃいました…イイと思います。どんどんシロイ目でみられちゃいましょう!あと、今回は撮影会が盛り上がりましたね。

tribute

一泊二日とんぼ返りで上京。ギャラリー猫町「国芳トリビュート展」オープニング兼新年会に急遽参加。参加作家の小澤氏+松本さんのギャラリートークにも加わるようにとのオーナーからの予定外のお達しがあり、国芳は好きだが他のお二人に比して作品に全然トリビュート感がないので付け焼き刃ながら東京に着いたその足で六本木に向かい、ちょうど展示替え初日の森アーツセンター「国芳展」にて情報収集・目の保養。芸風はまったく違うが昨年見た狩野一信さんといい、国芳一派に限らないがこうした浮世絵の系譜といい、江戸のこの手の面々はかくも人生を面白おかしく豊かに生き抜いていたものかと感服するのだ。そしていずれも表現のレベルが半端じゃない。あまりに完成されすぎていて江戸期の浮世絵版画とはこういうものサと、ともすれば当然のごとく流してしまいそうだが、絵師も絵師なら彫り師も彫り師…もちろん摺り師も版元もヤツらってホント…。150年ほど前のあのオッサンたちとユニットが組みたい!。相手にしてくれるかな…、国芳一派に名を連ねるなら少しダジャレのセンスも必要みたいだ。国芳さんて界王さまみたいなタイプかもね。

Viva

1/21(土)ダンボールで動物お面を作ろう!…(講師:本濃研太/彫刻家)/平面-造形系
話題のダンボールアーティスト本濃独自の手法を伝授!? 身近にあるダンボールを使ってあなたのアイデアで不思議な動物のお面を作りましょう。
ということで2012年最初の美場テラソも迫ってまいりました。ご参加おまちしてます!
*写真は2006年の講座作品です。今見てもステキすぎ!ちなみにこのお面を持って(かぶってかどうかは知らない)電車に乗って帰った人もいます。

もひとつ展覧会のお知らせ。

歌川国芳トリビュート展in猫町
2012年1月19日(木)〜1月29日(日)*1/23〜25休廊
近年、「奇想の絵師」として特に評価が高まっているのが歌川國芳。国芳は無類の猫好きでした。国芳を愛するアーティストたちが国芳にちなんだ作品を展示。国芳一門猫づくし「浮世猫大画報」も販売。出展作家:小澤康麿元祖ふとねこ堂、なかむらじん、松本浩子
やはりヒルズの国芳展は一応おさえておきましょうかね。