Archive for 5月, 2010

Date: 5月 30th, 2010
Cate: art

画像up

先日紹介した「旭山麓世界大相圖」墨版朱版の拡大画像を当サイトWORK_PRINTSにUPした。古和紙等のディテールがだいぶわかると思います、ご照覧あれ。さて旭山麓はそんな感じですが、こちら浅間山麓は低気圧の影響か終日霧がたちこめ気温が低く、ストーブ使用。これから梅雨時、侮れないんです。

Date: 5月 29th, 2010
Cate: book

最澄の風景

…という本はない。が、やはり平安時代を代表する2大巨僧の一人として「空海の風景」の中でもそれなりのページ数が割かれている。その段になるや、まるで「黒部の太陽」の”破砕帯” にでもブチあたった如く頁をめくる手も露骨に遅々となる。最澄はどうも”いいひと”のようだ。なので多くの高名な弟子も輩出している。でもやはり”いいひと”なのでゴメンナサイ…どうも面白くない。まあこれは自分の主観と言うより司馬ちゃんがそういう描き方をしてるのでしょうがないのだが。そこまで引き立て役にしなくても…というくらいの扱いに都の鬼門の守りの総本山もさぞや苦々しく思ってることだろう。比してなおさら空海という人のアクの強さというかカリスマ性を改めて感ずるものでもある。
というわけでやっと両巨頭、艱難辛苦を乗り越えて入唐した次第。読者は今まさに大陸長安のスケールのでかさをイメージに結んでいるところである。そのよりどころになるのがやはり漢詩ですね。漢詩の読み書きは必須と心得てるのだが、だれか教えてくれないかな。

Date: 5月 27th, 2010
Cate: art, Illustration

墨版・朱版

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かねてよりお伝えしていた「旭山麓芸術大相圖」完成。古和紙の風情と相まってなかなか良いできばえとなった。和紙に書されている墨文字の雰囲気が1点ごとに異なるので、是非現物をFLAT FAILE にてご高覧を!

Date: 5月 26th, 2010
Cate: workshop

雨と藤と企画書

10526.jpgパソコン前の軒の藤棚はたわわに花をつけ、連日クマンバチが恐怖心をあおる羽音で周囲を飛び回っている。攻撃性は弱いらしいので過敏に気にしてはいないが、なにしろ黒いし大きいし威圧感があってあまり気持ちのいいもではない。まあ毎年の初夏の風景ということで致し方無しか。昨晩遅くに素焼きの窯焚き(といっても電気だけど)が終わり、冷却に3〜4日かかるので、この間に雨が重たく藤を濡らすのを眺めつつ「びばテラソ」(於:まちとしょテラソ)の企画案制作 。4年ほど前から、ふと思い立ち軽井沢で始めた”アート道場的ワークショップ”はその後近隣各地で開催し、特に07年にはオブセコンテンポラリーの一環で参加作家の皆さんの協力を得て1年間20講座を開催するに至った。企画そのものは1年で終了したが、楽しみにしていただいた方々もいらっしゃったようなので近々同町新設の公立図書館で再会しようという企てだ。「にぎやかな図書館」を目指す同館にあっては美術室が出現してもNo problem ! お楽しみに。
写真はモニター越しの藤棚。スクリーンセーバーはケロロ軍曹…仏像の次のつぎくらいに好きかも…。

Date: 5月 25th, 2010
Cate: art, exhibition, gallery

UTSUWA

10525.jpgこのごろ雨が多かったのと、今後印判やら上絵の膨大な作業量を考えると少々急がねば…ということで本日は素焼き前の天日干し。まあこれだけ作ってるので陶芸家かと思われてるフシもありなのだが、あえて肯定はしないし言い訳が面倒な場合は否定もしない。昨日のワークショップ同様、自分の内発的衝動でやってることには間違いないんだが、相変わらずロクロもさほど上手ではないし、菊練りも右回転しかできないし…肩書き的にそう言い切ることはばかれる部分もなくはない。ではなんで器なのと問われれば、やはり”media surfing” の一環かと。額に入ってスポットライトあたってるアート作品も良いのだが、”食”にまつわる楽しみ方ができたらと始めてみた”器”というメディア。となると僕の場合埋め尽くしてなんぼ。古今東西紋様蒐集しデジタルデータ化した後Mac上でさらにコラージュ。写真製版してシルク版にて印判制作+エセ古九谷風上絵付け…と、なにもそこまでというような気の遠くなる作業を科しているわけです。7月銀座煉瓦画廊の個展までにとりあえずこの100個以上はありそうなUTSUWAたち、なんとかなるか…。

Date: 5月 24th, 2010
Cate: art, museum, workshop

夏休み ワークショップ 2010

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「ぼくのわたしの物語〜一枚の紙が絵本になる。」
さまざまな技法で大きな紙に絵をえがき、紙をおりたたんで、世界に一冊の本のできあがり。
8月22日(日)10:00〜15:30(入館受付9:50〜)*定員25名
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軽井沢脇田美術館の夏休みワークショップ〜軽井沢につどうキッズ・アーティストたち〜の打ち合せ、8/20「ちぎって、はって版画を刷ろう!」担当:田嶋健氏(版画家)とともに。
ここ数年ホントなんとなく…なんだが、極めて自己完結しいて心地よいはずの仕事場からのこのこ出て行っては、ワークショップだの講師だの、果てはプロデュースだなどと称し、たいした自信があるわけでもないのに、それなりにストレスだって感じるはずなのに、何故かやたら人との関わりを持って成すアートの仕事をする機会が増えている。「何のため」ととわれれば、別段のっぴきならない理由も見つからず、ときに誘われるままに断るわけも見当たらず…といった具合で恐縮なことこの上無し。もちろん”なんとなく”とは言っても、自ら望んでしていることには間違いない。自分の内を見つめてなんぼの作家としては”ひきこも””自己中”大いに結構だが、やっぱ煮詰まっちゃうでしょ。相手が大人でも子どもでもプロでもアマでも「そうくるか〜」ってことありますもんね。こっちも自信がない分全力で思考するし、疲れるけどいいもんですよ。今回は小学生メインらしいので体力勝負かな〜。ちなみに当日ワークショップのお手伝いをしていただけるサポーター募集してます。興味のある方いかがでしょう。

Date: 5月 23rd, 2010
Cate: art

silkscreen printing

10523.jpgNAGANO ART FILE 2010のフライヤーが届きリリース開始。テーマイラストの「旭山麓芸術世界大相圖」は今回アートスペース FLAT FILE版元となりシルクスクリーンによる制作・販売となった。*シルクスクリーン1色刷り、エディション30部限定(内黒刷り:15部/朱刷り:15部)、紙サイズ:50×50cm(画像サイズ:35×35cm、用紙:古和紙/裏打ち:表具・牧雲堂(小布施町)、シルクスクリーンプリント:ハラダレタリング(長野市)、版元 :FLAT FAILE、頒布価格:5,000円、お問い合わせはアートスペース FLAT FILE+なかむらじんまで/尚NAGANO ART FILE 2010(6/4〜27 FLAT FAILE tel: 090-9359-6167)にて公開リリース致します。
◎写真上は牧雲堂さん裏打ち作業風景(いつものことながら職人さんにかなり無理を言って仕上げてもらいました)。今回の古和紙は木版和綴じ本や古い商家の大福帳などをばらして継ぎはぎした裏面を使用していますので1枚づつ紙のニュアンスが異なります。是非現物を見てお選びください。

Date: 5月 22nd, 2010
Cate: art, NAGANO

Railway

10521.jpg境内アート反省会のため小布施へ。会議終了後アルコール支給の懇親会アリなので今回は久しぶりに長野電鉄にて。実際に境内アート当日はこのローカル線(長野新幹線経由)で 現地入りされる作家・来場者の皆さんも多いのでその導線を体感してみて気づくこともあります。写真はそっちの趣味は薄いんですが”鉄男”クン気分で撮ったロマスンスカー(今回はこれに乗った)と昔ながらの駅舎の小布施駅。長電はそれぞれのメジャー路線を引退した車両がリユースされて走っていてそのスジのマニアなら結構楽しめるんじゃないのかな。
それはそれとして本題の境内アート。本年度はさっそく6月から始動致します。この2年ほどでグンとステップアップした感がありますが、さらに実行委員会のモチベーションも上がりチャレンジングな企画となっていく気配。2011年も乞うご期待!

Date: 5月 20th, 2010
Cate: Illustration

Illustration

昨年からいっしょに仕事をさせてもらってる信州・諏訪(今年は七年に一度の大祭「御柱」で盛り上がりました)の宮坂醸造「真澄 蔵元ホームページ」内のPhoto Galleryにイラストレーションの仕事を紹介してもらいました。企画部さんよりポートレートの提出を求められ、ついに面がわれてしまったので今後は品行方正を旨としなければならなくなりました…かも。せっかくですので同じく信州・東御市の永井農場さんでのお仕事もご紹介。リンク先をご覧下さい。

Date: 5月 19th, 2010
Cate: book
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空海の風景

最近図書館に行けてないので、何か読み残してる本はないかとあさっていたら見つけた文庫本「空海の風景・上巻」司馬遼太郎・著。空海は10代の頃から興味があった…というより当時密教に興味津々(きわめてサブカル系のノリ+横尾忠則ビジュアルの影響だけど)で、その体系をまとめた人物として「空海」という流れなんだが。久しぶりに読み進めてみると彼の青年期と現在マイブーム中の奈良時代がシンクロして、以前読んだときとは比べ物にならないくらに腑に落ちる。やはり本て”読むべき時期”ってあるかも。
ちなみに司馬ちゃん歴史小説の著作多いわけだが、毎回「アンタ絶対タイムマシン持ってたでしょ! 現場見てきたでしょ!」ってツッコミたくなるくらい当事者の会話などにリアリティーがあって感心するのだが、さすがに彼のマシンも700年代前半までは遡れるようなスペックはなかったらしく「…であったにちがいない。」「空海はおもった。あるいはおもったであろう。」「…とみることはゆるされる。」等々弱気な言葉尻が多用されていることに今回再読してみて気がついた。だからタイトルも「〜の風景」とあいまいなフンイキかもし出してるってわけね。ま、そんなこんなで上巻はそろそろ読み終える勢いなのだが、さて下巻はいずこに紛れ込んだものやら…。