Date: 5月 29th, 2010
Cate: book
Tags:

最澄の風景

…という本はない。が、やはり平安時代を代表する2大巨僧の一人として「空海の風景」の中でもそれなりのページ数が割かれている。その段になるや、まるで「黒部の太陽」の”破砕帯” にでもブチあたった如く頁をめくる手も露骨に遅々となる。最澄はどうも”いいひと”のようだ。なので多くの高名な弟子も輩出している。でもやはり”いいひと”なのでゴメンナサイ…どうも面白くない。まあこれは自分の主観と言うより司馬ちゃんがそういう描き方をしてるのでしょうがないのだが。そこまで引き立て役にしなくても…というくらいの扱いに都の鬼門の守りの総本山もさぞや苦々しく思ってることだろう。比してなおさら空海という人のアクの強さというかカリスマ性を改めて感ずるものでもある。
というわけでやっと両巨頭、艱難辛苦を乗り越えて入唐した次第。読者は今まさに大陸長安のスケールのでかさをイメージに結んでいるところである。そのよりどころになるのがやはり漢詩ですね。漢詩の読み書きは必須と心得てるのだが、だれか教えてくれないかな。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]