Jin Nakamura log

空海の風景

最近図書館に行けてないので、何か読み残してる本はないかとあさっていたら見つけた文庫本「空海の風景・上巻」司馬遼太郎・著。空海は10代の頃から興味があった…というより当時密教に興味津々(きわめてサブカル系のノリ+横尾忠則ビジュアルの影響だけど)で、その体系をまとめた人物として「空海」という流れなんだが。久しぶりに読み進めてみると彼の青年期と現在マイブーム中の奈良時代がシンクロして、以前読んだときとは比べ物にならないくらに腑に落ちる。やはり本て”読むべき時期”ってあるかも。
ちなみに司馬ちゃん歴史小説の著作多いわけだが、毎回「アンタ絶対タイムマシン持ってたでしょ! 現場見てきたでしょ!」ってツッコミたくなるくらい当事者の会話などにリアリティーがあって感心するのだが、さすがに彼のマシンも700年代前半までは遡れるようなスペックはなかったらしく「…であったにちがいない。」「空海はおもった。あるいはおもったであろう。」「…とみることはゆるされる。」等々弱気な言葉尻が多用されていることに今回再読してみて気がついた。だからタイトルも「〜の風景」とあいまいなフンイキかもし出してるってわけね。ま、そんなこんなで上巻はそろそろ読み終える勢いなのだが、さて下巻はいずこに紛れ込んだものやら…。

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  • ヒロちゃん

    2010年6月14日 at 10:06 PM | 返信

    かなり昔に読みました。もうほとんど覚えていませんが。
    空海とはまるで関係ありませんが、じんさん宛に送ったメールが戻ってきてしまったのでそのままここにペーストさせていただきます。
    なかむら じん 様
    ご無沙汰しています。
    御影用水近くのキャボットコーブなど、近くには出没しているのですが訪問する機会が無く残念に思っています。
    小学館の漫画雑誌ビッグコミック「スペリオール」の今週号で見つけた柴門ふみの漫画からです。
    古九谷のお皿にスカイツリー、スペースシャトルとかってどこかで見かけ首をひねり頭を悩ました絵柄です。
    PDFファイルにしたので添付します。(*これはだめそうなので別の機会に)
    >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
     高城裕之
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