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A4DM

アートフェア東京用のミラボオからリリースするDM校了。今回は生井巖(平面)・神林學(立体)・ナカムラジン(平面)の3者出展となるので、サイズをA4両面カラー刷りとした。僕の方は版画作品についてはすでに制作済であるが現在[bodhisattva-如意]原画をヒキコモくんになりながら鋭意制作中。やはり“描ける”と信じないと描けないものかと感じつつある。そしてまたそのように自分を信じきるってスッゴイ大変。日々失いかける自信とのせめぎ合いのなか、ほんのわずかな進歩を手がかりに遅々と…。こんな感じであと100枚くらい描いたら少しはましなものが残せるような気がするが、結局のところ今の自分をさらすしかないものね。

境内アート選抜展

えすぱす ミラボオ 2012,3/1 thu. 3/10 sat. open 11:30   19:00(最終日17:00)

*3/1,17:00よりオープニングパーティーを開催致します。

信州の奥座敷・小布施町は晩年の葛飾北斎がはるばる江戸から通い、数々の銘品を残した街として知られています。その小布施町の古刹「 陽光山 玄照寺」にて半世紀続く縁日「苗市」に呼応し、2004年に産声をあげたアートの祝祭「境内アート小布施×苗市」。さまざまなジャンルのクリエィターたちが祈りの時を重ねて四世紀あまりを経た禅寺境の時空間に挑みます。今年度参加予定の作家選抜展を開催いたします。春まだ遠い北信濃のアート空間に思いを馳せながらご高覧ください。
【参加作家】縣孝二・甘利日左子・荒木紀子・岡本直子・越ちひろ神林學・幻燈・近藤峯子・佐藤郷子たかはしびわナカムラジン二ノ宮裕子・宮沢志帆・宮多一尾・mog・森千香子山浦基恵子山口洋史

2月の雨

雪になるのかな…と思っていた冷たい雨は一夜開けた今も白く結晶しないまま降り続いている。外気温が高いのだろうけど、この時期の雨はなんか逆にうら寒く感じて。多分に躁状態だった日々から自制自戒して(フリをして)なんとか平静を保とうとする気持のきしみが、冷雨の風景と重なり少々滅入るが、これも春隣の兆しとしなければね。

友人の版画家個展情報紹介しときます。

近藤英樹展/巷房・1/版画/立体『種子の記憶』2.6(月) − 2.11(土)12:00 – 19:00 / final day 17:00巷房・2・階段下にても同時開催*写真は展示作業風景を撮らせてもらったもの。

会場風景

取り急ぎ会場風景などを。二人展てけっこう雰囲気合わせるのムツカシイんだけど、芸風がまったくちがうのに、不思議となんとなくいい感じなような気がします…ある意味テキトーな二人なのでイイカゲンになったのだと思いますね。ヒトガタが対峙する風景…お楽しみください。

tribute

一泊二日とんぼ返りで上京。ギャラリー猫町「国芳トリビュート展」オープニング兼新年会に急遽参加。参加作家の小澤氏+松本さんのギャラリートークにも加わるようにとのオーナーからの予定外のお達しがあり、国芳は好きだが他のお二人に比して作品に全然トリビュート感がないので付け焼き刃ながら東京に着いたその足で六本木に向かい、ちょうど展示替え初日の森アーツセンター「国芳展」にて情報収集・目の保養。芸風はまったく違うが昨年見た狩野一信さんといい、国芳一派に限らないがこうした浮世絵の系譜といい、江戸のこの手の面々はかくも人生を面白おかしく豊かに生き抜いていたものかと感服するのだ。そしていずれも表現のレベルが半端じゃない。あまりに完成されすぎていて江戸期の浮世絵版画とはこういうものサと、ともすれば当然のごとく流してしまいそうだが、絵師も絵師なら彫り師も彫り師…もちろん摺り師も版元もヤツらってホント…。150年ほど前のあのオッサンたちとユニットが組みたい!。相手にしてくれるかな…、国芳一派に名を連ねるなら少しダジャレのセンスも必要みたいだ。国芳さんて界王さまみたいなタイプかもね。

もひとつ展覧会のお知らせ。

歌川国芳トリビュート展in猫町
2012年1月19日(木)〜1月29日(日)*1/23〜25休廊
近年、「奇想の絵師」として特に評価が高まっているのが歌川國芳。国芳は無類の猫好きでした。国芳を愛するアーティストたちが国芳にちなんだ作品を展示。国芳一門猫づくし「浮世猫大画報」も販売。出展作家:小澤康麿元祖ふとねこ堂、なかむらじん、松本浩子
やはりヒルズの国芳展は一応おさえておきましょうかね。

解釈

二人展タイトル「天地化身」の僕の解釈は以下の通り。

天のカミ、地の霊…。
人は自らの欲する映像を脳に結ぶという。
それは遠い過去に見たはずの記憶の残像か
あるいは来るべき未来を託す偶像なのか
天地化身…希望のヒトガタ。
神林學:立体/テラコッタ  ナカムラジン:平面/リトグラフetc.
さて、それはそさておき美場テラソでお世話になってる長野県小布施町の町立図書館「まちとしょテラソ」の「Library of the Year 2011 」大賞受賞祝賀会に出席(会場:小布施堂)させていただきました。で、写真が秘密にしといたお楽しみの引き出物です。今はやりの“ゆるキャラ”を否定して制作しましたご存知テラソくんの蕎麦猪口と“NAKARA文具セット”(こちらはオヤジギャグ図案家:中沢定幸氏+オオイガワレール氏のユニット制作です)。ちなみにNAKARA=「なから」というのはほぼ信州全域で通用する方言で「だいたい」とか「まあまあ」とかいう意味で、「こんな引き出物でなからいいんじゃね…」みたいな感じで使います。たぶんこれらのグッズは種類を増やし追々テラソのライブラリーショップコーナーで販売していくことでしょう。お楽しみに!

二人展

タイトルは「天地化身」。GAKU氏のアイディアです。どういう意味かというと…それを僕がこれから考えます。さて大変遅くなりましたが年賀状をいただいた方々、ありがとうございました。時節柄鏡開きも過ぎたという本日以下二人展ご案内を、お年賀に差し替えさせていただきまして発送した次第。思えば年をまたぎ、連日10時間ほど筆をにぎって(にぎったままボーっとしてたりもする)いるにもかかわらず、あまりに筆が遅く、あわよくば二人展に間に合えばなどといい加減なスケジュールを虚構してみたもののムリなものはムリ。10日目を過ぎたところで緊張の糸が一気に緩み(キレてはいません…ちょっとだけゆるんだのね)この2日ほどの筆休め也。…以上お年賀の返信遅延のささやかな言い訳とご理解いただいて結構。ということで今年もあらためてよろしくです!

以下展覧会情報

神林學×ナカムラジン「天地化身」1/23(月)〜2/4(土)ギャラリー・オカベ(東京・銀座)初日1/23,5:00pmよりオープニングパーティー/篠笛奏者・ことさんのミニコンサート/6:00くらいから。

books+exhibition

Eテレテキスト「仏像拝観手引き」…東京藝大の文化財保存学(同大学院保存修復彫刻研究室)の一木造り・寄せ木造り・脱活乾漆像の模刻制作過程が写真解説されてるの発見、即買。国立のしかも一応我が国芸術教育の最高学府の研究機関なのだからあたりまえのことかもだが、その恵まれすぎた研究・制作環境は羨ましい限り。国宝級の仏にさわったりできる特権とか与えられてるのだろうか…いいな。さて師をもたぬアウトローな造り手としては定朝以来の正当系譜をめざすか、下野遊行の円空・木喰的スタイルを探るか…ま、たぶんそのどちらでもないんだろうが最終的にはなんとか仏師としての仕事を残したいところ。

アミダサマ」沼田まほかる・著…初めて読む作家。タイトルにチトひっかかったてのもある。著者の主婦・僧侶を経てってplofileにも興味有り。一応カテゴリーはホラー・サスペンスということらしい。

明日から先日本焼き焼成した酒器の上絵付け作業に入る。

「第8回 クロッキー展」参加・ギャラリー 悠玄(東京・銀座)12/5(月)~ 12/10(土)11:00~19:00(最終日17:00まで)◎「クリスマスポケットアート展」参加・えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)12月7日(水)~12月17日(土)◎「ART POTLUCK 2011/クリスマスギフト展」参加・元麻布ギャラリー佐久平(長野・佐久)12/8(木)~ 12/23(金)11:00~19:00(最終日・クロージングパーティー17:00〜)◎「アヴァンギャルドクロッキー展」参加・えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)12月20日(火)~12月26日(月)…ってダイジョブか?…