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3 years…

2011年の三原谷で展示した弥勒菩薩のスケッチは3年を経て右図着彩本画「Bodhisattva 弥勒」(和紙、アクリルガッシュ、金銀箔/90×60cm)となった。なんとなく仏画を描こうと思って最初に浮かんだビジュアルが弥勒菩薩であった。尋常ではないキャラクター数の仏像界にあってなぜこの人であったのか理由は分からないがとにかくこの顔が浮かんだのだ。その後如意輪観音(のような人)の連作を6点ほどと弥勒の父・修梵摩、 母・梵摩跋提を背中合わせに描いた二天背合圖、迦楼羅王、お不動ちゃん…と、振り返ってみるときちんと本画にしたのはこの3年間でその程度。筆が遅いな…が、まあそれでもよく描いたほうか。

さて豊岡だが、「Bodhisattva 如意」の近作はすでに現地に発送済みだが、多少なりとも新作を…ということで今回もスケッチ風で恐縮だが四天王さんをお連れします…が、がんばったんですけどフルメンバー無理かも…。

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そうだった…告知し忘れてました。

今回で3回目の出展となります「三原谷の風まつり2014」今週末 10/25+26 会場は豊岡市竹野町三原谷の旧大森小学校。

今回の出展作家は縣考二・藤原次郎・黒田征太郎・渡部裕子…とナカムラです。展示プランとしては建築家の縣氏設計の茶室プロジェクト+書家の渡部氏による立体書とコラボしながら六本木で展示した旬の仏画をレイアウトします。あ、あと茶碗でも参加。

他にも楽しい美味しい企画が毎回満載!関西方面の方(でなくても〜)是非お出かけください!!

*写真は2011年、前回出展時の会場からの風景。不思議で素敵な場所。自分にとってモノをつくる上でもひとつの啓示を得た特別な場所かもしれない…。

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10年間地元の方たちと続けてきた「境内アート」。諸事情あり昨年をもって実行委員会を卒業させていただいたが、11年目を迎える今年は境内企画作家ということで参加となった。いろいろな意味で過渡期を迎えてるだろう本企画、志をARTでと出来るかぎりのことを考え、やれる限りのことを実現してきたつもりだが都度自らの限界も感じまた、同時に毎回参加してくれた多くの作家のみなさんとの出会いにも感謝の10年間であったとも思う。

こうした多くのフェスは大概企画当初は参加人数も少なく、当然認知度も低いから集客もままならず始まるものだが、焦らず工夫を怠らず我慢をして続けて行くかぎり必ず成功の糸口は見えてくるものだと思う。事実当初わずか20組ほどの作家に声をかけ、始めた当フェスも近年では150組ほどの出展者を数えるほどに成長した。数字の上では確実に成功に近づいているとは思う。内容的にもART+CRAFT+一箱古本市+ステージパフォーマンス+骨董市などが歴史的禅寺空間と信州の遅い春を彩る桜の森で一同に開かれる2日間はなかなか見応えのある企画といえるだろう。

ただ境内アートに限ったことではないが、こうしたひとつの成功の道筋に沿って進む企画を少し俯瞰して眺めて(特に今年はいわゆる企画サイドではないので)みると案外細々と地味〜にやっていた立ち上げ当初の頃の雰囲気の中にこそ、なにか本当のエッセンスがあったような感じがしないでもない。数字や規模で計れない、もちろん郷愁とかではない忘れてはならない何か。毎回毎年楽しいのだが、そんなお祭り騒ぎの中で少しづつ遠ざかっていった何か。

それを思い出す更なる10年でも良し、行けるとこまで行ってしまえという勢いの10年でもまた良し。何れにしてもそんな混沌を許容する寺空間は今後もそこにあり続ける。失敗はしてもいいけど後悔はしない…そんでいいんじゃないのかね。

で、結局 I’m looking fowerd to KEIDAI-ART 2015 !

*写真ほんの一部だけど自分の分も含めてのせときまっす。

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仲春の句会

今回は、

曖昧なうた口ずさみ春の風

春の陽になめてみたいの赤子尻

広報機人捜しをり春の泥

 

でした〜。

 

今週末、いよいよ境内アートです。10周年です!おでかけください。

祝・10周年!

今年のフライヤーはこんな感じ。芸風とはいえ相変わらず我ながらなんでこうなるんだろうと。色即是空…てこんなかな。色は空、空は色。だからといって「空」は決して虚無ではない。こうやってあらためて描きだしてみると、ここまでやってこられた一つひとつになんか“ご縁”を感じるわけですよ…あ、だから縁日なんだ…。お寺の庫裏の一室で住職+現事務局の木下氏+僕の3人の10年前の会話「10年はガマンしてやりましょう。」10回の縁起の積み重ねがこの絵柄(ちなみにテーマは山車)なのかも。祝・10周年「境内アート小布施×苗市」今年も参加者200名を優に越えます。是非おでかけください!

で、明日から僕は劇団風の子国際児童演劇研究所の授業(ワークショップ)のため上京。

油や会議

11月4日を今期最終営業日として油やもストーブリーグに入って2Wほど。来年GWの再開業に向けてこの冬どれだけたくわえるかが問われているところです。…とうわけで最近まで油やロビーの暖助クン(薪ストーブです)周辺によりそって月2のペースでとりおこなわれてました建設的激論会議、現在油やさんはすでに冷蔵庫状態のため今回より同敷地内、当プロジェクト理事著経営の追分コロニーさんのやはり薪ストーブ前のブックカフェにてぬくぬくと…(やはり軽井沢の冬は薪ストーブが似合いますな)。

手応えと課題をかかえたあっという間の3ヶ月だったわけですが、来期も僕らはポジティブ+楽観+妄想思考で(現実思考は理事長が一手に…ゴメンナサイ)突っ走ります…たぶん。TORICO printmaking studioさんにでは写真系ワークショップ、ギャラリー猫町さん、ART Project沙庭でも本編企画の充実はもちろん、企画作家によるアーティストワークショップの予定もめじろ押し。おとしぶみ工房さんでもスタジオ公開や子ども向けの版画系講座も検討中。北上古盤堂さんのDJイベントもよりパワーアップしそうな気配ですし、その他コンサートやら月一の骨董市やらJR企画タイアップやらなんやらで、とにかく2013年の油やさんに乞うご期待!…ということでしばし僕らのストーブリーグは延長戦が続きます。あ、そんな一環でちなみに僕、ついに古書店経営新規参入の気配ありで今月、神保町古書会館あたりに出没してるかも。といわけで当面コロニーさんに弟子入り状態です。その顛末はまた後日。

とはいっても実はもう少し前に積雪はあったようだ。あくまでも僕が目視確認したのは今日ということ。でも南斜面だからすぐにとけちゃうんだけどね。明日は美場テラソ「紙に油絵!?」(講師:いいじまようこ)今年度最終講座です(ほぼ定員となってます…2〜3人なら当時参加OKかも)。信濃追分文化磁場「油や」も明日・明後日10/3(土)+4(日)がやはり今年度最終営業日となります。こちらもお見逃し無く!油やの紅葉は散り際の風情も含めて今が見頃。というわけで僕は土曜は小布施、日曜は軽井沢ナリ。

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最新情報:境内アートサイトリニューアルです→keidai-art.com

初日

「Lithograph-Black & White 5-Artists 2012」いよいよ本日からです。5者5様、五人五色…なかなか見応えのある展覧会となっております。是非お出かけください!加えて常設コーナーリニューアルでイイ感じ。で、明日7日+8日は油やプロジェクトメイン企画「ホンモノ市」ですよ〜是非こちらもおみのがしなく!!!

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まずは油やプロジェクト秋のメイン企画「第3回ホンモノ市」(10/7+8)のポスター、本日JR長野新幹線軽井沢駅構内に掲示されたとのことです。JRさんとは来期油やプロジェクトと提携旅プランを企画予定ですのでご期待ください。

さて、進行中は油やさんだけではないのです。忘れちゃいけない境内アート。11/11募集開始に向け本日まちとしょテラソ(小布施町)にて企画会議。なにせ来年は10周年ですからね、感慨もひとしおです。参加作家20人に電話かけまくって始めたローカルアートフェア。住職にどんなに当初お客さんが来なくても3年でやめるのだけはヤメテね、ガマンして10年は続けてね…てお願いして、ほんとに来年で10年ですよ。生まれた子供は小学校3年生ですよ。小学校3年生の子は成人式ですよ!、四十のオッサンは五十ですよ!!!…そこ見た目はあまりわからんかもだけど結構きついのよいろいろ。

ま、とにかくめでたいことです。公私ともにいろいろな節目となりそうですがとりあえず10年目、やりきってみたいところです。