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ドローイング展

越ちひろ ドローイング展/2011年2月18日(金)ー3月13日(日)『Blood Diamond』オープニングレセプション/FLAT FILEに小布施の美場テラソ(この件まだupしてない…近々)のあと顔を出す。300点以上の筆跡が古色の壁を埋める。なかなかできることではないが、もっとできるのかもしれない。“アイディア”では納得できない。観る側をあきらめさせるような絶対値が必要だろう。今回の作者に対してではなく自分自身に対して。
さて、FLAT FILEにてNagano Art File 2011 ドローイング展に参加する。40名の参加が決定しているようだ。今年もフライヤー制作をまかされたので、さっそく制作素材として画家たかはしびわ氏の貴重な画帳を預かってくる。JAFの封書を何枚も綴じて彼が作ったブツでこれがなかなのものなだ。お楽しみに!*ちなみに越さんには4月の境内アート参加の快諾もいただいた。こちらも楽しみである。

版画2人展

「版画2人展」/2011,2月10日〜20日/エスパス・ミラボオ(神楽坂)。発送準備完了、DMも明日送り出す…て遅いでしょ! 手渡しした関係各位にはそれでご容赦を。とにかくサ。事が予定通りに進みません…。そのへんよろしかったらオープニングでつっこんでください。*今回銅版画の小品多し。

schedule2011

掲載が遅くなってしまったが2011年展覧会スケジュールはほぼ以下の通り。

「版画2人展」/2月10日〜20日/エスパス・ミラボオ(神楽坂)

「Nagano Art File 2011(ドローイング展)」/3月(詳細未定)/FLAT FILE(長野)

「境内アート選抜展」/3月17日〜23日/エスパス・ミラボオ(神楽坂)

「ハッピートゥギャザー(絆)展」/3月31日〜/日本橋三越・銀座三越・伊勢丹同時開催

「境内アート小布施×苗市」/4月16・17/信州小布施玄照寺

「アートに泊まろうプロジェクト」/5月〜/HOTEL  JAPAN  志賀(長野県志賀高原)

「九谷ヌーボー招き猫展」/5月25日〜31日/丸善日本橋店

「LABEL match ART」/6月1日〜7日/丸善丸の内オアゾ店

「個展(タイトル未定)」/6月(詳細未定)/FLAT FILE(長野)

「個展(タイトル未定)」/9月(詳細未定)/いろどりや(渋谷)

「軽井沢TOPOS」/10月(詳細未定)/春や(軽井沢町)

九谷ヌーボー

先日「LABEL match ART」の件を記したが、実は直前に同じ丸善の日本橋店で「九谷ヌーボー展」の開催が決まっている…いや決まってしまった(最近知ったの)と言った方がいいかも。場所と会期を検討中であることはもちろん知っていたがまさかココにフィックスされるとは思ってもいなかった。が、まあメイン作品は2009年から九谷に赴いたりして準備はできていたし、今後制作することになる他の付帯作品については時間的な問題をネガティブに考えず、今までとは違った制作スタイルを確立するチャンスととらえてみようと思っている。詳細はもう少し具体的になったら報告しますが、さて。すでに九谷のデコ盛り(青九谷とは別系譜のいっちんの伝統技法)職人さんにデザインをお渡しして、完成・納品済みであったブツが我が仕事場に一時滞在することに。お正月をいっしょに過ごしてくださいと企画元・風呂猫のキャトグラファー板東氏がわざわざ持ってきてくれたのです。実物は5月末の日本橋のお楽しみということで今回は後ろ姿のみチラっと。自分でデザインしといてなんですがホンモノはヤバイです。4方向から描いた平面デザインがほぼ完璧に3Dに再現されていて、やっぱり職人さんてすごすぎる!

LABEL match ART

オニが泣こうが笑おうが、気がつけば来年の展覧会予定は結構タイトになりつつある。詳細は仕事納めあたりまでに「information」ページにてログ扱いで公開予定。それぞれ楽しみな展覧会めじろ押しなのだが、中でも昨年あたりから少しづつ時間をかけて調整準備を続けている企画が「LABEL match ART」。6/1〜6/7 丸善・丸の内オアゾ店4Fギャラリーでの開催が正式決定した。NHKの「視点論点」や「徹子の部屋」にも取り上げられ出演もされているマッチラベル蒐集家・グラフィックデザイナーの加藤豊氏とのコラボ展。最近はすっかり出番の少なくなった(ほぼナイかも…)「燐寸」=「マッチ」。いうなればそのパッケージデザイン「古燐票」の魅力にグっとせまって、なおかつ僕がART化してしまおう(すでにやってはいるのですが)という企画。マッチラベルの魅力とその詳細については僕があらためて語るまでもなく加藤氏のリンクサイトをご覧いただければよいのだが、僕自身はあのパッケージ5×3cmの小宇宙に“原寸勝負”した職人(浮世絵師の系譜と言われている)たちの感性と技術に深く感動する。PCにせよコピー機にせよ拡大・縮小が当たり前の環境の僕らにはあの執着心はまねのできない領域となるが、ま、ソレハソレ。良いモノはよいので感性の部分だけでもどっぷりとハマらせていただく所存である。

余談だが僕の生まれた街の山奥にはその昔燐寸の原料にも使用されていた硫黄の鉱山があって、こどもの頃最寄りの鉄道駅にはいつも黄色い採掘物を満載した貨車が何両も繋がれていたのを覚えている。ホントのことをいうと僕は硫黄だけに限らないがこうした化学薬品系のニオイが少々ニガテだ。科学はすきだが化学はイマイチ。でも硫黄泉などの温泉は好き。マッチもラベルにはゾッコンだが摩って発火する時のニオイもこれまたニガテ(このニオイが好き!という人もいる)。結局けっこうワガママだ。

天女

以前から気になっていた日本橋三越の天女像。約10年をかけ僕の生まれた翌年に佐藤玄々氏一門の手によって完成されたとのこと。My趣味のブツ系カテゴリーに入るのかどうかは微妙だが、そこはキャラが無尽蔵な仏教世界。例えば薬師如来を守護する十二神将には各々7,000人の眷属がその配下に従うほどなので、美しい天女さんのお一人やお二人いらっしゃってもぜんぜん  No problem ! しかもそのデコラティブ感は比較的華美な衣裳の菩薩系や大日如来さんもしのぐほど。よくぞやりきりました!ってことですよ。 *ちなみに一応撮影許可はとりました。近くの売り場のおにい様におそるおそる「やっぱり写真てとっちゃだめですよね…」don’t you? 的否定型疑問みたいなネガティブな問いかけをしたところ、「みんなけっこう撮ってますよ」とあっさり。ナ〜ンダとばかりカバンからゴソゴソと一眼レフカメラを取り出してバシバシ記録させていただきました。三越のおにいさんアリガトウ!

さて、明日12/22(水)〜28(火)まで本館6階美術画廊にて「酒器展」に参加させていただきます。相変わらずの芸風ですが、うまく場に馴染むかな…。お近くの方は天女高覧方々いかがでしょうか。

密会

photo:Ooigawa Rail

菅平高原から須坂・小布施方面に下ってくる国道406号線。道幅もそれほど広くなく、あまり国道らしくない古い街道。名所「臥竜山」を左にすぎるあたりから蔵の町の風情がどことなく…。本町通り「上中町」信号ほぼ角あたり、やはり古い商家をリノベーションしたショップ「ヤンネ」にてnana*t代表・中沢定幸氏+写真家・オオイガワレール氏と密会。実は両氏、昨今デザインコンペ「ライフデザイン信州」グランプリを受賞している。先日くだんの「ヤンネ」にて受賞記念パーティーが催されたのだが所用にて参上能わず、日をあらためて今回の密会と相成った。初対面の中沢氏、なかなかチャーミングにして才人。かなりのアート的戦闘値を持っていながら、ついついオヤジギャグ表現に走ってしまうあたりが憎めないところか。個人的にはもちろんZUGAYAプロデュースの松代清水寺縁起物シリーズ(ブツ画)にハマる。

2011,1/8〜 ガレリア表参道で開催の「LIFE DESIGIN展」にて中沢氏とのコラボが実現する。詳細は後日、乞うご期待!

*明日から「アバンギャルド・クロッキー」オープニング(神楽坂・ミラボオ)+「LABEL ×ART」(丸の内・丸善)の打ち合せのためしばし上京。

いわし

結局気になっていた「いわし」という名の猫は上巻の終わりから数えて8ページ目にでてきた。250頁分の最後の8。ま、下巻だけでもそれなりに読めるが、その後上巻を読むというのはそれほど面白くはないということを再認識した。あたりまえなんだけどね…。

AVANT-GARDE CROQUIS展参加/12.20(月)〜27(月)エスパス ミラボオ(東京・神楽坂/赤城神社参道)*20日オープニングパーティー。お気軽にどうぞ。

フツーのクロッキー展じゃないらしい。企画担当者からは「とにかくアバンギャルドなブツを」と要請されている。さてアヴァンギャルドって…どうしましょ。

ブツ

一旦はオシマイにした「風まつり」の件だが、昨日明石からおそれていたブツが届いた、本件企画サイドからの1枚のCD 。わかっている、この中には僕が撮りこぼしたおネエさま方々の貴重なお写真とともに、当然2日目以後の酒宴の醜態が収められていることも…。尖閣問題以後うかつに画像は扱えない。またこの件に関して国民の知る権利もない。なのでココロの準備ができ次第、個人的に閲覧し後は機密扱いとして厳重に封印することとする。ウレシハズカシ一連のお写真、どうもありがとうございました!
今日は1日、週末に小布施町で始まるワークショップ「美場テラソ」の講座の用意。明日は現場で館長と備品準備です。お時間ありましたらお気軽にご参加を!

ありがとう

一周間続いた三原谷の川の風まつりのレポートはこのへんでお開きということで。最後に大変お世話になりました地元主要区民の皆様の写真をアップさせいただきます。もちろん感謝申し上げたいサポートいただいた方々はきりがないのですが何故かこの4名の写真だけが残っておりました。この撮影日はまだ若干平静さを保っていた初日の懇親会で、その後滞在中連日の酒宴となるわけです。当然冷静にカメラを構えるというような状況ではありませんで、その間の醜態の一切の記録(記憶も多少)手元には残っておりません。 なので愛すべきおっちゃんたちの貴重な写真なのですが、しっぱいした!実は酒宴には美しいおばさまやおネエさまたちも多々いらしのにもかかわらず、こちらも当然上記の理由で一枚も写真に残っていないのですヨ。女性の方々はココロにやきつけておくことにします…。とにかく初めて滞在した豊岡三原谷で出あった全ての皆様に感謝です。ありがとうございました!
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