Jin Nakamura log

九谷ヌーボー

先日「LABEL match ART」の件を記したが、実は直前に同じ丸善の日本橋店で「九谷ヌーボー展」の開催が決まっている…いや決まってしまった(最近知ったの)と言った方がいいかも。場所と会期を検討中であることはもちろん知っていたがまさかココにフィックスされるとは思ってもいなかった。が、まあメイン作品は2009年から九谷に赴いたりして準備はできていたし、今後制作することになる他の付帯作品については時間的な問題をネガティブに考えず、今までとは違った制作スタイルを確立するチャンスととらえてみようと思っている。詳細はもう少し具体的になったら報告しますが、さて。すでに九谷のデコ盛り(青九谷とは別系譜のいっちんの伝統技法)職人さんにデザインをお渡しして、完成・納品済みであったブツが我が仕事場に一時滞在することに。お正月をいっしょに過ごしてくださいと企画元・風呂猫のキャトグラファー板東氏がわざわざ持ってきてくれたのです。実物は5月末の日本橋のお楽しみということで今回は後ろ姿のみチラっと。自分でデザインしといてなんですがホンモノはヤバイです。4方向から描いた平面デザインがほぼ完璧に3Dに再現されていて、やっぱり職人さんてすごすぎる!

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  • collaboration | ride on graph

    2011年4月28日 at 11:03 PM | 返信

    […] 多治見の製陶会社よりデザインを渡しておいた上絵用の転写シールが届く。本焼きされた蕎麦猪口に貼って上絵付け焼成(800℃程度)すると発色して定着する。基本的にはその作業まですべて現地の窯元でやってもらうのだが、一部別な作品に自力で転用しようというもくろみあり分けてもらった。同時に今までシルクスクリーンにて自分で呉須下絵用のシールを制作していた「印判」を今回は本来の銅版転写で、これも瀬戸の職人さんの協力を得て制作中。さらに九谷の伝統技法「いっちん盛り」で招き猫(以前背中だけ紹介した)をデザインとサイズを追加して5体制作に入る。…言葉にすればそれだけのことだが、デザインする人、制作する人…結局人対人、それぞれのプライドとリスペクトが交錯し手探りで仕事がすすむ。作家同士のコラボレーションも刺激的だが、こうした絡みも良い。なおこれらは全て5月末から6月頭の2つの展覧会で閲覧可能。 […]

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