Jin Nakamura log

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直前いろいろ

いよいよ油や開業が直前に迫ってきました!7/21(土)GRAND OPENの書類一式300通以上を封入、関係各位に発送し、先日は館内にて記者会見(なんかスゴソーでしょ)。秘密の口福スペース蝙蝠のメインテーブルなどをすったもんだしながら制作しつつあたふたした日々なのです。昨日は沙庭企画のインスタレーション作家・佐藤比南子氏来館。本日から泊まり込みで制作に入り、ますます緊張感がたかまりつつありますね。*詳細はサイトをご覧ください。

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さて、そんな中。私事ですが(ま、当ブログそのものがワタクシゴトですけど)しばらく前からなんとなく…どーなんだろ…とか思いつつ始めてたFB。現在諸事情で私、閲覧・カキコミ出来ない状態です。要するに迷惑メール対策のため途中でメルアド変えてその後パスワード忘れてたことに気付き一旦ログアウトしたら入っていけなくなっちゃったってマヌケな始末。なので友達リクエストはじめ各お誘い等のアプローチに一切対応できませんのでゴメンナサイ。そのうち気が向いたらまた新しいFBアカウント取るかもですが、いつになることやら。FBは反応があって面白くはあるもののなんとなく自分に合うのかどうか???のままお試し期間で使用中でしたが、こんなこともあって自然の流れでしばしまたblogオンリーな感じになりそうです。なお、油やプロジェクト内では住み込み妖怪「油小僧」がパーソナルキャラになった多重人格FBの一人格として登場するかもです。そちらではまたよろしくということで。

本日は油やプロジェクト本館エントランスにて「猫町珈琲店」主催の猫のレコードジャケットDJイベントが開催されとてもにぎやか。GW緊急企画も残すところあと二日。連休明けはグランドオープンの7月まで第3期工事に入りテナントの営業は一旦休止となります。なのでこの機会に是非油やを体感ください、おまちしてます!

更新

珍しく4日も開けてしまった。もちろんこの間なにもしてなかったわけではない。18日はクライアントである永井農場さんの平成23年度農林水産祭天皇杯受賞祝賀会に参加。←すごいことです!賑々しい会場の雰囲気なか僕ら数名の制作スタッフのみちょっと浮いてましたが…。その後デザインルームエムのディレクター・M氏より、つい最近アカウントをとったFacebookの取扱個人講習を受ける。この件に関しては今のところ先方からいただくお友達承認以外にほとんど積極的なリアクションをしていない(要は使い方が今一よくわからないのだ)が、その日の講習の成果で一応本人写真は入れることができた。とてもトモダチができそうもない上から目線の機嫌のわるそうな写真である。日曜は真ん中の小僧クンの卒展へ。3つに分解された鋳物製のマンホールでした。ふと自分のその頃のことを思い出したりしつつ…。そういえば僕の卒制はフリーになったとき、売れるものはなんでも売っちまえ…買ってもらえるんだったら買ってもらっちまえ…とばかり小布施堂さんに引き取っていただきました(いや〜その節は助かりました〜ありがとうございます!)。なつかしーな。で、写真下は岡本太郎生誕100年記念フィギアです。海洋堂制作しリアルナンバー付ガチャポン300円也。長野駅前平安堂で購入。*なんか「○○堂」が3つ続いたのでそれぞれリンクしきました。

Takeno photo from Osaka

映像作家の藤原次郎氏より今年10月に行われた三原谷の風まつり展示風景の画像が届いた(そういえばなんか撮っていてくれてたっけ…)。あらためて自分以外の人間のフィルター(感性)を通してみると自分で生み出した世界なのに、またちがったものに見えて新鮮。わずかに写り込んだ窓越しの竹野の風景も、たった2ヶ月ほど前のことなのに妙に懐かしく感じてしまう。ちょうど今日から写真に写ってるbodhisattvaの着彩を始めようと準備をしていたところだったので不思議なタイミングを感じる。

公開制作

17才の頃に撃たれた「SANTANA  LOTUS」のポスター。以来その衝撃と呪縛から開放されないな。好きなものは好きだからしょうがない。そしてこのたび初めて制作した本人に会いに府中市美術館へ赴く。なんで公開制作なんて不自然なことしてるのか理由はよくわからなかったが、一人でこもって描く時とはまた違ったものができるらしい。お題はやはり「Y字路」。ずいぶんと地味な色調であったが、見えてるものを見えないように描きたいんだそうだ。これも理由がよくわからなかった。制作中は撮影禁止なので写真は彼がバックヤードに休憩にいってるときに写したもの。まあ本人に会ったからどうということもないのだが、自分の中での一つの整理と言うかそんなとこだろうか。「魔除猫」のフィギアストラップを記念に買って帰る。あ、会いにいった人は横尾忠則さんです。

境内アート2012

当サイトでの告知を正式にしてなかったですが、12/1より境内アート2012(4月21日/sat・22日/sun◎長野県小布施町)の募集が開始されています。今回も先着順となっておりますので早めのお申し込みを!今回は昨年好評だった境内剣道場を壁面を活用できるかたちで16ブースご用意いたします。平面作品を壁面展示されたい方などぜひご利用ください。禅寺境内で当初20名のアーティストで始めたフェアも会を重ねて9回目、現在毎年150名近い作家のみなさまのご参加をいただいております。来春4月、北信濃桜満開の頃、どのようなアーティスト・作品に出合えるか今から楽しみです。もちろん今回も来場者・作家の皆さんの投票による「境内アート選抜展」(おぶせミュージアム)も開催いたします。お楽しみに!*ステージパフォーマンスやおいしいお食事やカフェなどでのご参加も大歓迎です。*まちとしょテラソ企画「一箱古本市」+参道での骨董市も同時開催。

studless

例年に比べてかなり早いんだけどスタッドレスタイヤにはきかえる。来週より制作が始まる“アートに泊まるホテルプロジェクト”のため、いつ降っても(雪ですヨ)おかしくないという志賀高原に登らなくてはならないのです。1970年代あたりに建てられたであろうホテル旧館の各客室をアーティストがなんとかしちゃおう…という企画です。Jin’s roomはモアブ・エディションの全面的な協力(代表で職人の水上さんが刷ってくれます…感謝!)を得て壁に直接CMYKプロセスカラーに分版されたシルクスクリーンを刷っていきます。制作風景はちゃんと記録しておきますので後日報告。プランはこんな感じ。

西国紀行_3

つづきまして今回初参加の建築家・縣教室と映像作家・藤原教室の画像です。縣氏は境内アートでもおなじみ、「茶室プロジェクト」にてジュニアとともに参加。今回もエセ茶人ぶりを存分に発揮し、まったりとした空気を竹野に運んでくれました。一方藤原次郎氏はその田園風景が広がる豊岡市竹野町と、フィンランドの伝統的な生活文化が息づくハメーンリンナ・ハウホ地区を撮影した共同制作映像詩『いつもの風景 Takeno-Hauho(タケノ-ハウホ)』がドイツの映画祭『ワールドメディアフェスティバル』で金賞を受賞している…というような実はスゴイ人なんだけれど、とっても気さくなオッチャンで昨年以来仲良くさせてもらってます。西国で生き抜くコツ(オバチャンたちのオモチャになる!)も伝授していただきました。ナルホド〜。

昨年から続いて参加しているもう一人、神林教室です。今回のテーマは“おさかなランド”…ではなく「水柱」だそうです。お題はともかく相変わらず彼の掌(タナゴコロ)から生まれるブツは今年も老若男女問わず大人気。「これでいいのだ!」ってピュアな気持ちが伝わってきますね。

「…日々旅にして旅を栖とす」と記した芭蕉翁ほどではないものの、自分が図らずも生み出してしまったナニガシカのブツを携えてノコノコとあちらこちらに出かけていっては、そこで思いがけずたくさんの人と縁を結ぶこととなり、時にこころ躍り、時にココロ焦がし、また癒し癒され…そんなことを繰り返している。紀行冒頭「月日は百代の過客にして…」は、ことさらどこか遠方に赴くということでなくとも、日々暮らす人生そのものが旅であると説くものと理解しているが、やはり“そこ”に行ってみなければわからないものは確かにある。一見同じような山河でもやはりどこか異なる気配を漂わせ、当然住まう人々はその風景の中に馴染み、旅人として郷に入った当初は自分自身もなにかしらよそよそしいものであるが、3日も現地の空気をすって、そこに染みだす山の水(酒も…)を飲み、土地のものを食い、伝わる言葉を聞き続ければ我が身の何割りかはすでに“そこ”のものに入れかわっているような気さえしてくる不思議。

そんなわけで今年も行ってまいりました、西国巡りの旅。順次報告していきましょうね。*写真は兵庫県豊岡市竹野町桑野本の里山と田園風景+そこに広がる田んぼアートです。