昨年に続き今年も諏訪湖は全面結氷しお御渡りが確認された。湖を貫くこの氷の亀裂は神様の恋路…ということになっている。遠距離(といっても湖の対岸同士というニュアンスだが)の張り裂けんばかりの想いを氷のせり出しに刻むわけだ。それにしても天でも地でも神様の逢瀬は刹那だな。一年一度、しかも夜空が曇れば涙雨、水がぬるめば渡る能わず…そんなイチャイチャしなくてもちゃんと通じておりますのでしょうかね。ちなみに人間はセックスをして子を生しますが、次元の高い天使界に行きますと、お互いに微笑み合っただけでその件は成立するらしいですよ。ま、人間界でも思春期の頃イケメンくんと目と目が合っちゃっただけで妊娠しちゃったってJKのウワサ話も聞いたこともありますがね(もはやカミの領域です)。
なお現在の諏訪湖は結氷は半分ほどになっており、お御渡りの痕跡もすでにない。それでも広大な湖が白く覆われた様は神秘的なものがある。写真は本日のもの。夕暮れの湖畔では氷の軋む音が鳴り続けていた。
(コレ、神様でなくてもついフラフラっと対岸まで歩いていきたくなっちゃう)
というわけで今回は「酒蔵で本を読むくらもと古本市」in真澄で開催された美篶堂さんの『和装本四つ目綴じ』ワークショップに参加してきました。
美篶(みすず)堂さんは長野・伊那市にある製本屋さんです(といっても普通の製本会社じゃないよ)。以前から一度行ってみたいと思ってたので、しかも僕個人的にも御贔屓の蔵元「真澄」さんでの開催とあって即決で申し込み。とは言っても職人仕事ですからね、A型因子が年々低下していく我が身につとまるか若干の不安をかかえつつも結構イイ感じにできちゃったりして…気に入ったんでコレ仏画帖にしようかな。
seasheep
2013年2月11日 at 11:29 AM |
美篶堂さん、神田明神(今はあるのかな)にあって、和装本四つ目綴じセット持ってます〜。
まだ、作ってませんが。
伊那市は父の実家があるところです。「みすず飴」は地名からきてるのかしら?
jin
2013年2月11日 at 4:04 PM |
みすずかる…は信濃の枕詞ですよー。
神田のお店はあるんじゃない。