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ギャラリー参加枠

境内アートの募集要項が先日リリースされましたが、今回実験的取り組みとして企画いたしました「ギャラリー参加枠」についてさっそくお問い合わせをいただきましたので下記に企画意図を掲載しときます。よろしくお願いします。
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「境内アート」では毎回イベント内容の活性化の目的で実行委員会にて企画検討し、過去様々なプロジェクトを試行・チャレンジしてまいりました。この度2011年からの新企画として個人参加枠とは別に「ギャラリー参加枠」を新しく設けることといたしました。
この場合のギャラリーとは作家・あるいは作家の作品を広くプロデュース(販売等営利事業も含めて)する事業者という意味です(広くは美術館などの企画担当者なども含まれても可)。ギャラリー事業者が普段取り扱っている作家(アート・クラフト両部門とも)の作品を境内アート当日、個人参加作家のブースに交じって展示(販売)していただけます。また取り扱う作家の人数については応募規定ブースの範囲内であれば限定しません。(ブースの広さ、参加料金については2011年は個人参加者と同じとします*詳細は要項参照)
企画意図としては、日頃ギャラリー事業者の眼を通してチョイスされた質の高い作家の作品を各エリアの展示に介在、紹介させることで会全体のレベルアップを目指し、また全国から集まる個人参加作家とギャラリー関係者との交流・出会いのチャンスの一助になればとの思いもあります。
2011年については実験的位置づけでもありアート・クラフト両部門とも各1〜2枠程度の参加を見込んでおりますが、様子を見ながら順次拡大していけたらと考えております。関係各位にはご理解ご協力いただければ幸いです。

ホムラくん

小学校のときクラスでひとりだけあだ名がなく、それをトモダチに知られることをとっても恐れていたホムラくんは穂村弘という人で歌人らしい。
待ち合わせ時間がずれてたまたま入った本屋でまったく買う予定のなかった文庫本を手に取った 「本当はちがうんだ日記」 (穂村弘著・集英社文庫) 。480円は悪くない買い物だった。イイモノ見つけた。
得体の知れない本を買う場合の根拠はまずはタイトル、装丁、裏表紙のコメント、目次、最初の一ページの立ち読み、あとは”勘”。最近はもっぱら失敗を恐れて図書館で、借りるか極めて情報が少ないが気になる本はリクエストしちゃうかというズルい態度で読書に臨んでるのだが、たまには身銭を切らないとね…とエラソーに言ってもたかだかワンコインだが。
僕の選択する本は概ねオタクボーイの長男くんくらいしか興味を示さないが今回は高3の末っ子・連れ合い・後期高齢者の母までが手に取っている。そんなにファミリーな内容でもない気がするのだが不思議な現象である。久しぶりに黙読しつつ声をだして笑っている…気になるでしょ。
しばらくホムラくんの他の作品を注目して読んでみることにする…図書館で。

アレ?ここまで書いてて思い出したが、この人の本たしか読んでるな「絶叫委員会」。なんだ…ソカソカ。

募る。

境内アート小布施×苗市2011年度募集要項リリース開始です。前回以前の参加者ならびに各美術館・美大・ ギャラリー等へは近々事務局より発送の段取り。みなさまふるってご参加を!
*早朝の禅寺、OSSAN-ARTISTS 山門に佇むの圖 2010(Photo:Nakamura JIN)
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美場テラソ始動

4年ぶりの小布施での「美場」再開。アートワークショップをそもそも図書館でやるというのは理にかなってると思う。なにしろ資料の宝庫だからね。今回はさらに場所にちなんで”ART本づくり”。基本的には夏に軽井沢脇田美術館でのキッズワークショップと同じ内容だが、今回は大人も交じってさらに完成度がアップ。ただやはり子どもの”暴走クン” の迫力はさすが…。なかなかたのしい「えほん」が続々と出来上がりました。参加いただいたみなさまお疲れさまでした!
*次回は12/18(土)神林學氏による「ワーヤーワーク」講座です。詳細問合せは「まちとしょテラソ」へ。
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HANE-project

101119.jpg FLAT FILEにて以前購入予約をしておいた木村仁氏作品「HANE-project 2010」の羽碗を受け取る。半磁器土泥漿(でいしょう)鋳込み成形でエディションNo.6。師の作品コレクションはこれで2つ目。学生の頃からその制作の後ろ姿を見続けているが、技術的にも感性の面でも、その隙の無なさにずいぶんと憧憬の念をもっていたものだ。もちろん憧れているからといって自分も同じようにできるものではなく、むしろ自分の生み出すものはその対極で、全く泥臭くどこかグニャグニャしていて稚拙で、でもそれで良しとして、またそれが自分なのだとして作り続けていたような気がする。本質はそう大きくは変わるものではないが、ただ最近になってそういう感性だけが自分ではないような気もして来た。本来不器用なのだが、これだけ長くやってると多少なりともさすがに「技術」というものを獲得することになる。まあ人と比べたらはるかにのんびりとしたペースではあるのだけれど…。それでも若い頃にはありえなかった何かしらのテクニックとか引き出しとか(それぞれイヤらしさも含めて)を前提にそれでもやっぱりピュアに創れるんじゃないかと。そんな話を以前作家の友人にしたらキモチわるいこと言うなとひかれたが…。
さて、明日からいよいよ小布施・まちとしょテラソにて「美場テラソ」ワークショップが始まる。初回は言い出しっぺなのでまず僕がやります。12月以後も続々と楽しい講座が続くので是非情報確認の上、ご参加を!

ブツ

一旦はオシマイにした「風まつり」の件だが、昨日明石からおそれていたブツが届いた、本件企画サイドからの1枚のCD 。わかっている、この中には僕が撮りこぼしたおネエさま方々の貴重なお写真とともに、当然2日目以後の酒宴の醜態が収められていることも…。尖閣問題以後うかつに画像は扱えない。またこの件に関して国民の知る権利もない。なのでココロの準備ができ次第、個人的に閲覧し後は機密扱いとして厳重に封印することとする。ウレシハズカシ一連のお写真、どうもありがとうございました!
今日は1日、週末に小布施町で始まるワークショップ「美場テラソ」の講座の用意。明日は現場で館長と備品準備です。お時間ありましたらお気軽にご参加を!

ありがとう

一周間続いた三原谷の川の風まつりのレポートはこのへんでお開きということで。最後に大変お世話になりました地元主要区民の皆様の写真をアップさせいただきます。もちろん感謝申し上げたいサポートいただいた方々はきりがないのですが何故かこの4名の写真だけが残っておりました。この撮影日はまだ若干平静さを保っていた初日の懇親会で、その後滞在中連日の酒宴となるわけです。当然冷静にカメラを構えるというような状況ではありませんで、その間の醜態の一切の記録(記憶も多少)手元には残っておりません。 なので愛すべきおっちゃんたちの貴重な写真なのですが、しっぱいした!実は酒宴には美しいおばさまやおネエさまたちも多々いらしのにもかかわらず、こちらも当然上記の理由で一枚も写真に残っていないのですヨ。女性の方々はココロにやきつけておくことにします…。とにかく初めて滞在した豊岡三原谷で出あった全ての皆様に感謝です。ありがとうございました!
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奥座敷

さて、2階教室の奥座敷(もと家庭科室だったらしい) は坂本泉さんのPLASTIC WORLD。ジャンクの後2つ爽やかな緊張感のある立体作品が続いた後、再びまたジャンクで締めくくりというわけです。捨てられていくビニール袋などで制作された”服”は試着可能ということで小さな観覧者には大人気の体験型アート。加えて廃校になった小学校の校歌を覚えている卒業生からサンプリング録音しBGMにて終日リピートで会場に流し続けるという趣向は、僕ら作家の脳裏にも刷り込まれ、会期終了後も2〜3日ほど卒業したわけでもない学校の校歌のメロディをつい口ずさんでしまうという副産物をもたらした。
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神林教室

複式学級だったという2階の3つめの教室は彫刻家・神林教室。タイトル「バードマンワールド」。とにかく彼は仕事が速い、セッティングも撤収も風呂も…。その勢いが作品にも表れているというところか。
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