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books+exhibition

Eテレテキスト「仏像拝観手引き」…東京藝大の文化財保存学(同大学院保存修復彫刻研究室)の一木造り・寄せ木造り・脱活乾漆像の模刻制作過程が写真解説されてるの発見、即買。国立のしかも一応我が国芸術教育の最高学府の研究機関なのだからあたりまえのことかもだが、その恵まれすぎた研究・制作環境は羨ましい限り。国宝級の仏にさわったりできる特権とか与えられてるのだろうか…いいな。さて師をもたぬアウトローな造り手としては定朝以来の正当系譜をめざすか、下野遊行の円空・木喰的スタイルを探るか…ま、たぶんそのどちらでもないんだろうが最終的にはなんとか仏師としての仕事を残したいところ。

アミダサマ」沼田まほかる・著…初めて読む作家。タイトルにチトひっかかったてのもある。著者の主婦・僧侶を経てってplofileにも興味有り。一応カテゴリーはホラー・サスペンスということらしい。

明日から先日本焼き焼成した酒器の上絵付け作業に入る。

「第8回 クロッキー展」参加・ギャラリー 悠玄(東京・銀座)12/5(月)~ 12/10(土)11:00~19:00(最終日17:00まで)◎「クリスマスポケットアート展」参加・えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)12月7日(水)~12月17日(土)◎「ART POTLUCK 2011/クリスマスギフト展」参加・元麻布ギャラリー佐久平(長野・佐久)12/8(木)~ 12/23(金)11:00~19:00(最終日・クロージングパーティー17:00〜)◎「アヴァンギャルドクロッキー展」参加・えすぱすミラボオ(東京・神楽坂)12月20日(火)~12月26日(月)…ってダイジョブか?…

特別展示 「三人展」◎神林 學・ナカムラジン・生井 巖 2011年11月8日(火)~11月10日(木)えすぱすミラボオ(神楽坂)が開催します。来年出展が決まったアートフェアのシュミレーション展示という位置づけです。もちろん一般公開もしますので3日間で短期間ではありますがタイミングが合いましたらお出かけください。GAKU氏とは何度かご一緒させてもらってますが日本画家・生井氏とは今回が初めてのコラボとなります。尊敬する作家の一人でもありますので貴重な経験となるでしょう。といっても時間の限られた中でのシュミレーション展なので僕は50号サイズのデジタルプリント2点(bodhisattvaシリーズの一応新作ではあります)は持っていく予定。+明日11/5は隔月恒例の美場テラソ・アーティストワークショップです。今回は近藤英樹氏によるリトグラフ講座/以下講師からの内容紹介/リトグラフは絵を描くことにより版をつくるユニークな版画技法です。油性の描画材で絵を描くと版にすることができます。ただ絵を描くのはペンや筆だけとは限りません。今回のワークショップでは植物そのものを使って描き、版を作って頂こうと思います。まず身近な植物を採集しに行くことからはじめ、その植物を版に転写することでリトグラフを体験していただきます。紙には色を使って刷っていこうと思っています。浮かび上がる植物の形は普段気付かなかった景色を見せてくれるかもしれません。/当日参加も若干可能かと思われます。興味のある方は是非!

“ランナーズハイ”ならぬ“トラベラーズハイ”のまま日常への順応作業をすすめている。さてそんな中、今日からすこしづつ旅の報告をしていきますね。まずは今年の展示風景から。昨年の「旅するハコ」から一転して「田んぼアート」を借景に二人の菩薩に対峙してもらって静かな空間になってます…かね…。

奉納

神楽坂「長月十五夜観月会」無事に会期納まりました。期間中参会いただいたみなさまには心より御礼申し上げます。またわざわざ足を運んでいただいたのにもかかわらず、作家の都合不在でお会いできなかった方々には大変申し訳なく思っております。最終日作家友人(に、させてもらってます)日本画家・生井巌氏尺八による観月会奉納演奏のもようを画像アップしまして納めのご報告とさせていただきます。ちなみに氏は画家でなかったら虚無僧になりかたかったそうです。病気治療(呼吸法)のため始めたとのことでしたが、なかなかの腕前でやはり和楽器というものはよいものです。ちなみに_2,ギャラリー前の赤城神社参道は秋祭りでしょうかご覧のような賑わいでこちらも威勢のよい神輿が奉納され最終日に華をそえられた感じで(勝手にそう思って…)うれしいかぎり。ちなみに_3,事情により急遽個展というかたちになりました「長月十五夜観月会」ですが、来年もこの会自体は恒例として開催作家が“友だちの輪”的に引き継がれることとなりました。ということで2012年秋は友人の彫刻家・神林學氏がやってくれるとも!!

月すむ空にあくがるる

今年の中秋の名月は六年ぶりに満月となったそうな。件の「長月十五夜観月会」開催中。祭壇はこんな感じ。団子はメレンゲ、御神酒は月兎の和製マッコリ+清酒「神楽坂」。四方神は九谷ヌーヴォーの招き猫で、ススキと吾亦紅は琉球泡盛久米仙の一升瓶に。いつしか升のお賽銭箱が勝手にととのえられ、さてさて善男善女何を月に願うのか…こころの果てを知るよしもがな。

*急遽開催となりましたオープニングパーティー、足を運んでいただいたみなさまありがとうございました。いつも素敵なお料理をOkumuraさんありがとう!

*recently reading:「伏」桜庭一樹/「復元・幻の大寺院〜新薬師寺の謎に挑む」NHK出版(いずれも図書館)「東京奇譚」村上春樹(再読)

生活の過剰

2011,5/11(水)〜17(火)銀座煉瓦画廊にて「東日本大震災の復興を祈年して〜画廊コレクション+10人の作家によるチャリティー展」に急遽参加。画廊コレクション版画作品と今回自主制作したwebサイトトップページ画像A2ポスター「命字系」を出展します。なおポスターは現在おぶせミュージアム+FLAT FILEでも復興支援の目的で取り扱っていただいてます。引き続きご協力いただければうれしいです。

以下に今回の煉瓦画廊のDMに添えられた芥川龍之介の言葉(4/7毎日新聞コラムより)を添付。

「芸術は生活の過剰だそうである…しかし人間を人間たらしめるものは生活の過剰である。僕らは人間たる尊厳の為に生活の過剰を作らなければならぬ…過剰を大いなる花束に仕上げなければならぬ。」

「人間を人間たらしめる」営みは、震災で壊れた世界を少しづつ修復していくだろう…とコラムは結ぶ。

マッチラベル蒐集家・加藤豊とアーティスト・なかむらじんのマッチ・コラボレーション。明治という近代に突如出現した痛快無比な商標マッチラベルデザインの数々。その独特の意匠・キャラクター、 和洋文字、 装飾の絶妙さは現代のブランディングをかるく凌ぐ !?
てなコピーで始まるコラボ展。かなりチカラ入ってます。今回相方の加藤氏も経験豊かなグラフィックデザイナーなんですが、お前がやれ…ということでDMデザインはナカムラが担当。6/1〜7 丸善丸の内本店4FギャラリーA(東京駅出てすぐのオアゾです)。かなり濃い〜ィ世界だと思いますが新作リトグラフ10点まずは思いっきりやりきりたいと思います。お出かけくださいね。

神楽坂

一時期開催が危ぶまれた「境内アート選抜展」だが、こういう時だからこそやりましょう!と言うことで予定通り本日から神楽坂・えすぱすミラボオで開催されております。19日も都内近郊の出展作家の皆さんが多数お集りいただき搬入・展示を手伝っていただいとのことで有り難いかぎり。明日21日には時間を1時間繰り上げて4:00pmよりオープニングパーティーも開催されます。お時間のある方、このところのBad newsで気分が晴れない方、気晴らしに、そしてお気軽にご参加くださいね。