workshop
- By jin
- In art event exhibition workshop
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- On 13 11月 | '2010
ワークショップもやったのです。ハコにカキカキ、ワイヤーぐりぐり…。
ワークショップもやったのです。ハコにカキカキ、ワイヤーぐりぐり…。
さて、2階教室の奥座敷(もと家庭科室だったらしい) は坂本泉さんのPLASTIC WORLD。ジャンクの後2つ爽やかな緊張感のある立体作品が続いた後、再びまたジャンクで締めくくりというわけです。捨てられていくビニール袋などで制作された”服”は試着可能ということで小さな観覧者には大人気の体験型アート。加えて廃校になった小学校の校歌を覚えている卒業生からサンプリング録音しBGMにて終日リピートで会場に流し続けるという趣向は、僕ら作家の脳裏にも刷り込まれ、会期終了後も2〜3日ほど卒業したわけでもない学校の校歌のメロディをつい口ずさんでしまうという副産物をもたらした。
複式学級だったという2階の3つめの教室は彫刻家・神林教室。タイトル「バードマンワールド」。とにかく彼は仕事が速い、セッティングも撤収も風呂も…。その勢いが作品にも表れているというところか。
ほかのひとはどんなことしてたかというと…。まずはせっちゃんから。ちょっと前の銀座奥野ビル「巷房 」の個展も好評だったようで、今回もありんこさんが大人気。しっかり作り込んでいいながら、どこかチカラが抜けていて…人柄ですかね。イイ感じのインスタレーションでございました。
人口わずか460人らしい。兵庫県、3分の2日本海側、竹野町の山あいにその谷はあらしい。人々と自然が共生しながら暮らしているらしい。 京都駅から山陰線に乗り換えて2時間くらい…かかるらしい。とにかく断片的な情報が多い中、僕はその”竹野川を中心に7つの地区が一つになって、今大切に思う事、守りたい事などを考えながら「自然と食とアート」のまつり“に参加することになった。10/30、10/31、11/1の三日間。事前準備もあるので27日からでかけます。未踏の地ではどんな出会いがあるのでしょう、帰って来たらまた報告します。
実はさらに11/2から所沢「ファルマ」にて「ファルマのかたち」展も引き続きアリ。戻ってくるのは1週間後か…。
実は”RIDE ON GRAPH”という屋号で参加してきた。境内アートでもお世話になってるアトリエ多一さんと古書店の追分コロニーさんらの立ち上げ企画なのでお誘いにのったわけです。思い出すなー…境内アートの立ち上げ。知人作家20人ほどにオファーのTELしまくって準備時間のない中なんとかみなさんの協力でスタートし、7年かけて150名余の作家の皆さんの参加をいただくようになった。ごちゃごちゃ言ってないでやって考えればいいじゃない!…ってスタンスは好きです。追分もそういうことです。そしてどうせやるなら楽しく、向上心を持って…そうな姿勢も大切ね。
とは言いつつも正直あんまり大きな期待はしてなかったのね(ゴメンナサイ…)。が、しかし!期待は大きくポジティヴに裏切られ、この企画、かなり可能性を感じます。なにより場所が軽井沢追分というのがイイ。開発体質の東側中心部に比して、多少打ち捨てられた感がある西の片隅は歴史と文化(特に文学)の香りが染みのように苔むして残る通が愛する大人な軽井沢とみた。
今回の会場となったのは追分宿旅籠「油屋」の杉木立に囲まれた広い庭先。残念ながら2年ほど前に廃業しているが、この歴史ある旧脇本陣は堀辰雄や立原道造、室生犀星らに愛され、堀辰雄の小説「菜穂子」に登場する牡丹屋という旅館はこの油屋がモデルでもあるのだ。その地場力は小布施・玄照寺に勝るとも劣らず。そういった文学という土壌を活かして”本”と絡んでいる企画というのも個人的にはさらに魅力倍増。
そして秘密兵器はなんといっても「追分きのこ祭り」。これはイイです! 追分公民館にて朝市・きのこ展示会・きのこ汁賞味会・きのこ鑑定会。きのこって菌類だっけ?またこのジミ〜な感じがいいのね。でも毎年楽しみしている方々が多く1杯100円のきのこ汁は絶品なり。
とにかく以上の相乗効果もあって期待以上の大盛況となりました。あ〜楽しかった…。
*ちなみに写真左上は僕のお店です。新作の酒器+印判箸置き+名物「ワケアリJin’s Outlet 」+100円ポストカードに今回は1箱古本コーナーも加えて90cm四方コンパクトにまとめたわりに内容は盛りだくさんなのでした。
染めの街・中井(新宿区下落合)器スタジオTRYでの個展風景より。西武新宿線高田馬場駅より2つ目(各停しか止まらないので気をつけて)中井下車。改札を出てすぐ向かいの路地奥。茶トラのQちゃんが迎えてくれます。
自分の個展情報も。9/18(sta)〜26(sun),*18,19在廊予定/ 20,21休廊 11:00am〜6:00pm
古くは染め物の街新宿区中落合の器スタジオTRY。このたび”渡来”デビューとなりました。小さな空間にセンスが凝縮されたようなギャラリーです。例によって中南米あたりから”渡来”してきたバナナやパイナップルのダンボール箱にパッケージされたMyマグなどを中心に。ハコだけでも見る価値あると思います(笑)。←いずれ画像でお見せしましょう…。
名前が似てるでしょ。でも師弟関係ではあるが、襲名したわけではない。僕の鋳物の師匠・木村仁氏の個展情報。
HITOSHI KIMURA Exhibition HA-NE Project 9/11〜9/26 アートスペース FLAT FILE
9月12日(日)14:00~17:00 オープニングパーティー
1日早かったが搬入時に木村氏と会う。以前まつしろ現代美術フェスティバルに出展された直径2Mφはあろうかという鉄製絞り成形の羽碗は収まるところにところに収まった感があり迫力を醸し出している。同デザインの半磁器土泥漿(でいしょう)鋳込み成形の羽碗(エディションNo.6)を1つ購入。木村氏が信濃毎日新聞社の取材を受けている感にFLAT FILEモリヤ氏と次期「平成絵空事百珍」版画シリーズの出版計画について相談。詳細が決まりましたらまた告知致します。
軽井沢ショッピングプラザイースト内フレンチレストラン「HEUREUX」にて食とアートのコラボ企画”ART RESTAURANT 2010″。3ヶ月間の「神林學」展 が終了し、9月からは「石垣むつみ◎版画とドローイング展」。両氏の搬出入もかねて企画担当者も含めてランチコースを予約。何しろ食とアートのコラボ企画なのでそちらも体感しとかなきゃ…ということで。2時間半かけての昼食という非日常。食文化の想像性、あらてめて堪能。まさにHEUREUXな気分です。