Jin Nakamura log

実は”RIDE ON GRAPH”という屋号で参加してきた。境内アートでもお世話になってるアトリエ多一さんと古書店の追分コロニーさんらの立ち上げ企画なのでお誘いにのったわけです。思い出すなー…境内アートの立ち上げ。知人作家20人ほどにオファーのTELしまくって準備時間のない中なんとかみなさんの協力でスタートし、7年かけて150名余の作家の皆さんの参加をいただくようになった。ごちゃごちゃ言ってないでやって考えればいいじゃない!…ってスタンスは好きです。追分もそういうことです。そしてどうせやるなら楽しく、向上心を持って…そうな姿勢も大切ね。
とは言いつつも正直あんまり大きな期待はしてなかったのね(ゴメンナサイ…)。が、しかし!期待は大きくポジティヴに裏切られ、この企画、かなり可能性を感じます。なにより場所が軽井沢追分というのがイイ。開発体質の東側中心部に比して、多少打ち捨てられた感がある西の片隅は歴史と文化(特に文学)の香りが染みのように苔むして残る通が愛する大人な軽井沢とみた。
今回の会場となったのは追分宿旅籠「油屋」の杉木立に囲まれた広い庭先。残念ながら2年ほど前に廃業しているが、この歴史ある旧脇本陣は堀辰雄や立原道造、室生犀星らに愛され、堀辰雄の小説「菜穂子」に登場する牡丹屋という旅館はこの油屋がモデルでもあるのだ。その地場力は小布施・玄照寺に勝るとも劣らず。そういった文学という土壌を活かして”本”と絡んでいる企画というのも個人的にはさらに魅力倍増。
そして秘密兵器はなんといっても「追分きのこ祭り」。これはイイです! 追分公民館にて朝市・きのこ展示会・きのこ汁賞味会・きのこ鑑定会。きのこって菌類だっけ?またこのジミ〜な感じがいいのね。でも毎年楽しみしている方々が多く1杯100円のきのこ汁は絶品なり。
とにかく以上の相乗効果もあって期待以上の大盛況となりました。あ〜楽しかった…。
*ちなみに写真左上は僕のお店です。新作の酒器+印判箸置き+名物「ワケアリJin’s Outlet 」+100円ポストカードに今回は1箱古本コーナーも加えて90cm四方コンパクトにまとめたわりに内容は盛りだくさんなのでした。
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  • ヒロちゃん

    2010年10月11日 at 10:24 PM | 返信

    追分はなかなか楽しいところです。
    旧軽井沢から少し離れて、いろいろなギャラリーがひっそりと存在しています。
    ごんざさんが閉店とかいろいろと有りますが、
    これから元気になっていくことを期待しています。

  • jin

    2010年10月12日 at 11:27 PM | 返信

    主催者からのメールが届き、同時開催のきのこ祭りの来場者数もここ数年で最も多くなったとのこと。期待がもてそうですね。ぜひ来年もお楽しみに!

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