already cured
- By jin
- In etc.
- With One Comment
- On 8 2月 | '2012
実は昨年秋から肩を痛めていて、いまは週一くらいでスポーツ医療にも対応している整形クリニックに通っている。レントゲンでも超音波でも特に異常もないのだが痛いものはイタイ。こういう患者には大きな総合病院の整形科は全く興味を示さず、数週間分の膏薬を処方されて適当にあしらわれるが、理学療法士のいる現在のクリニックではわりと丁寧に対応していただいてありがたい。しかし最近思うに実は自分はもしかしたらすでに治っているのではないかと考える時がある。問題は治っているという状態。何をもって「治る」というのか。例えば河合隼雄氏の言葉を引用すると「人間は生まれてくるということはもう病気みたいなものですよね。生まれないであっちにいる方がよほど楽かもしれないですから…」と、これはもう釈迦の言葉に近い。「人間は人間という病気にかかっていて…」とも。「治る」という価値観は常識に添ったものであるから、非常識な価値基準(最近ボクらはこれを「変さ値」とよんでいる)に寄り添えば、常識的には治ってなくても変さ値の高い人はその状態が自分にとってはフツーってことだってありうるということですよ。…でもまあまだ少々イタイといえば痛いんだけどね〜。