Jin Nakamura log

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誰?

アートで結ぶ絆展」開催中の三越担当者さんより連絡。「あのキャラはナニ?  だれ?」というカスタマーからの問い合わせありとのこと。そりゃそうだよね、なんかちょっと怖いし怪しいし…。せっかくなので当blog上でもご説明しましょう。彼(ら)は「12神将BOYs」です。上からアンテラくん(安底羅大将大将)、中右がハイラくん(波夷羅大将)、下左がクビラくん(宮毘羅大将)。納品したマグに印判してしまったのは「クビラくん」です。十二神将は薬師如来の護法善神で、文字通り12人で、それぞれに7千…、総計8万4千の眷属夜叉を率いると言われています。彼らを敵にまわす勇気のある仏敵など存在しないと思われます。奈良の新薬師寺の十二神将は有名で特に怒髪天をつく風貌の伐折羅大将は切手にもなってます。その十二神将がボーイズでちょっと近未来的アーマーを身にまとっていたらという設定で、つい作り始めてしまたのが「12神将BOYs」(*ちなみにまだ3人しかできてなく完結が待たれるところ)。Tシャツにプリントしてたりしたんですが、調子に乗ってうつわにも印判してしまったというわけですね。さっそく以上の内容をPDFデータにまとめて担当者さんにメール。こんなうつわが送られて来てまったく現場もびっくりなことでしょう。でもおかげさまでいくつか動いてるとのこと、有り難いかぎりです。広いココロで楽しんでいただけたら幸いでございます。以後ナカムラの芸風について不明点(つっこみ?)ありましたら遠慮なく連絡ください。お答えできる範囲内でよろこんでお答えいたします。

パニックになりそうなスケジュールで2月が過ぎていく。でもパニックになると困るので、あまり現状を客観的に見つめないようにしている。ま、ちょっとだけあえてボーっとしてるってことだが…。睡眠時間もいつもより2〜3時間少ない日々が続くが、就寝前に梅原猛氏の「京都鬼だより」を数編ひろい読みしながら日々意識を失う。昨晩は「閑暇のすすめ」というコラムを読んだ。忙しさは美徳ではなく“ヒマ”こそが文化を育てる…というほどの内容だが、まったくその通りと思っている。隠居というシステムは良い。いずれ隠居宣言をしたいものだ。あり余る時を思索と制作に費やしてみたい。

仕事の合間に基本古書店系古物商「団地堂」に久しぶりに顔を出す。せっかくだからナニカ手に入れて帰ろうと埃臭い和綴じ本あたりを物色してると、店主「こんなのあるんですけど…」といって古い金銀箔の包みを奥から出してくる。下地に箔張りして描きたいな…とは思っていたが、なんでわかったんだろう?。そんな顔してた??。そんなには親しくないよね??。それよりも彼は誰に売りつけるつもりでそんなブツを仕入れてたんだろう???。?マークはつきないが値段を聞いてヤツの思惑通りまんまと即買いした。でも今のところ使い方がわからないので誰か日本画の人に教えてもらおう。帰り際に横尾忠則のサンタナ/ロータスのポスターをリクエストして帰路につく。見つかればいいな。

密会

photo:Ooigawa Rail

菅平高原から須坂・小布施方面に下ってくる国道406号線。道幅もそれほど広くなく、あまり国道らしくない古い街道。名所「臥竜山」を左にすぎるあたりから蔵の町の風情がどことなく…。本町通り「上中町」信号ほぼ角あたり、やはり古い商家をリノベーションしたショップ「ヤンネ」にてnana*t代表・中沢定幸氏+写真家・オオイガワレール氏と密会。実は両氏、昨今デザインコンペ「ライフデザイン信州」グランプリを受賞している。先日くだんの「ヤンネ」にて受賞記念パーティーが催されたのだが所用にて参上能わず、日をあらためて今回の密会と相成った。初対面の中沢氏、なかなかチャーミングにして才人。かなりのアート的戦闘値を持っていながら、ついついオヤジギャグ表現に走ってしまうあたりが憎めないところか。個人的にはもちろんZUGAYAプロデュースの松代清水寺縁起物シリーズ(ブツ画)にハマる。

2011,1/8〜 ガレリア表参道で開催の「LIFE DESIGIN展」にて中沢氏とのコラボが実現する。詳細は後日、乞うご期待!

*明日から「アバンギャルド・クロッキー」オープニング(神楽坂・ミラボオ)+「LABEL ×ART」(丸の内・丸善)の打ち合せのためしばし上京。

界隈-2

「豆蔵」界隈で名前だけ小耳にはさんで気になってた「銀猫」を発見。店主は瓦職人らしいが実は瓦は作っておらず瓦の土で猫を作っている…らしい。お店も瓦屋さんというわけでもなくアンティークっぽいものも並べてあったり…そもそもココはお店なのかさえもよくわからない”ゆる〜い”フンイキの…やぱりお店? この適当な感じがよいですね。
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