薔薇の会
- By jin
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- On 19 12月 | '2008
京福嵐山線(通称嵐電)は四条大宮が始発。ホテルが目の前だったので朝食を一番に済ませ、8:00には駅に向かう。さすがに始発でこの時間帯だと非常事態の京都でも座れるのです。それでも改札から5分もすると満席。1両編成で「蚕の社」「帷子の辻」とか不思議な名まえの駅を通りながら、一部京都唯一の路面電車になったりしながら嵐山まで20分程度。バスでももちろん行けるのだが、なかなか風情があって好きなので嵯峨野方面へ出向く時はよく乗る。確かバスより20円安い。途中「太秦広隆寺」駅に仏像自販機があるとの情報を以前からゲットしてたので、マニアックな方向性だけに、まだ存在することを信じて途中下車。ありました…でもちょっと想像と異なる。ヒンドゥー系なのだ。それも真鍮鋳物性。やっぱフィギアは樹脂着彩だよね〜とブツブツいいながらも、一番和物っぽいのを購入。800円也。ま、一応記念ということで。もちろん久しぶりに国宝弥勒菩薩半跏像にもお会いしてきました。
庭、京都。仏、奈良と言い伝えられて(個人的に)おります通り、やはりちがいますね、都の庭は。私のように野趣溢れ過ぎでしょっていう活火山山麓に暮らしていますと、落葉なんかもう風情を通り越して日々格闘です。写真のように、こうして惜しまず手を入れて掃き清められ、苔に木立の影が映り込む姿などどうですか。ずいぶんジジくさい話ですが思春期の頃からいずれ叶うものならこのような庭園に囲まれた庵に住まうことを望みとしておりましたが、都にはそれを実現した方がいらしたんですね。かの銀幕のスター(言い方が古いナー)大河内伝次郎。丹下左膳のアタリ役のひとです。”寺・仏像”というキーワードから外れてたんで今までまったくひっかからなかったんですが、嵯峨野の竹林をさまよい続けて疲れたという理由ひとつで、抹茶サービス付の拝観料1,000円に躊躇と魅惑(とにかく座れるという)が綯い交ぜになって入山を決意した次第。桂川が名勝嵐山渡月橋にかかろうとする直前あたりの北側。小倉山の東端をそのまま山荘とし30年かけて広大な回遊式庭園したてたもの。今回のマジオススメ大河内山荘。
晩春の頃から初秋までの約半年間、幾度となく苗植と収穫を繰り返された散歩コースのレタス畑は、ここ数日で一気に店仕舞いの様子。広大な敷地のほんの一部に冬野菜用の白菜が残るのみ。あとはほとんどが土を盛り返され、堆肥が施されて静かな冬を待つ準備が整えられつつある。夕日に映える浅間の噴煙が美しかったので真西から真東へ180度、持っていたデジカメでコラージュしてみた。