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JOMON IDOL

ナカムラジン展「縄文アイドル」2/20(土)〜3/6(日)浅間縄文ミュージアム始まりました。

ここ数年仏画をテーマに偶像(IDOL)表現に取り組んでいるのだけれど、自分の中でてっきりそれは仏教圖像に限られたことなのかと思い込んでいたフシがあるが、つまるところ結局 “ヒト” あるいは “ヒトガタ” が好きな自分がいることに気づく。もちろん大きな意味で仏教という特定の宗教に俄然興味津々であり続けてることには変わりはないが、その仏教にしたって釈迦牟尼の時代には今のイスラム同様「偶像崇拝禁止」とされていた…けど結局人はヒトを求めるのだね。面影が欲しいのですよ、大好きな人の…で教祖入滅後500年以上たってから作っちゃった、禁をやぶって。おかげで僕はその2000年後、仏像ファンでいられるわけだ。

時代の振り幅が大きくて恐縮だが土偶は現在から5000年ほど前に制作されている(ちなみに埴輪は土偶じゃない)まさに偶像。仏像が盛んに作られるようになる3000年も前の話になるのだが、それはそれで彼らが残してくれたメッセージを介してちゃんと思いを馳せることができるから不思議だ。おそらくヒトは何を美しいと思うか、何(誰)を大切かと感じるかなどという点について5000年間それほど変わってないのかもしれないと思う。

そんなわけで今回土偶に向き合うという成り行きというかご縁というか…については自分の中では全く違和感がなく、もし自分が縄文peopleであったらこんなデザインするよなーという観点で制作してみたのです。

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