縄文アイドル
- By jin
- In art exhibition news
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- On 6 1月 | '2016
明けて2016年、今年もよろしくお願いいたします。
日々めまぐるしくうつろう現実世界が時に美しくまた時に不思議で、なにか言葉にするのももどかしく、ニヤニヤしたりため息ついたり深呼吸したり、もちろん絵も描いたり…いろいろしてるうちに時はあっという間に過ぎ去り、ここ1〜2年ほどあれだけ好きだった“文字”としての記録もずいぶん怠ってしまった。たぶんただめんどくさかっただけなのだろうが「本当に大切なことはきっと忘れない…」と思うことにして、ハードディスクへの記録をあえて避けてきたようなふしもある。やはり好きで続けていた句会も昨年秋に辞めてしまった。もちろん俳句が嫌いになったわけではない。あたりまえだが自分の能力にも当然限界があるので、与えられた(限られたかな)時間の中での優先順位を決めたということかもしれない。思いのままに意味もなく膨大に蒐集した“資料”を今後は一つ一つ編集・整理をしていくことになるんだろうなきっと。
となるとやはり客観的に文字にすることは大切か。何れにしても時間がかかりそうだがまあぼちぼちやりましょう。
さてまずは今年最初の個展情報から。
ナカムラジン展「縄文アイドル」2/20(土)〜3/6(日)浅間縄文ミュージアム
(以下パンフレットより)縄文の記憶を辿る…という行為は果たして大げさなことだろうか。20万年前にアフリカで誕生した「知恵ある人間」が〝偉大なる旅〟を経てこの列島に定住して以後たかだか五千年ほど前のことだ。 たしかにその間に山野は姿を変え、川も深い谷へと浸食をとげたが事実彼らはここに暮らし、そして〝ヒトガタ〟のメッセージ「土偶」を残す。 その形象はあまりにも創造性に満ち、土塊に刻まれた線をなぞれば過去と未来が交錯する錯覚にさえとらわれ現代のアーティストを充分に刺激した。 近年仏像など独特な偶像表現で制作活動を続ける美術家・ナカムラジンが五千年の記憶を辿り、縄文に挑む第一弾。今回は「縄文アイドル」というテーマで「土偶」に着目し現代作家が考える土偶デザイン(平面作品を中心に約30点)を提案いたします。この機会に是非ご高覧下さい。