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- By jin
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- On 27 4月 | '2011
すべての撤収作業、引き続き開催される「境内アート選抜展」の準備を終え、疲弊した体と頭をなんとか維持しながら(ボーっとして…てこと)夜も更けた高速を飛ばし、浅間山麓近くのインターを降りる頃になって、ふと“日常”というものに覚醒した。準備から含めての3日間ニュースというものをTVでも新聞でも全く目にしていなかったことを思い出す。ここ1ヶ月間延々と暗いニュースを好むと好まざるとに関わらず日々刷り込まれていた日常がよみがえり、なんて幸福な3日間だったのかということに気づく。そう思ってくれた人たちがたくさん来てくれたのかもしれない2日間のイベントだったのかな…とも思うし、たとえひと時でも不安な気持ちからはなれることができたのならうれしい。
さて実質8年目を迎えた「境内アート」、やってまいりました。事務局発表2日間での来場者20,000人。8年前、20人の作家にTELをかけまくり始めた“禅寺藝術縁日”はアート系・クラフト系150組を越える祝祭となった。支えていただいた地元小布施のスタッフ、参加いただいた作家諸兄、足を運んでもらったお客さん、とにかくわけもわからずとも巻き込まれた人々、また自ら巻き込まれにきたひとたち…全てのみなさまに感謝申し上げます。
ということでしばし縁日点描をお楽しみください。
境内アート選抜展(神楽坂)オープニングパーティー出席のため上京。軽井沢・群馬方面作家乗り合わせで車で移動という手段も当初考えたがガソリンが手に入りにくいこともあり各自移動可能な人は新幹線でということになる。予想に反して上り線乗車率はほぼ100%な感じで人は結構動いているという印象。しかもリュックやスーツケースなど大きな荷物を携える人が多く、直接的に被災地へということでないにしろ、そこココで不足気味の物資を届けようとする姿にも見てとれた。震災以来10日ぶりの東京駅は当日が曇天ということを差し引いてもかなり薄暗い印象。下りのエスカレーターは全て止まっており地下通路も概ね30%ほど照明はダウンさせているようだ。常時まぶしいほどの明るさに慣れてしまっていると少し暗いというだけでなんとなく一瞬不安感を覚えるが、そういうものだと思ってしまえば格別の不便を感じることもない。ピクトサイン等はもともと識別しやすくできているし、階段を使って歩くことは体にもいいわけで、通常これでいいんじゃないかな。そう考えるとやはり今まで消費を越えた浪費をしてきたことは否めない。節電しましょ。そして不安な気持ちはわかるけど買いだめはやめましょうね。
さて件のオープニングパーティー。こちらも予想以上に大盛況でございました。東京近郊の参加作家はもとより神奈川・長野方面からも多数参加。こんな時期なのに皆さんありがとね。そしてなにより境内アート実行委員会事務局代表として地元小布施町のbunya・木下氏も駆けつけ「境内アート開催宣言」を高らかに。一部開催を心配する声もあっただけにその一声に一同喜びもひとしおです。みなさん4月桜舞う頃、信州・小布施にて元気にお会いしましょう!
一時期開催が危ぶまれた「境内アート選抜展」だが、こういう時だからこそやりましょう!と言うことで予定通り本日から神楽坂・えすぱすミラボオで開催されております。19日も都内近郊の出展作家の皆さんが多数お集りいただき搬入・展示を手伝っていただいとのことで有り難いかぎり。明日21日には時間を1時間繰り上げて4:00pmよりオープニングパーティーも開催されます。お時間のある方、このところのBad newsで気分が晴れない方、気晴らしに、そしてお気軽にご参加くださいね。
まったくもうみんなムチャぶりなんだから…て感じな怒濤の2月は過ぎて弥生三月もすでに6日。実はつい最近まで“肩こり”とう痛みをほとんど知らなかったが、今回はひどい。人生2度目の針治療を施してもらい多少は改善したが完治はまだ先になりそうだ。原因は単純にパソコンの前に座りっぱなし…ということだけではなく、やはりカラダとキモチの内面からきているものらしい。以前のように同時にたくさんのことをこなせなくなってきてるのね。ま、そういう自分に向き合って何を為すのかマジに考える時期なのだとも思う。いろいろなことができないのだったら何か1つのことをすればいいのでしょ。もっとシンプルでいいのかもしれない。さて上記の理由で今日までの神奈川県立金沢文庫80年 特別展「運 慶」-中世密教と鎌倉幕府-は時間がまったくとれず、とっても残念だったが見逃してしまった。運ちゃんにはまた別な機会、別な場所で会うことにしよう。かわりに20代前半のくせに御朱印帖蒐集が趣味のパン職人の長男が「よかったぜ〜」と現場文庫前からTELあり。オリジナル図録をGETしといたとのことなのでせめてもの楽しみとしたい。