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煎茶会

黄檗山萬福寺を本山とする煎茶道。その茶会が過日ホテルニューオータニで催され、僕も例の立礼台を描いたご縁で末席を得る。抹茶にしても煎茶にしても何度かいただいたことはあるものの、ちゃんとお稽古などしたこともなく毎度不作法にて恐縮であるが、それにしてもたかが喫茶にこれほどの想いの形を込めてしまった日本人の感覚は特異であり実に興味深い。お道具や周到に研鑽を積まれた所作などネタに、正客と席主の間でかわれる会話は芝居のようでありセッションのようでもありなかなかスリリングなのだが、ベースには相手の気持ちを思い計る優しさをいたく感ずるものである。今回は描かれた鳳凰にちなんでグラビュール作家の花岡和夫氏がガラスの羽の結界を用意してくれていた。

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