Jin Nakamura log

Genius

15408

各地から冬の便りが届いている…ってもう四月ですけど。ま、こういことはよくある。毎年四月の第三周に北信濃小布施町で開催される「境内アート」では数年前大雪となったことがあった。まさに雪と桜の競演。その「境内アート」に出展するための四曲屏風の下図制作に時間と格闘しながら日々取り組んでいるわけだが気分転換にこの寒い中散歩に出てみた。写真は当blogでも何度か紹介している軽井沢のクリーク「御影用水」。今朝ほどの雪はだいぶ解けたようだが、霧が残っていかにも寒々しい風景。

さて、散歩中ってよくどうでもいいことが思考に浮かぶ。季節ごとの風景を楽しんだりしてはいるものの基本的にただただ足を前に運ぶだけの単純作業なのでちょっとした無の境地というか、何も考えないことを考えているというか。そうこうしているうちに無心と妄想は紙一重となって…。

で、今回ふと浮かんできたのはなぜかDRAGON BALL。孫悟空とサイヤ人の天才戦士ベジータは永遠のライバルなわけだが、結局天才だったのは悟空の方だったかなと。

生まれもっての数字的能力(ヤツらは戦闘値とか計れるのです)では悟空は下級戦士と判定され地球に送られてしまう。おまけにお子ちゃまのときに頭を強打して本来持っていたなりふり構わぬ攻撃性が失われ、とってもよいこになってしまって、戦闘民族としては能力的にも環境的にもホント最悪な出生なのでした。一方ベジータは恵まれた能力に加え、誇り高きサイヤ人の王子としてエリート街道まっしぐら。実兄ラディッツを命をかけて倒したことで実現する二人の邂逅の戦いでは悟空はベジータに全く歯がたたなかったわけだが、長いながい時間をかけて(全42巻!)あれだけ能力の差があった悟空はベジータに一目おかれるほどに成長していくのね。

ヤツの長所はまず「めげない」よく「ま、いっか…」って言ってます。そして向上心がある。はたからみてるとおそらく尋常ない努力をしてるんだけど、本人はそれに気がついていない。かねがね天才とは尋常ではない努力を平気な顔して出来る人…と考えてましたが、今日の散歩でソレって悟空だなと気づいた。「ウォ〜〜!俺今最高に努力してんぜェ〜〜〜〜!!!」などと言ってるうちはダメということですよ。

戦闘民族を引き合いにだしましたが絵を描くなどということはたぶん闘ってはだめですなー。できれば仲良くしてもらいたもんです。

哈版 arrow-right
Next post

arrow-left work space
Previous post

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です