Jin Nakamura log

Nausicaa of the Valley of the Wind

記録をみると30年前に月刊アヌメージュに掲載が始まったとある。おそらく宮崎駿氏が手掛けた最初のコミックなんじゃないだろうか「風の谷のナウシカ」。今さらと言われそうだが初めてそのコミック版を読む。映画の絵コンテ版みたいなものと思ってたのだが全くちがうのね。本には読み頃というものがあるが、この作品もそうなのかも…と思う。

映画はコミック全7巻のうちほぼ1〜2巻までの内容を再構成したダイジェスト版だったようで宮崎氏も語り尽くせぬ多くを呑み込んでかの映画作品をリリースしたことだろうと察する。物語りはいつも果てしなく、物事はそう単純ではないということだ。映画でももちろん片鱗はみせていたがそれにしても不思議な主人公であるな。彼女を通して宮崎氏の見えていたもの、感じていたものが瑞々しく伝わってくるようだ。

未読の方ほんとオススメ! あるいは今の時代に読むべきかも。

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