初秋の句
- By jin
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- On 2 10月 | '2012
いよいよ秋も本番。ということですでに投句してました拙句。今回は自句解説付。
まどろみて月の5センチ動きけり
5センチという数字が正しいかと言えばそれはウソですが、ま、ウトウトの間に自分基準の目測で窓ガラス上ヤツの移動した距離はだいたいその程度かと。いつも思うんですけど月の軌道って僕、まったく把握してません。なにしろ自分が寝てる間ですからね、もしかしてジグザクに動いてたりとかさ。月ってなんか正体不明ですよね。
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日暮の音に祈りの永きこと
諏訪大社上社に夕暮れ時、参拝したときの風景です。ひとけの少ない境内で男女が寄り添って尋常じゃなくなが〜くお祈りしてました。ホントもうかたまった感じ。いつ動くんだろとしばし観察してましたが根負けして帰ってきちゃった。最近「祈り」と「願い」のこと考えます。ずっと自分のことばかり願っていたなーと思います。自分以外の人の幸せを願ったら少しは祈りに近づくのかな…とも思います。まだまだ修行がたりないのですよ。
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正論を吐けば気まずき秋の風
そういうことあるでしょ。正しいこと言やあいいってもんじゃないんですよ…ってまあそういう失敗をかさねてきたわけですけど。というより今となってはそもそも自分が正しかったのかさえも十分あやしいけど。それでたどりついた座右の銘「逆らわず いつもニコニコ従わず」(受け売りですけど+以前も書いたけど)。いいでしょ、このイヤらしい感じ。仲良くね、でもしょーがねーな…って相手に自然にあきらめてもらう。尖閣問題などもできればそんな感じでネ。