Jin Nakamura log

temptation

悪魔にタマシイを売ってはいないと思うのだけれど、もしかしたらかるくそんな魔的なモノと友好関係くらいは結んでるかもしれない…と思うフシがなくもない。ルシファーは絶えず不道徳な世界への誘惑を怠らないだろうし、そちらへの道筋がどれだけ甘美なものかをすでに知っている僕らは、容易に現実から浮遊しようとイメージの翼を広げたがる。そしてその能力なら多少はあるみたいだし…でなきゃ絵なんか描かない。

ただ誘惑がそもそも自分の内側からのものなのか、自分が生み出したモノから受ける二次的なものなのか最近その境界が混沌としていてオモシロイ。とは言え調子にのってると霊的な夢想に封じ込まれそうなのでほどほどにしとかないと…。そう思ったら精神もへったくれもない唯、物に凝り固まった冷徹さへのバランスに一気にシフトしてみるのも一興か。

でも両者は結局表裏、バランスの問題ではないのだろな…そんな気もする。

*recently books:「月山」森敦/しぶいでしょ。なんか読まなきゃ…て思ったのよ。西へのとびらは絶えず開いてんだけどやっぱ東北…だいじかも。

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