Jin Nakamura log

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入所式

10412.jpg劇団風の子国際児童演劇研究所の入所式にいってまいりました。3期前からココの美術講師(ワークショップみたいな感じですけど)をしています。全員が役者さんになるために来るわけではなく、いわゆる自分探し(あるいは自分無くし?)…等々さまざまな想いでココに集まってきます。今年も11人の個性的な面々がそろいました。どうなることやらお楽しみ。…にしても東京は寒かった〜。6℃くらい? 帰り軽井沢は0℃でしたけどね。

準備

境内企画作家の佐藤比南子氏、本日から小布施入り。同じく企画作家集団ボンクラさんらも明日からの現場制作の最終打ち合わせのため事務局のK氏、F氏、おぶせミュージアム学芸員M氏らとともに玄照寺集合。ここに来てハンパじゃない花冷えに戸惑いながらも準備が進む。新しい力も加わりながら今年は充実した展示企画が期待できそうだ。僕らも前々日、長野入りで合流予定。花は当日見頃か。幟旗もすでに現地小布施の実行委員会のみなさんのお陰で表参道を飾っている。皆様「境内アート」(4月17/18)へお越し下さい!
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七年一度

なんでも実際に見てみないとね…ということで今回は天下の奇祭「御柱」。3日間つづく諏訪大社下社山出しの最大の見せ場「木落し」の初日。早朝4時起きして上信越+長野道を2時間ほど走り諏訪入りし、最寄りの駐車場から徒歩2kmほどで木落坂へ。スキーのジャンプ台同程度の斜度を30mほど重量8〜10tほどのもみの木の大木を3日間計8本を落としていく。その一瞬を見極めようと数万人収容のサッカースタジアムを思わせるような観客が固唾をのんで見守る。だがただでは落とさない。特に初日1本目ということもあってか、大木が坂の先端数メートルせり出したところでロック風の音楽が大音響で鳴り響き大旗が振られる(マジでサッカースタジアムっぽい)。つづいて御柱ソングの演歌歌謡ショー。てな感じで盛り上げ、ためてためて、最後はやはりあの独特な木遣り。現場は一気に神聖な雰囲気に変わる。7年に1度、今や落ちんとする柱を後ろでささえる追い掛け綱を斧で立ち切れば、僅か10秒ほどで終わってしまうその神事を、地元衆はたっぷり楽しみたいようだ。写真は同行してもらった大井川カメラマンがpoliceの徹底した排除活動(観客の安全を確保するためなんですけどね)のアミを微妙に(足半歩程度ですけどね)くぐって必死に撮影したものです。
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PANTHER

10408.jpg軽井沢にて建築家のagata氏、彫刻家のgaku氏らと境内アート出展作品についての打ち合わせ。今回僕らは招待作家ではないので、自腹予算でなんとか構築せねばならず、とある業界の廃棄される広告バナーを素材として使用することした。今回は招待作家のファイバーワークの佐藤比南子氏とボンクラの皆さんは1週間前くらいから事前に玄照寺にて制作を開始している。僕らも負けじと2日前に現地入りして制作合宿ということになった。当日も楽しみだが、制作過程を見学したい諸氏には事前に境内に足を運んでみるのも一興かもしれない。写真は打ち合わせ当日agata氏が軽井沢駅に乗り付けた愛車のイギリス車シルバーパンサー -リマ。目立つことこの上無し!

遺跡の街

今回ほぼ20年ぶりくらいに訪れてみて気がついたが、マジで奈良は遺跡の街。世界遺産として登録されている古都奈良の文化財に含まれる薬師寺東塔・唐招提寺金堂・正倉院…等はまさに平城京の時代の現存する木造建築群。同じ古都でも、かたや人気では大きく水をあけている格好の京都は実際平安京時代の木造建築は一つも現存していない。もっと言えば京都は千年以上絶えず新しくあり続けたアミューズメントパークみたいな不思議な街ってことなんだろう。一方奈良は平安遷都以後完全に打ち捨てられたことが幸いし、都市としては荒廃したがお陰で遺跡がそのまま残ったというわけ。しばらく京都フリークは返上し、今後は遺跡の街「奈良」をせめてみよう。何より見るべき仏像が豊富だし。写真は中坊のころから大好きな四天王像を安置する東大寺戒壇堂+広目天(筆と巻物を持ってる人)さんからインスパイアされて制作したポスター。
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世界遺産の旅-奈良編

広島からの帰り、うっかり(ちゃんと考えればわかってたことだが)連休最終日と重なり、山陽新幹線が尋常でない混み具合だったので…とかいろいろ理由をつけて、ぶらり途中下車の旅「京都」。とはいいつつも今回は九条より上、雅な世界に足を踏み入れる気は毛頭なし…なんだが、そうは言っても京都の夜。はんなりと贅沢をしてる時間も予算もない中、一応これくらいはおさえておくか…ということで九条の「新福菜館本店」へ。相変わらずの混み具合だったが、外人と日本人のカップルと相席で思ったより早く注文完了。ステレオタイプな京都風なお店に迷い込むくらいなら、駅からも近いしオススメ。で、翌日。近鉄奈良線(限られた時間だったので特急券500円+で35分)にて更なる古都へ…これが途中下車の真の目的。平城宮跡のど真ん中を突っ切って遺跡の街へ。写真は車窓から見える復元された大極殿。反対の車窓からは同じく朱雀門が見える。
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世界遺産「宮島」の次は広島市に戻り、こちらも実はまだ訪れたことがなかった広島平和記念公園へ。まずは広島平和記念資料館へ立ち寄る。入館料は大人50円也。入館者の2〜3割以上が外国人であったと思う。一般人の記帳とともにローマ法王ヨハネ・パウロ二世ら世界中の著名人の平和への願いの署名が閲覧できる。広島は美しい街だった。被爆後数十年は草木も生えないと言われた街とはイメージが結びつかないほどに。折しも2020年オリンピック招致活動が街頭で盛んに行われていた。確かに東京で開催するよりもはるかに意味があるのかもしれない。その後、本川と元安川にはさまれた平和公園のある中州から対岸に渡り、教科書やメディアで何度も見た「負の世界遺産」と呼ばれる、かの原爆ドームへ。
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軽井沢裏コース

10:00am軽井沢駅浅間口にてkpd_M氏、びわ氏らと待ち合わせ。 まだ詳細は伝えられる段階ではないが、いずれ何らかのメディアで公開できると思う映像プロジェクト「すたてく」等の撮影・ロケハンのため。とりあえず軽井沢裏コースツアコンを引き受け、最初に真夏なら尋常でない人混みでまず通り抜け能わぬであろう旧軽銀座を難なく抜け、旧碓氷峠見晴らし台を目指す。上信國境石碑の中央に鎮座するパワースポット熊野皇大神社へ。夏は周辺参道脇の団子屋も結構賑わいを見せるのだが、この時期皆門を閉ざしあたり閑散とした様子。人気のない境内のそここにサッカー日本代表の八咫烏のエンブレムを配したポスターが目につき、社務所にはかの烏文字(熊野牛王符)のお札が…。そういえば熊野神社と八咫烏との縁、聞いたことあるような。その後大好きな、うなぎいぬみたいな狛犬のアタマをなでたあと、プリンス通りを南下しレイクニュータウンから油井の道へ通じるまさに軽井沢裏街道へ。このあたりまで入り込む観光客は少ないのだが、イイトコあるので、またいずれ。夕方は4/17・18に迫る境内アートの直前打ち合わせのため小布施へ。こちらも改めてよろしくです。