Jin Nakamura log

Posts in the exhibition category

東京

10830.jpg
やっと先日のワークショップの疲れが抜けてきつつあるところ、できれば上京は避けたかったんだが(もちろん暑いのニガテ)。友人の佐藤比南子氏個展にともなう撮影依頼ということで、日頃いろいろ無理を聞いてもらってるので勇気を振り絞り避暑地の駅から猛暑日の首都へ向う。会場は銀座1丁目奥野ビル地下。耐震的には問題有りな感じだが銀座ではかなり異質な歴史遺産的物件である。ギャラリーが多く集合していて建物だけでも一見の価値アリ。以下佐藤比南子氏個展情報。「旅するフェルト」
2010年8月30日(月)−9月4日(土)
12:00−19:00(最終日17:00)
巷房2&階段下
巷房 東京都中央区銀座1−9−8 奥野ビルB1F
☎03−3567−8727

その後

梅雨真っ最中のなんとなくグダグダな天候の中、始まった個展期間中に東京は梅雨明けとなり、季節の切り替えスイッチがバシッっと入った感触の1週間であった。銀座から戻った翌日から「まちとしょテラソ開館一周年記念デジタルアーカイブシンポジウム」「第9回まつしろ現代美術フェスティバル」とそれぞれ顔をだし、さらにまた翌日小布施再訪で来年にむけての境内アート会議…とあわただしく…と、まあ以上ブログ更新が滞っているイイワケでした。明日からまたボチボチですが近況報告再会…となればと。
話は前後しましたが個展、前半雨の中、後半お暑い中、足を運んでいただいた皆様ありがとうございました!! この場をかりて再度御礼申し上げます。
と、そうこうしているうちに7/24〜8/3まで長野市善光寺門前「ガレリア表参道」にて第5回暮らしのかたち+くらしの器展に参加いたします。銀座でリリースした新作の色絵マグなども出品いたしますのでお近くの方は是非。

個展情報

初日、2日目と足を運んでいただいた皆様ありがとうございました。梅雨明け前ということで高原の寒冷地仕様になってる身でも思ったほどの暑さでもなく、なんとか展覧会を立ちあげることができ、本日遅くに一旦帰郷。後半は17,18日に再上京します。ご都合がつきましたら是非お出かけください。

長野市の櫻ヶ岡中学校美術教諭中平先生が前任校(2004年)より取り組んでいる中学生とアーティストとのコラボプロジェクトが今年も始動したと、友人の彫刻家・神林學氏より情報あり。彼も含めて話題のボンクラグループや地元信州大学教育・繊維・工学各部の学生諸君ら新しい顔ぶれも続々エントリーの予定らしく楽しみである。ちょうど当ブログ中断時期で紹介できなかったが僕も昨年この企画に参加させてもらった。旧校舎取り壊しにともない、直前に建物全てを制作目的で制限なく使用することが可能であったのでかなり面白いプロジェクトになった。作家として個人(あるいはユニット)展示をするカテゴリーと3年生選択美術の生徒たちの希望に添って作家と一緒に創り上げるカテゴリーに別れたが、僕は後者で参加。中3の女子生徒5名とオッサン美術家とのコラボは、なかなかスリリングで貴重な経験となった。tittle:「森プロジェクト」。1年遅れだがせっかくなので他にもいくつか展示風景を含めてその時の記録を紹介しておく。解体を前提とされた校舎がまるごと美術館になったわけだが、どの作家よりも最もアートしてたのは結局本企画の首謀者(プロデューサー)・中平氏であったような気がしている。個人的には、危機的状況にある美術教育界の至宝と僕は思っている。今後も健闘を祈りたい。
10625.jpg

10619.jpg
「豆蔵」byMINIKURARTは信州大学教育学部美術科学生によるクリエイティブユニット。門前の土蔵を工房として活動。土日は長野のアーティストの作品展示とワークショップを開催。土蔵=豆蔵は「まめぞう」ではない、だから珈琲などもでてこない。「まめぐら」と覚えてください。素敵なアート空間に育つといいな。ARTとモノツクリに興味のある方、是非お立寄を!

info2

10615.jpg
自分の個展情報も。
2010,7.12(月)→7.18(日)11:00am→7:00pm(最終日4:00pm終了)
古今東西・花鳥風月に混じっておどるありえないキャラたち…
九谷五彩の今様錦手とスクリーンプリント転写による不思議印判手。
うつわに描かれた平成絵空事百珍をお楽しみに。
開催場所:銀座煉瓦画廊(現在改修中の歌舞伎座の築地よりです)
東京都中央区銀座4-13-18医療ビル2F TEL/FAX03-3542-8626
*今回は色絵陶器の仕事を中心に展示いたします。今回はマグカップとぐい呑みにオリジナルリサイクルの面白ダンボールボックスをご用意する予定です。こちらもお楽しみに!

info

10612.jpg
境内アートにも参加いただいた佐藤比南子氏、個展情報(ちょっと先だが)。
「旅するフェルト」
2010年8月30日(月)−9月4日(土)
12:00−19:00(最終日17:00)
巷房2&階段下
巷房 東京都中央区銀座1−9−8 奥野ビルB1F
☎03−3567−8727
会場の奥野ビルは銀座でも貴重なレトロビルです。今時珍しいアナログ階上表示のエレベーターをはさんで左右対称の造りの中にいくつものギャラリーがテナントで入居。特に巷房階段下は一見の価値有り。
*DM制作:Pivot/カラー面Photo:JIN nakamura

ムダなモノ

昨日オープニングパーティーを紹介したNAGANO ART FILEには様々なジャンルの作家が登場している。ボンクラメンバーの建築家広瀬氏もその一人。ご自身の描きためたアイディアブックをそのまま古い天井板にプレゼンしたものであったが、同じくボンクラメンバーでScene Designの宮本氏の解説によると、件のラフスケッチは”アンビルド建築”なのだとのこと。 アンプラグド…じゃなく”unbuild”。「建てられない」あるいは「最初から建てることを前提としてない」建築デザインというほどの意味らしく、建築家は往々にしてそうした物件に向き合いたくなるらしい。将来完成を見ないという意味では、まったくムダな作業なわけだが、こうした”無駄”もしくは”ムダな努力”ほど人間を成長させ、また豊かにしてくれるものはないと心得ている。「何かのタメになる」という言葉に惑わされてはいけません。役に立ちそうもないことにどれだけ真剣(ココがポイント)に取り組めるかが重要です。

opening party

長野市桜枝町味噌蔵三原屋東入ル。 京都風に言うとこんなんか。先日来当ブログにも登場回数多しのFLAR FAIL/NAGANO ART FAIL 2010展オープニングパーティーに寄らせてもらう。このアートスペースには路地に面して”縁側”がある。「縁の側」相対する二つのサイドを”えにし”で結ぶ心地よいボーダー。道を行き交う人々とアーティストの作品を”縁側”がつないでいる…そんな風にも見える。路地の道幅の距離感もいい。向かいの味噌蔵の広い壁の包容感もいい。ふしぎな磁場力がそこにある。そしてなんかやたら子どもの気配が多い。ヤツらはこういう環境で育つんだな…と思った。どんな大人になってくれるのかな…。
10606.jpg

ART RESTAURANT 2010_VOL.2

10602.jpg
以前紹介した軽井沢ショッピングプラザイースト内フレンチレストラン「HEUREUX」にて食とアートのコラボ企画”ART RESTAURANT 2010″。5月いっぱいまでの私の版画展が終了し、6月からの3ヶ月間は神林學◎彫刻展「バードマン」。和紙の羽でレストランを飛んでます。