となりの教室
- By jin
- In art event exhibition
- With No Comments
- On 9 11月 | '2010
ほかのひとはどんなことしてたかというと…。まずはせっちゃんから。ちょっと前の銀座奥野ビル「巷房 」の個展も好評だったようで、今回もありんこさんが大人気。しっかり作り込んでいいながら、どこかチカラが抜けていて…人柄ですかね。イイ感じのインスタレーションでございました。
ほかのひとはどんなことしてたかというと…。まずはせっちゃんから。ちょっと前の銀座奥野ビル「巷房 」の個展も好評だったようで、今回もありんこさんが大人気。しっかり作り込んでいいながら、どこかチカラが抜けていて…人柄ですかね。イイ感じのインスタレーションでございました。
で、こんなことやってました「旅するハコ」。まあ僕自身も旅人だったわけですが、世界中からバナナやらワインやらパイナップルやらを詰め込まれて日本にやって来たダンボール箱を解体してキュービックの展開図で型抜きし、再び組み立てているわけです。本人元教室にてひたすら作ってます之圖。
京都駅から山陰線に乗り換え、福知山でさらに特急を乗り継ぎ2.5時間で兵庫県豊岡市着。さらに車で30分ほどで三原谷。竹野川流域のご覧の通りの山里だが、実はすぐそこが日本海。そんなとこです。よろしかったらgoogleマップで検索してみてちょうだい。台風が奄美に接近していた影響もあり到着初日は山里全体がしっとりとした気配につつまれていた。(結局以後滞在中はほとんど雨模様だったんだが…)ちなみに写真上の白い建物(廃校)が今回の舞台。
一周間ぶりに戻ってくると山麓の紅葉は一気にすすみ、初冬の気配を思わせる冷気はしばし南下していて暖かさになれた身にはチトこたえる。さて一周間もどこに行っていたかというと…こんなとこ。たくさん写真を撮って来たのでこちらも一週間ほどかけて紹介しましょうか。
人口わずか460人らしい。兵庫県、3分の2日本海側、竹野町の山あいにその谷はあらしい。人々と自然が共生しながら暮らしているらしい。 京都駅から山陰線に乗り換えて2時間くらい…かかるらしい。とにかく断片的な情報が多い中、僕はその”竹野川を中心に7つの地区が一つになって、今大切に思う事、守りたい事などを考えながら「自然と食とアート」のまつり“に参加することになった。10/30、10/31、11/1の三日間。事前準備もあるので27日からでかけます。未踏の地ではどんな出会いがあるのでしょう、帰って来たらまた報告します。
実はさらに11/2から所沢「ファルマ」にて「ファルマのかたち」展も引き続きアリ。戻ってくるのは1週間後か…。
実は”RIDE ON GRAPH”という屋号で参加してきた。境内アートでもお世話になってるアトリエ多一さんと古書店の追分コロニーさんらの立ち上げ企画なのでお誘いにのったわけです。思い出すなー…境内アートの立ち上げ。知人作家20人ほどにオファーのTELしまくって準備時間のない中なんとかみなさんの協力でスタートし、7年かけて150名余の作家の皆さんの参加をいただくようになった。ごちゃごちゃ言ってないでやって考えればいいじゃない!…ってスタンスは好きです。追分もそういうことです。そしてどうせやるなら楽しく、向上心を持って…そうな姿勢も大切ね。
とは言いつつも正直あんまり大きな期待はしてなかったのね(ゴメンナサイ…)。が、しかし!期待は大きくポジティヴに裏切られ、この企画、かなり可能性を感じます。なにより場所が軽井沢追分というのがイイ。開発体質の東側中心部に比して、多少打ち捨てられた感がある西の片隅は歴史と文化(特に文学)の香りが染みのように苔むして残る通が愛する大人な軽井沢とみた。
今回の会場となったのは追分宿旅籠「油屋」の杉木立に囲まれた広い庭先。残念ながら2年ほど前に廃業しているが、この歴史ある旧脇本陣は堀辰雄や立原道造、室生犀星らに愛され、堀辰雄の小説「菜穂子」に登場する牡丹屋という旅館はこの油屋がモデルでもあるのだ。その地場力は小布施・玄照寺に勝るとも劣らず。そういった文学という土壌を活かして”本”と絡んでいる企画というのも個人的にはさらに魅力倍増。
そして秘密兵器はなんといっても「追分きのこ祭り」。これはイイです! 追分公民館にて朝市・きのこ展示会・きのこ汁賞味会・きのこ鑑定会。きのこって菌類だっけ?またこのジミ〜な感じがいいのね。でも毎年楽しみしている方々が多く1杯100円のきのこ汁は絶品なり。
とにかく以上の相乗効果もあって期待以上の大盛況となりました。あ〜楽しかった…。
*ちなみに写真左上は僕のお店です。新作の酒器+印判箸置き+名物「ワケアリJin’s Outlet 」+100円ポストカードに今回は1箱古本コーナーも加えて90cm四方コンパクトにまとめたわりに内容は盛りだくさんなのでした。
「なおらい」と読む。神事が終わって後、神酒・神饌をおろしていただく酒宴…と辞書に。 なかなか日本には良い言葉がある。「まれびと」をもてなさんと主筋が心をこめてしつらえた空間が、言の葉の持つ響きと相まって美しい。(御柱の続きです)
諏訪は秋もこんな感じ。春に盛り上がった七年一度、式年大祭「御柱祭」は 、実はこうして秋も諏訪大社の摂社や末社、お稲荷様や天神様、小さな祠や屋敷神に至まで、あらゆるお宮でお祭りが行われているのです。9/23の秋分の日、昨夜来からの大雨の中、かの開高健も愛したという諏訪の酒蔵「真澄」に鎮座する「仁寿稲荷」のおんばしらに参加。春にも書いたが「おんばしら」は実際に見てなんぼ、できる事なら曵いてなんぼ。今回は同行したカメラマンクルーとともに法被と引き綱も支給されてかなり馴染んでいたはずである(…と自分では思っている)。この週末も諏訪各地で開催されているようなので公式サイト等で確認し体験してみてはいかが。
アーカイブをみると09年5月にも”やねせんreport”をしている。別に恒例としているわけではないが、blogを通して2年連続で連休中は谷中・根津・千駄木界隈に出没するという行動パターンが明らかになった。まあ、昨年は個展にて、今年はなんとなく…てことなんだが。さて、日暮里駅北改札にはecuteなんかができてたりしてなんだか下町の玄関口とは思えぬオシャレな賑わいをみせていた。改札を左にすすめば”やねせん”メインステージの谷中商店街なのだが、いきなりでは申し訳ないので脇道に折れ、通例として霊園からせめてみる。いつものように同行者には(必要以上に)知ったかぶりしてガイド・うんちくをたれながしつつ、まずはこちらも定番の”貸し原っぱ”へ。
なんかやってるだろうな〜という期待では訪れたのだが、ホントにやってた「一箱古本市」。しかも奇遇にも先日の境内アート出店者さんに声をかけられ、当地イベントの概要の説明を受けると小布施町「まちとしょテラソ」館長・花井氏もご参加とのこと!しかもスタンプラリー開催中とのこと!!! さっそくハンコを1コ台紙に押してもらい、その後万歩計17,000歩を越える界隈の旅が始まることとなった。