Jin Nakamura log

Posts in the etc. category

核電池

「Atom Heart Mother」の由来について僕の素朴な疑問に対してコメントあり。その後少し調べてみたのだが、あるのねホントに「プルトニウム電池」。原子核崩壊の際に発生するエネルギーを電力に変換する原子力電池、だからあるいは核電池と言ってもいいのかな。なんか「Back to the Future」みたいだな。デロリアンの燃料もプルトニウムだったが、多分種類が違うのだろう。電池に使用されるプルトニウム238は放射線の管理が非常に簡単らしい。普通は分厚い鉛とかで遮蔽するところを紙一枚でもいいんだとか。確かに一度体内に埋め込んだペースメーカーに半永久的に電力を供給できるのだとしたら、患者さんにとっては電池交換の負担が大きく軽減されるということになるわけだ。それにしても健康であれば核の力など借りること無しに平均寿命80年前後、心収縮を繰り返し続けられるヒトのカラダってすごい。

続々・かぶりモノ

関係各位から続々と(若干2名だが)画像が届いている。会員No.002オオイガワレール氏より夏バージョン。僕はこの冬バージョンがあるのを知っている。また彼ら(実は強力な予備軍もいてユニットらしい)の2011年のNew Year cardも見逃せないこともね。さて、夕方から山麓は雪。明日は白い風景をお伝えできるでしょう。

101209

サイトリニューアル

kpdマチダ氏の全面協力のもと、サイトリニュール中。彼の企みで現在トップに怪しい人たちの動画流出中。おそらく期間限定となるでしょう。見逃してくださいね。

supporter2

そんなことならとっくにやってる(KANURIMONOのことね)…との申告あり。全身タイツバージョンといい、舞妓Haaa〜nバージョンといい皆さんそれぞれに想いは深いのね。なんかゴムマゲカツラで調子にのってる自分がチト恥ずかしい…。(画像提供:seasheep)*ちなみにKANURIMONOとKABUKIMONOちょっとにてるね。

101206

想像してごらん。

Imagine all the people wearing a Cyon-mage hairstyle wig…..A Ha〜
Love&Peace…きのうのつづき。
会員には絶対ならないが、サポートはしたいという申し出を受ける。

かぶりモノ同好会

101202.jpg「Love&Peace…かぶりモノは地球を救う!」 の旗印のもと、表記の会を立ち上げる(でっち上げる)こととした。呼応する者若干名。かような阿呆な集いは若干もあれば十分である。
ぼくは以前から世界三大ヘンな髪型(後の二つは知らないが)「ちょんまげ」の大ファンなのである。高じて自分の名刺のロゴマークにも使ったほどだ(この名刺は今となってはレアモノ)。当然実物のまげカツラが欲しくなり劇団の友人に相談したところ「アレ(時代劇とかで使うモノホン)は高いよ…」言われ、しぶしぶパーティーグッズのゴム製のをネットで注文してガマンしたものだ。温泉のお土産コーナで入手したペラペラプラスチックのカトちゃんハゲカツラも持っていて、美大受験時代に苦渋をなめさせられた石膏像のあたまにのせて悦にいったりもしている。
どうだろうか、イデオロギーの異なる某国指導者たち。お互いに片や「ちょんまげ」、また一方は「ハゲカツラ」なんかをおもむろに装着し直接会談などした日には、もうアホらしくなってミサイルなんてヤメヤメ〜って…ならないかな…などと結構まじめに考えてるわけなのだ。
ちなみに会員のオオイガワレール氏は全身かぶりモノが趣向らしい。結婚式などの余興はほぼ必ずモジモジくん的なそういうことになるらしい。そういう世代なのだそうだ。かぶりモノ傾向にも世代ギャップがあることを知ったが、それもまた良し。今後宴会のたびに大いに仕込んで盛り上がろうではないか!…というささやかな密約が交わされた。

tower

10102.jpg
一応取材なのだ、押上スカイツリー、くものうえ。線路脇に仮設トイレ2基とセットで飛行機のタラップのような木製階段があって(そこから撮れ!ということらしい)笑えた。むろん自分も登って撮った。まわりにも人がいたので、ちょっと恥ずかしい。

新宿Bohemian

車に同乗していた平成生まれのムスコ、父のiPotから流れる1980年代にヒットした葛城ユキの「ボヘミアン」に疑問符。意味を問われて「…ヒッピーみたいなものかな…」というテキトーな回答にさらに「???」。
実は自分もこの世代ではなく、当然こうした社会的ムーブメントに加担した実績もない。当時少年だった僕はお兄さんおネエさん方の特異な行動やスタイルをメディアで見て表面上うっすら記憶しているに過ぎないのだ。故にこうしてあらためて問われてみると的確に答えられる自信がない。
「ボヘミアン」≒「ヒッピー」という説は少々強引だろうが脱社会性のニュアンスはあながち遠くはないような気がする。とは言いつつも不正確な知識が気になり、ならば60年代に石を投げたような、その世代に直接聞いた方が早かろうと過日酒席で埒外?な諸先輩に話をふってみれば「ベトナム戦争」「三島由紀夫」から「カルチェラタン」「新宿騒乱」等々激動の時代の言葉が酒の勢いにまかせ流暢に飛び出す。都度馴染みのない単語やビミョーなニュアンスがつかめない言語については勢いづくオジサマたち(見た目は自分もいっしょだが)の会話を中断させつつ興味津々にていちいちチェック。時代を知る貴重な語り部より、失われつつあるフォークロアの蒐集をしている柳田國男の気分であった。
その後著名な民俗学者に負けじと30年以上時代を経た、かの地「新宿」のレクチャーというフィールドワークもきちんとこなして酔っぱらいは帰路につく。
*ちなみに「ヒッピー」とは「ベトナム戦争」を背景に愛と平和を提唱し脱社会的行動をとるアメリカの若者の間で生まれたムーブメント。Wikipediaによると日本ではフーテンと呼称された時期もあるらしい(イメージ的に寅さんとはだぶらないが…)。
*西口に通じる地下通路入口は最近まであった路地が過去の記憶を塗り込めるように封鎖され、ファッションブランドのロゴマークが「バリケード」に描かれていた。2002年に東京都知事により創設された大道芸人公認制度「ヘブンアーティスト」…大道芸に対してあまり寛容でない日本の事情には合いそうだが、お上の目をくぐってでも…とういアングラ的スピリッツも今は昔か…。
10930.jpg

薔薇の会

10618.jpg怪しい会ではない。6月、梅雨前あたりに毎年その花を愛でながら、亭主心尽くしの料理などいただきつつ大人の会話を楽しむ会である。昨年は若干ハードルが上がり句会という趣向となったが(逃げたわけではないが都合がつかず自分は不参加)今年はまたいつものお気楽モードに戻る。それでも参加者のギャラリーオーナー発端の「連歌」の話題でひとしきり盛り上がるあたり大人の社交場的性格は健在か。「俳句」は我流もいいところだが嫌いではない…が、「連歌」となるとこれまた未知なる世界。その名からも想像はつくように、一定のルールに従い数人で句を詠み継ぐらしいのだが、前者の意図を読み解き、その心をおもんぱかってさらに後者につなげる「縮み」の世界はまさに日本人らしいアソビの文化と言うところか。興味はあるがかなり気を使いそうなのでしばらくは知識としてとどめ置くことにしたい。
さて、ここ半月ばかりの連想ゲーム式マイブーム(空海→大唐→長安→漢詩…みたいな)から得たホヤホヤの知識で恐縮だが、中国で花といえば「牡丹」なのだそうな。確かに大陸の風景には、我が国で言うところの「花」…例えばソメイ村原産の小さな五弁のカサナリなどよりも大輪でふくよかな、かの花がしっくりときそうである。「縮み」も好きだが「膨らみ」も良い。俳句も詠みたいが漢詩も吟じてみたい。一度長安(西安)には行ってみたいものだ…などと桜でも牡丹でもない薔薇を愛でつつそんなことを思っている。