Jin Nakamura log

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チルチルミチル

もう良い頃合いかと、連休明けにしだれ桜の下の大鉢に水を張りヒメダカを20匹放流した。しかしここに来て満開だった花びらが連日大量にチルチル…。大鉢の水面をうす桃色に埋め尽くす花びらを来る日も来る日も2日間、僕はアミですくい続けている。ほっときゃいいのか…。春、皆の心を浮き立たせてくれた花びらたちは一体どこへ消えてゆくのだろう。以前「四季咲きのサクラ」という身もふたもない亜種は作れないものか…と考えてみたり、桜の花びらを喜々とかき集めている男子中坊を発見して?となったり、大量に舞う花ビラをみると妙なことを考える。チルチルミチル…チルカラミチル…ほらまた。

やねせんreport-2

10503.jpg相変わらず”猫の街” 。いくつかのナマネコ遭遇から1枚。ヤツ用のショーウインドーなのか、道行く人々に洗顔サービス…雨は降る気配なし。

一日中冷たい雨。軽井沢は濃霧。図書館から借りている「刻まれない明日」(三崎亜記)はやっと半分まで。相変わらず活字を追うスピードは遅い。後から読み始めた連れ合いは数日前にあっさり読破している。当方は読みが深いのサと言い訳しつつ…、散漫にいろいろと課題が多すぎるのかもしれない。夕方からNathan氏と英語レッスン。ちびっ子忍者村で足をねんざして絶好調じゃないらしいのでチョコレートパフェをシェアして食べた。ちなみに今日の課題は”Impressionism”。

遅々成花

ボンクラのO田氏、来訪。同業種関係・アートなどについて語り合う。彼は僕より二十才以上若いと思われるが(見た目はやんちゃ、年相応?)そのコミュニケーション能力・ディレクション能力はなかなか大したもので、ずいぶんと大人びた印象であると以前から一目置いている。 自分のその頃を振り返ればてんで大したことなく、相変わらず遅々と長い階段を上ってるが如き我が藝道ではあるが、それもまた自分らしいと今となればソコソコ落ちついたものであるから良しとする。さて、送れてきたのは花粉症。夏冬同居の春のせいか花粉も舞い処を失ったかと、いつになく調子良かったのだが…。庭のカタクリはそろそろおしまい、コブシは先日の遅霜で少し黄ばんでしまった。ここ山麓ではやっと桜が見頃です。

合宿

雪が降りました…と言ってちぢこまってもいられません。 これから長野入りし境内アート作品作りのための事前合宿に入ります。酒は程々に(参加メンバーがメンバーだけにチト不安)。というわけでしばしブログはお休み。来週早々には報告を兼ねながら再開予定。
*境内アート当日、僕の個人的作品は境内の剣道場(仁王門くぐって左側の建物)内に展示予定です。合宿で制作するインスタレーションコラボ作品は本堂前のどこかそこここに。では境内アートにお越しください。

入所式

10412.jpg劇団風の子国際児童演劇研究所の入所式にいってまいりました。3期前からココの美術講師(ワークショップみたいな感じですけど)をしています。全員が役者さんになるために来るわけではなく、いわゆる自分探し(あるいは自分無くし?)…等々さまざまな想いでココに集まってきます。今年も11人の個性的な面々がそろいました。どうなることやらお楽しみ。…にしても東京は寒かった〜。6℃くらい? 帰り軽井沢は0℃でしたけどね。

準備

境内企画作家の佐藤比南子氏、本日から小布施入り。同じく企画作家集団ボンクラさんらも明日からの現場制作の最終打ち合わせのため事務局のK氏、F氏、おぶせミュージアム学芸員M氏らとともに玄照寺集合。ここに来てハンパじゃない花冷えに戸惑いながらも準備が進む。新しい力も加わりながら今年は充実した展示企画が期待できそうだ。僕らも前々日、長野入りで合流予定。花は当日見頃か。幟旗もすでに現地小布施の実行委員会のみなさんのお陰で表参道を飾っている。皆様「境内アート」(4月17/18)へお越し下さい!
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七年一度

なんでも実際に見てみないとね…ということで今回は天下の奇祭「御柱」。3日間つづく諏訪大社下社山出しの最大の見せ場「木落し」の初日。早朝4時起きして上信越+長野道を2時間ほど走り諏訪入りし、最寄りの駐車場から徒歩2kmほどで木落坂へ。スキーのジャンプ台同程度の斜度を30mほど重量8〜10tほどのもみの木の大木を3日間計8本を落としていく。その一瞬を見極めようと数万人収容のサッカースタジアムを思わせるような観客が固唾をのんで見守る。だがただでは落とさない。特に初日1本目ということもあってか、大木が坂の先端数メートルせり出したところでロック風の音楽が大音響で鳴り響き大旗が振られる(マジでサッカースタジアムっぽい)。つづいて御柱ソングの演歌歌謡ショー。てな感じで盛り上げ、ためてためて、最後はやはりあの独特な木遣り。現場は一気に神聖な雰囲気に変わる。7年に1度、今や落ちんとする柱を後ろでささえる追い掛け綱を斧で立ち切れば、僅か10秒ほどで終わってしまうその神事を、地元衆はたっぷり楽しみたいようだ。写真は同行してもらった大井川カメラマンがpoliceの徹底した排除活動(観客の安全を確保するためなんですけどね)のアミを微妙に(足半歩程度ですけどね)くぐって必死に撮影したものです。
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PANTHER

10408.jpg軽井沢にて建築家のagata氏、彫刻家のgaku氏らと境内アート出展作品についての打ち合わせ。今回僕らは招待作家ではないので、自腹予算でなんとか構築せねばならず、とある業界の廃棄される広告バナーを素材として使用することした。今回は招待作家のファイバーワークの佐藤比南子氏とボンクラの皆さんは1週間前くらいから事前に玄照寺にて制作を開始している。僕らも負けじと2日前に現地入りして制作合宿ということになった。当日も楽しみだが、制作過程を見学したい諸氏には事前に境内に足を運んでみるのも一興かもしれない。写真は打ち合わせ当日agata氏が軽井沢駅に乗り付けた愛車のイギリス車シルバーパンサー -リマ。目立つことこの上無し!

遺跡の街

今回ほぼ20年ぶりくらいに訪れてみて気がついたが、マジで奈良は遺跡の街。世界遺産として登録されている古都奈良の文化財に含まれる薬師寺東塔・唐招提寺金堂・正倉院…等はまさに平城京の時代の現存する木造建築群。同じ古都でも、かたや人気では大きく水をあけている格好の京都は実際平安京時代の木造建築は一つも現存していない。もっと言えば京都は千年以上絶えず新しくあり続けたアミューズメントパークみたいな不思議な街ってことなんだろう。一方奈良は平安遷都以後完全に打ち捨てられたことが幸いし、都市としては荒廃したがお陰で遺跡がそのまま残ったというわけ。しばらく京都フリークは返上し、今後は遺跡の街「奈良」をせめてみよう。何より見るべき仏像が豊富だし。写真は中坊のころから大好きな四天王像を安置する東大寺戒壇堂+広目天(筆と巻物を持ってる人)さんからインスパイアされて制作したポスター。
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