Jin Nakamura log

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Kyoto report 2

teien.jpg庭、京都。仏、奈良と言い伝えられて(個人的に)おります通り、やはりちがいますね、都の庭は。私のように野趣溢れ過ぎでしょっていう活火山山麓に暮らしていますと、落葉なんかもう風情を通り越して日々格闘です。写真のように、こうして惜しまず手を入れて掃き清められ、苔に木立の影が映り込む姿などどうですか。ずいぶんジジくさい話ですが思春期の頃からいずれ叶うものならこのような庭園に囲まれた庵に住まうことを望みとしておりましたが、都にはそれを実現した方がいらしたんですね。かの銀幕のスター(言い方が古いナー)大河内伝次郎。丹下左膳のアタリ役のひとです。”寺・仏像”というキーワードから外れてたんで今までまったくひっかからなかったんですが、嵯峨野の竹林をさまよい続けて疲れたという理由ひとつで、抹茶サービス付の拝観料1,000円に躊躇と魅惑(とにかく座れるという)が綯い交ぜになって入山を決意した次第。桂川が名勝嵐山渡月橋にかかろうとする直前あたりの北側。小倉山の東端をそのまま山荘とし30年かけて広大な回遊式庭園したてたもの。今回のマジオススメ大河内山荘

Kyoto report 1

標高千五百米あたり、深紅のモミジまっさかりの、彫刻家ニノミヤ山荘での野焼きからすでに時は過ぎに過ぎて、ほぼ一ヶ月弱ほど紅葉前線を南下し、京都西陣での二人展開催の今日までなんと余裕のなかったことか。朝から晩まで三次曲面に面相筆を走らせていると、一日の終わりには何かまったく異なる非生産的な行動に無性に走りたくなり、普段はほとんど興味のないTVゲームに毎晩手を出す始末(といってもせいぜい麻雀ゲームなんだけど…)。
そんなこんなで迎えた紅葉トップシーズンの古都は、NKHの紅葉強化月間特集?と三連休の効果も相まって、町中初詣状態。確かに抜群の見頃ではあったが、ジモティのおっさんは「お祭りでもこんなにひどくない…」と、昼間でも首都圏のラッシュアワーを越えそうな自動券売機の長蛇の列でぼやく。ちなみに地下鉄の出町柳駅の券売機は一時「札止め」になったそうだ。フダドメですよ。切符がなくなっちゃったんだから。
ま、というわけで京都レポート最初のphotoは二寧坂から三年坂に入る直前、高台寺方面を振り返るの図。待つの大嫌いな筆者は当然その後はじき返されて、清水の舞台の一本の柱も拝むことなく、フラフラになりながら八坂の塔方面に下るのでした。

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