順序
- By jin
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- On 14 12月 | '2010
村上春樹・著「羊をめぐる冒険」を下巻から読んでみた。理由はある。以前上下巻で買っておいたのだが、そのまま読まずにほっといたら上巻が見当たらなくなってしまったからだ。結論から言うとそれはそれで楽しめる。物語りなどというもは恋愛モノにせよ冒険モノにせよツマルところ大概は唐突に始まるものだから、いきなり飛行機が千歳空港に降り立つシーンから始まったとしても、そういうオープニングだと思えば問題はない。たまになんの説明もない登場人物(動物)の名前がでてくることを除けば読書時間も半分になって結構なことだ。…といっても「いわし」という名の猫のことが気になって結局乱雑な本棚を再捜索し、なんとか上巻を見つけ出して現在、周知の結末のウラ付け作業中。多分僕は推理小説だって犯人を聞いてからでも楽しく読めるような気がする。そういえばたまに巻末の解説から読んでみたりもする。