無音
- By jin
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- On 21 12月 | '2013
冬。部屋の中にいて外の音が消えていると、あ…雪が降っているのだな…とわかります。雪は視覚的にも目前の一切の煩雑をチャラにするよう(実際にはそんなことにはならないのだが)に白く美しく覆い隠してしまうのだけれど、同じ効果は音にもあって、不思議と雑音が途絶えるのです。でもなんとはなしに“雪の音”…積もる音なのか、雪同士が空中で擦れ合う音なのか…だけは聞こえる。それは全く音のない状態よりもはるかに静寂を感じるのです。何れにしても外界のナニカから隔絶された状態になって、僕はこの感じがとっても好きです。
情報はただただ空から白いものが静かに折り重なるようにやってくる…ということだけ。
そして朝目覚めると少し世界が変わっているのです。