仲冬の句会
- By jin
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- On 1 2月 | '2013
「冬月にもぐる鉄路の光あり」
「暖鳥放つか否かは伽次第」
「あやかしの小僧じじいや冬の暮」
以上My拙句。以下仁選+カンソー的なモノ
「去る猫の尾に陽の残り漱石忌」
ネコモノはねぇ…、絵になっちゃいますからねぇ…ずるいですよ。漱石忌はやっぱり「我輩…」に引っ掛けてですか?構成といい、着眼点といい、言葉の選び方といい、なんか出来過ぎな感じで、やっぱ選ぶのやめよっかなってふと…思いつつ選んじゃいました(笑)。
「福引きの勝者は慣れぬガッツポーズ」
ちいさくガッツポーズ…ですかね。五木ひろしみたい?なんか妙にひかれちゃいました、この句。なんだろ主人公の絶妙な小市民的雰囲気のせいかしら。
「採血の白衣うっすら冬茜」
なんか萌えますね〜。最後は「冬茜」って季語が強引に入ってる感じしちゃった。もう「あかね色」でいいじゃん、季語なんてどうでもいいじゃんてさ。「血」と「白衣」と「うすもも色(すでに茜でさえなく)」でもう別な妄想へ! ごめんなさい!!!!
「初詣貫主の頭拝みけり」
拝んじゃったのやっぱりあのツルっとした後頭部あたりですか?これもかってにビジュアル興味先攻だぁ〜。こういうのによわいのかな…。
「去年越えて汽笛海界(うなさか)あたりから」
昭和演歌っぽくて好き。こぶしまわして唄いたくなっちゃう。普通に言ったら「海界(うなさか)あたりから汽笛が…」でしょ。やっぱ演歌は倒置法ですよ(演歌じゃねーし)。