落葉
- By jin
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- On 19 11月 | '2012
数日前の我が家の風景。手前が山グリ、奥がクヌギとかいわゆるドングリ系の雑木林。今は連日葉を雨のように降らせて地面は紅葉したはっぱでふっかふか。雪や落ち葉って普段見慣れた景色をほんの一瞬だけどまったく別な風景にしてくれてオモロイね。広葉樹は過酷な季節を生き延びる戦略として凍結や乾燥に弱い葉を自分で落として休眠するわけだけど、この自分の意思で落とすってとこがすごいな。実際落葉の季節以前に切り倒した広葉樹の葉は冬になっても枝についたままです。そこにはもう意思がないのでなにもおこりません。唯モノがそこにあるだけ。もちろんただのモノであっても、今度は周りの環境の意思を受けて風化したり分解したりはしていくけど。一方、生きてる樹木の落とす葉は次に来る成長期まで生き延びようとする意思表示ということになりますね。そう考えると紅葉ってなんとなく死にゆくものの最後の風情のような気もしてたけどなかなかどうしてそのしたたかな執着心やよし…というところでしょうか。
そうはいってもこれは温帯から亜寒帯地域の話で熱帯雨林なんかはどうなんかね、Noストレスで節操もなく変化もなく寿命が尽きるその時までそのまんま? それはそれで、なんかのほほ〜んとしててイイなーとも思わないではないが。