Jin Nakamura log

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健康診断

毎年受けている健康診断で事前に書き込む問診票で気づくことあり。やけにメンタル関連の質問が多くなってやしないか。「仕事でストレスはありますか?」から始まり、ついには「生き甲斐はありますか?」まで…。もちろん“病は気から”。最近は心療内科に通う人も急増中であるわけだから、さもありなん。でもさ、いつしか指導してくれる保健婦のおネエさまがたはすでに皆自分より年下となり、こんなとことで「最近アイディアがでなくてサー、行き詰まってんのヨ制作…」なんてヤクザな職業のオッサンの人生相談聞かされたって困るっしょ。なので僕は彼女らの仕事のストレス軽減に寄与すべく、メンタル的にはノープロブレムなウソの回答を重ねておきました。おかげで早く終わってよかったよかった。

ホテイアオイ

ヒメダカのいる庭の大鉢に繁茂してるこの水草。標高の高い我が家では一夏に数株咲くか否か…という例年なのだが、今年は9月も後半に差し掛かろうというこの時期になってもなお、日々花を咲かせ続けている。熱帯原産種の季節外れの盛りは、その可憐さよりも、深刻なglobal warmingを連想させて少々憂鬱。
そういえば8月末の東京での個展の折、各地でゲリラ雨が出現し、会期中ずっとお世話になっていた目黒の彫刻家宅では、一晩中移動しない空爆のような雷の夜を初めて体験した。まったくどうなっているのやら…。

ゆこもり

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温泉に入りにいった訳ではない。が、向ったのは信州松本の奥座敷、千年の歴史を持つという浅間温泉…の更に奥。以前から一度伺いたかった手仕事扱い処「ゆこもり」。自分の個展にも何度か足を運んでもらっていたのにもかかわらず、ご挨拶ができていなかったのと、現在開催中の「栢野紀文展」に興味津々のため三才山を越えたというわけ。
温泉宿ではなかったそうだが、縁あって古くから書家文人が逗留したという、美ヶ原から続く傾斜地に建つ旧家はその風情もひとしお。土日だけの営業とのことだがオーナーのT氏が納得のいく企画を丁寧にあたためていく姿勢は好感が持てる。作家の茶碗にてT氏自らの手による抹茶をいただく。野郎畳の上で楽しげな器を眺めながら耳を澄ませば山からの水音。清水の街松本の水はこのあたりから運ばれているのだろうか…。

test

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08,8/19-30ギャラリーオカベ(東京・銀座)個展風景