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世界遺産の旅-奈良編

広島からの帰り、うっかり(ちゃんと考えればわかってたことだが)連休最終日と重なり、山陽新幹線が尋常でない混み具合だったので…とかいろいろ理由をつけて、ぶらり途中下車の旅「京都」。とはいいつつも今回は九条より上、雅な世界に足を踏み入れる気は毛頭なし…なんだが、そうは言っても京都の夜。はんなりと贅沢をしてる時間も予算もない中、一応これくらいはおさえておくか…ということで九条の「新福菜館本店」へ。相変わらずの混み具合だったが、外人と日本人のカップルと相席で思ったより早く注文完了。ステレオタイプな京都風なお店に迷い込むくらいなら、駅からも近いしオススメ。で、翌日。近鉄奈良線(限られた時間だったので特急券500円+で35分)にて更なる古都へ…これが途中下車の真の目的。平城宮跡のど真ん中を突っ切って遺跡の街へ。写真は車窓から見える復元された大極殿。反対の車窓からは同じく朱雀門が見える。
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世界遺産「宮島」の次は広島市に戻り、こちらも実はまだ訪れたことがなかった広島平和記念公園へ。まずは広島平和記念資料館へ立ち寄る。入館料は大人50円也。入館者の2〜3割以上が外国人であったと思う。一般人の記帳とともにローマ法王ヨハネ・パウロ二世ら世界中の著名人の平和への願いの署名が閲覧できる。広島は美しい街だった。被爆後数十年は草木も生えないと言われた街とはイメージが結びつかないほどに。折しも2020年オリンピック招致活動が街頭で盛んに行われていた。確かに東京で開催するよりもはるかに意味があるのかもしれない。その後、本川と元安川にはさまれた平和公園のある中州から対岸に渡り、教科書やメディアで何度も見た「負の世界遺産」と呼ばれる、かの原爆ドームへ。
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軽井沢裏コース

10:00am軽井沢駅浅間口にてkpd_M氏、びわ氏らと待ち合わせ。 まだ詳細は伝えられる段階ではないが、いずれ何らかのメディアで公開できると思う映像プロジェクト「すたてく」等の撮影・ロケハンのため。とりあえず軽井沢裏コースツアコンを引き受け、最初に真夏なら尋常でない人混みでまず通り抜け能わぬであろう旧軽銀座を難なく抜け、旧碓氷峠見晴らし台を目指す。上信國境石碑の中央に鎮座するパワースポット熊野皇大神社へ。夏は周辺参道脇の団子屋も結構賑わいを見せるのだが、この時期皆門を閉ざしあたり閑散とした様子。人気のない境内のそここにサッカー日本代表の八咫烏のエンブレムを配したポスターが目につき、社務所にはかの烏文字(熊野牛王符)のお札が…。そういえば熊野神社と八咫烏との縁、聞いたことあるような。その後大好きな、うなぎいぬみたいな狛犬のアタマをなでたあと、プリンス通りを南下しレイクニュータウンから油井の道へ通じるまさに軽井沢裏街道へ。このあたりまで入り込む観光客は少ないのだが、イイトコあるので、またいずれ。夕方は4/17・18に迫る境内アートの直前打ち合わせのため小布施へ。こちらも改めてよろしくです。

JR西日本世界遺産の旅

尾道よりJR山陽本線にて宮島まで各駅停車で1時間ほどで、安芸の宮島・朱丹の大鳥居へ。現在のものは平安時代から数えて8代目で明治8年に完成したものだそうだ。 もちろん世界遺産に登録されており、あまりに有名だが、まだ本物はみたことがなかった。基礎がなく自重で立っているその足元のフジツボらしきものをなでてみたりして(ちょうど夕方の干潮時だった)まさに物見遊山気分。「常世の長鳴鳥」の依り代ともいわれる鳥居。例によって異邦人感覚で眺めるとかなり特異なモニュメント。以前からいつかライフワークで鳥居を記録していこうとは思っていたのだがまだ実現していない。平安神宮の朱塗りの大鳥居のような巨大物件から道路脇にさりげなくたたずんでいる小さなモノまで、神聖な異空間への入口はどこかひかれるものがある。
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HEUREUX

以前紹介した軽井沢ショッピングプラザイースト内フレンチレストラン「HEUREUX」にて食とアートのコラボ企画”ART RESTAURANT 2010″が正式に開催中。5月いっぱいまで、まずは私の版画展から。今回はお店の中心にあるワインラックの中に軸装で。フレンチと和装の響宴?ということでしょうか。他に銅版画の小品なども併せ10点ほどの展示となります。6月以後作家につきましてはただいま交渉検討中。お楽しみに。
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Gaudi House

だれが呼んだかガウディハウス。日本の木造住宅建築の技がひとつのピークを迎えた時期(昭和8年)にひとりの大工さんが3年がかりで建て上げた坂の上の住宅だそうだ。以前TVで見たことはあったが本物に出合ったのは初めて。そもそもこの物件を制作するにあたって図面は引けただろうか。急峻な立地、平面的にもおよそ直角な部分を探すのが難しそうなこの場所では、まさに現場合わせのライブ感がむき出しの和風住宅。作りたかったんだからしょうがないでしょ、作っちゃったんだからカンベンしてよ…といった趣き。 尾道に行ったなら是非立ち寄りたい物件。というわけで尾道レポートはこの辺で。次回は世界遺産レポート…かも。
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路地

尾道は路地の街。それも平坦な小道だけではなく、海岸にせまった山側の地区の中も縦横にめぐっていて路地マニアはたまらないと思う。意味もなくたどっていけば古い三重の塔の裏手だったり、電車道の高架下だったり、薄暗く狭い筋の向こうに眩しい内海を船が横切っていくのが見えたり…。ただ山手はさすがに高齢者には住むには大変らしく空き家が多くなっているのが現状らしい。そんなか展開されているのが「尾道空き家再生プロジェクト」。長野市でも「門前暮らしのすすめ」で頑張ってる人たちもいるのですが、歴史を重ねた街の共通の課題なのでしょうかね。
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西の猫町

尾道は猫の街…のはずだったんだが。結局ナマネコに会えたのは招き猫美術館の小梅ちゃんのみ。それでも路地の塀に近所の猫の写真が貼ってあったりするあたり、東の猫町−谷中と雰囲気が重なる。寺町のブロック塀に、主な出没場所に写真入りで制作された「谷中野良猫マップ」を発見したときは、 猫好きもここまで高じるものかと感心したものだ。いずれにしても猫の似合う街はいい。
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Ropeway

尾道は坂の街。坂の行き着く先は海。海岸から一気にせり上がる山にかかるRopeway。たとえば北アルプス山麓などには標高差数百米を一気に駆け上がるようなゴンドラがあって、山頂で雄大な連山を見渡すことができたりするのだが、ここ尾道のそれはなんとも遊園地のアトラクション感覚でたまらない。昔、自分が住んでいた長野市の高台にもRopewayがあって、今おもえば何でそんなところにと思うほどつまらなそうな場所を索道は結んでいたのだが、そこは昭和。当時の地方都市を代表するような一大観光拠点といった勢いであったような気がする。40年ほど前に姿を消してしまったそんな光景がココ尾道にはちゃんと残っていてなんだか懐かしくもあるのだが、山育ちのせいか、坂の先が海ってのがなんだか落ち着かず…よい。ちなみに左上の写真の空、前夜の黄砂の影響なり。
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境内アート選抜展

境内アート事務局よりメールあり、今年は昨年を上回る130ブース以上の応募とのこと。遠方よりご参加いただく作家さんもあり、毎年有り難いとです。昨年より始めた当日投票(希望する全ての来場者・参加作家・実行委委員会による)による境内アート選抜展。おぶせミュージアム・木造館にて本年も境内アート終了後、開催することが決まっておりますので、皆様ふるってご参加を。
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