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そいや先日から始まってます「猫のマッチラベル展」参加中。友人の燐票家・加藤豊氏の貴重なコレクションも同時展示。【ギャラリー猫町・東京谷中】2013年1月10日(木)〜1月20日(日)

僕はマッチラベルデザインは大好きなんだが、マッチそのものは実はあまり好きじゃない。あのイオウの匂いが苦手なのだ。マッチを擦りおわったあとのイオウの匂いが好き…という人もいますね、人それぞれです(温泉はゆるせるんだけどね〜)。多分化学薬品系の匂いは総じてニガテなんだと思う。最近気がついてきたんだが、視覚的なことよりも嗅覚の方が敏感かもしれない。具体的なモノの匂いというよりも雰囲気とかの匂いかな…イイ感じとか、なんかちょっとヘンとか急に感じることあり。ただ空気の匂いは感じても場の雰囲気は読まないことにしているけれど。

oazo 4F

1日から始まった「LABEL match ART」展示風景。初日、二日目と都内また遠方から足を運んでいただきました皆さんありがとうございました。明日はアーティストワークショップ「美場テラソ」(小布施町)のため一旦長野へ。5日〜最終日7日までまた上京します。概ね昼からの在廊となります。不在の場合はご存知の方はケータイへ。

マッチラベル蒐集家・加藤豊とアーティスト・なかむらじんのマッチ・コラボレーション。明治という近代に突如出現した痛快無比な商標マッチラベルデザインの数々。その独特の意匠・キャラクター、 和洋文字、 装飾の絶妙さは現代のブランディングをかるく凌ぐ !?
てなコピーで始まるコラボ展。かなりチカラ入ってます。今回相方の加藤氏も経験豊かなグラフィックデザイナーなんですが、お前がやれ…ということでDMデザインはナカムラが担当。6/1〜7 丸善丸の内本店4FギャラリーA(東京駅出てすぐのオアゾです)。かなり濃い〜ィ世界だと思いますが新作リトグラフ10点まずは思いっきりやりきりたいと思います。お出かけくださいね。

LABEL match ART

オニが泣こうが笑おうが、気がつけば来年の展覧会予定は結構タイトになりつつある。詳細は仕事納めあたりまでに「information」ページにてログ扱いで公開予定。それぞれ楽しみな展覧会めじろ押しなのだが、中でも昨年あたりから少しづつ時間をかけて調整準備を続けている企画が「LABEL match ART」。6/1〜6/7 丸善・丸の内オアゾ店4Fギャラリーでの開催が正式決定した。NHKの「視点論点」や「徹子の部屋」にも取り上げられ出演もされているマッチラベル蒐集家・グラフィックデザイナーの加藤豊氏とのコラボ展。最近はすっかり出番の少なくなった(ほぼナイかも…)「燐寸」=「マッチ」。いうなればそのパッケージデザイン「古燐票」の魅力にグっとせまって、なおかつ僕がART化してしまおう(すでにやってはいるのですが)という企画。マッチラベルの魅力とその詳細については僕があらためて語るまでもなく加藤氏のリンクサイトをご覧いただければよいのだが、僕自身はあのパッケージ5×3cmの小宇宙に“原寸勝負”した職人(浮世絵師の系譜と言われている)たちの感性と技術に深く感動する。PCにせよコピー機にせよ拡大・縮小が当たり前の環境の僕らにはあの執着心はまねのできない領域となるが、ま、ソレハソレ。良いモノはよいので感性の部分だけでもどっぷりとハマらせていただく所存である。

余談だが僕の生まれた街の山奥にはその昔燐寸の原料にも使用されていた硫黄の鉱山があって、こどもの頃最寄りの鉄道駅にはいつも黄色い採掘物を満載した貨車が何両も繋がれていたのを覚えている。ホントのことをいうと僕は硫黄だけに限らないがこうした化学薬品系のニオイが少々ニガテだ。科学はすきだが化学はイマイチ。でも硫黄泉などの温泉は好き。マッチもラベルにはゾッコンだが摩って発火する時のニオイもこれまたニガテ(このニオイが好き!という人もいる)。結局けっこうワガママだ。