丸いズッキーニ
- By jin
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- On 12 7月 | '2013
隣町に住む友人の女性アーティスト談。「地元のスーパーの見切り品コーナーにちょいちょい黄色の丸いズッキーニが並ぶの、長野の人って保守的ネー」
最近はそれほど珍しくもなくなったあのスカスカのキュウリみたいなズッキーニ、やっと見慣れた瓜科の野菜との見分けもつき、料理法もいくつか覚えたかと思ったら今度はアレが黄色でしかも丸くなってしまったというわけで、奥樣方もなかなか手が出ず売れ残り状態が続いている…ということらしい。要するに“見たこともないモノに弱い”という意味で保守的なんだそうだ。二人ともなまじアートとやらにかかわる作家なもんだから僕もついつい「ボクらはさ見たこともないもの作んなきゃいけないもんね、やっぱアーティストは丸いズッキーニだよねぇ…」みたいな飛躍した相づちなどを調子よく打ちながら、未知なるまんまる野菜を想像してみたが結局よくわかんなっかた。今度スーパーで確かめてみたい。そして見切り品売り場にでていたら安く買ってこようと思う。
ちなみに彼女は「ラファエロ展」にてイタリア原種のズッキーニの種を購入してきたとか(そんなもんがミュージアムショップで売られてるんだ)。実がなって若いうちはズッキーニとして食べられ更に熟すとカボチャになる…みたいなこと言ってた。ある意味ハイブリッドな野菜ではないか。ま、もともとカボチャ属らしいのであたりまえっちゃあたりまえのことかもだが、かといって本来のカボチャを若いうちに穫ってもズッキーニの味はしなそうなのでちょっと不公平かもとカボチャの肩をもつ…。